ローザ
ローザ・マルクスの問題点は感情が激しやすい事に起因すると思われます。
遅刻の常態化や粗暴な振るまい、品位をわきまえない言動など社会生活にそぐわない行為は目に余りますが主要科目の成績については平均点をやや下回る程度です。
とはいえ教室内でバクチクを破裂させたりクラスメートの髪をバリカンで刈り上げるなど問題行為は日々、エスカレートし、もはや看過できる状況にありません。

なにゆえ彼女が情緒不安定な状態に陥るのか、さだかではありませんが既に反省室への入室6回、停学処分2回を経て改善の兆候が見られない以上、卒業させる事はできず留年とするのが妥当と考えます。
(トリエル市立高等女学校教務主任マルグリット・ラーベ)


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