第3回
第4ステージ
第1回のキャンペーン攻略の概説で記述した様に第4ステージ(クルスク南翼)は「何人ベテランがいるか?」で大きく話が変わる。
多数のベテランを抱えたプレイヤーは史実戦ショートと同じ様にサクサク進めれば良いのだからあえて私が口出しをするまでもあるまい。
よって少数しかベテランが存在しない時を前提に話を進めよう。
この場合、ベテラン候補のベテラン昇格が命題となる。
どうやってベテラン候補にスコアを挙げさせるか?
ナースホルンに乗せるしかあるまい。
だがナースホルンは装甲がペナペナだ。
林に隠れて伏撃し1発撃ったら林の中へ待避、次のターンに警戒移動で林の外縁に移動して再び射撃するといった行動を繰り返すのがよかろう。
だがそううまく「敵がナースホルンの待ち構える林の方にやって来る」だろうか?
ここで囮としてパンターDが登場するのだ。
パンターDの前面は砲塔前面が110ミリ45度(実質防御力159)、車体前面が80ミリ35度(実質防御力124)でT34DやKV1Cの装備する76ミリ30口径砲(400メートル未満でも貫徹力100ミリ)に対して圧倒的耐久力を誇る。
ただし側面及び後面の装甲は薄い。
よってソ連軍正面に進出したパンターDは常にソ連軍に正面を向けながらナースホルンの待つ林へソ連軍戦車をじりじりと誘因していかなければならない。
なおこの時、「後退」ではなく「全速移動のコンビネーション」で正面を向けながら移動した方が効率的である。
ただし気をつけねばならないのはSU152の存在だ。
「猛獣殺し」と異名をとるこいつの砲は2000メートル近い遠距離でも充分に脅威となりうる。
もしもこいつが現れたなら真っ先に叩くか射程外に逃げた方が良いであろう。
第5ステージ
このステージ(コルスン)は第2ステージに続く「ラッキーステージ」である。
ぜひともベテランを増やし信頼度もアップしてほしい。
なにしろベテラン車両がパンターAでこれとは別にティーガー1が4両も付くんだからこいつは豪勢だ。
当然の事ながらベテランはSdkfz251に乗せパンターAに交換させる。
ベテラン候補は勿論ティーガー1だ。
用兵上気をつけなきゃならないのはパンターAを先行させ過ぎ「獲物を狩り取りすぎてしまう」と後から来たティーガー1の獲物がなくなり「ベテランに昇格するチャンス」を失ってしまうと言う事だ。
だがティーガー1だけじゃ手に余る事もある。
なにしろ「スコアを稼いでベテランに昇格させるのが目的」なのに逆にやられちまっちゃ元も子もないからね。
そこで「適度な彼我戦力比のバランス感覚」が要求される。
なお「前面は堅いが側面は弱く機動力のあるパンターA」は側面を見せない様に横から大きく回り込むのが良いであろう。
あと「たいして役に立ちそうもない車両」は無理に前進させず最後までどこかに隠しておいた方がいいかも知れない。
史実戦ショートならいざ知らずキャンペーンじゃ人材の育成と温存が大きな影響を及ぼすのだ。
第6ステージ
このステージ(ハンガリー防衛戦)では「固定砲塔の自走砲/駆逐戦車を使用して回転砲塔の戦車と如何に戦うか」が問われる。
まず編成であるが「当初、ベテランをSdkfz251に乗せヤークトパンターに交換する」と言うのはセオリー通りだ。
だがベテラン候補となると「貫徹力は絶大だが装甲はペナペナのナースホルン」に乗せ伏撃に徹するか「バランスの取れた4号駆逐戦車V」に乗せ正面から渡り合うか意見が分かれる所だろう。
まあプレイヤーの性格次第なのであるが4号駆逐戦車VだとT34/85相手には充分戦えてもJS2相手じゃちと荷が重くなる。
反面、ナースホルンは「ネガティブに逃げながら戦わなきゃならないから林や木造建築からでれない」と言う欠点をしており遊兵化しやすい。
よってこのステージには「どの車両をどの地形でどの様に使うか」と言う事を念頭に置いて臨みものだ。
第7ステージ以降
もうここまで進んできたプレイヤーには助言なんて不要だよね?
よってあとは「各自、自己流」と言う事で攻略法の解説はこれにてオシマイ。