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セイロン島沖夜戦(1942.4.9 夜半) |
「もし南雲忠一提督指揮下の空母機動部隊がインド洋作戦中、ソマービル提督指揮下の英東洋艦隊と夜戦を繰り広げていたら?」と言う仮想戦を想定する。
なお英東洋艦隊の編成については資料により多少誤差が見られる。
当時、英東洋艦隊(ソマービル大将指揮)は高速部隊(直率)と低速部隊(ウィリス中将)の2部隊に分けられており初期段階では高速部隊が空母2隻、戦艦1隻、重巡2隻、軽巡2隻、駆逐艦6隻、低速部隊が空母1隻、戦艦4隻、軽巡3隻、駆逐艦8隻であった。
だがその後、日本海軍空母搭載機の空襲によって低速部隊の空母ハーミス、駆逐艦バンパイア、高速部隊の重巡コンウォール、ドーセッシャー等が次々と沈没、駆逐艦ノルマンが低速部隊から高速部隊へ所属変更されたり高速部隊の駆逐艦フォックスハウンドが抽出されたりしたので後期段階では低速部隊が戦艦4隻、軽巡3隻、駆逐艦5隻、高速部隊が空母2隻、戦艦1隻、軽巡2隻、駆逐艦6隻となっていた。
日本軍兵力は空母5隻、戦艦4隻、重巡2隻、軽巡1隻、駆逐艦11隻である。
よって両軍の会敵可能兵力は以下となる。
日本軍史実兵力 |
第1航空戦隊(南雲)
第2航空戦隊(山口)
第5航空戦隊(原)
第3戦隊(三川)
第8戦隊(阿部)
第1水雷戦隊(大森)
第17駆逐隊
第18駆逐隊 |
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赤城
蒼龍、飛龍
翔鶴、瑞鶴
金剛、榛名、比叡、霧島
利根、筑摩
阿武隈、萩風、舞風、秋雲
谷風、浦風、磯風、浜風
不知火、陽炎、霞、霰 |
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連合軍史実兵力 |
低速部隊(ウィリス中将) |
戦艦
巡洋艦
駆逐艦 |
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R・ソベリン、レベンジ、ラミリーズ、レゾリューション
ホバート、ダナエ、ドラゴン
グリフィン、デコイ、フォーチューン、アロウ、スカウト |
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高速部隊(ソマービル大将 |
戦艦
空母
巡洋艦
駆逐艦 |
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ウォースパイト
インドミタブル、フォーミタブル
エメラルド、エンタープライズ
ネピア、ネスター、ノルマン、パラディン、パンサー、ホットスパー |
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だが上記兵力のうち両軍とも空母は夜戦に投入しないであろう。
そこで日本海軍部隊は空母5隻に軽巡1隻、駆逐艦3隻を随伴させ後方へ避退させたと想定する。
次に英海軍部隊は空母2隻にE型軽巡2隻(エメラルド、エンタープライズ)、O型駆逐艦2隻(パラディン、パンサー)、A型駆逐艦1(ホットスパー)を随伴させ避退させたと仮定する。
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日本軍ゲーム上兵力 |
第1戦隊
第2戦隊
第2駆逐隊
第6駆逐隊 |
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金剛型3隻(旗艦含)、比叡型1隻
利根型2隻(旗艦含)
陽炎型2隻(旗艦含)、朝潮型2隻
陽炎型4隻(旗艦含)
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連合軍ゲーム上兵力 |
62任務部隊
63任務部隊
67任務部隊
1駆逐部隊 |
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R型戦艦4隻(旗艦含)
パース型1隻(旗艦)、D型軽巡2隻、S型駆逐艦1隻
Q・エリザベス型1隻(旗艦)、J型駆逐艦3隻
A型駆逐艦4隻(旗艦含) |
なお英海軍部隊が高速部隊の全兵力で後方へ避退したと想定する場合は第67任務部隊を使用しない。
1式弾、第67任務部隊の使用は任意とする。 |
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サンゴ海海戦(1942.5.8 夜半) |
空母機動部隊による史上初の対決であったサンゴ海海戦は互いにその艦影を見ぬまま日本軍の戦術的勝利、連合軍の戦略的勝利によって幕を閉じた。
だがもしも日本海軍がポートモレスビー攻略を諦めず進撃を続けていた場合、両軍の水上艦部隊によって大規模な夜戦が発生していた事が予想される。
はたして当時、両軍は夜戦にどれだけの兵力を投入できたのであろうか?
日中の航空戦時、日本軍空母機動部隊に所属していた主要戦闘艦のうち第7駆逐隊(曙、潮)は空母部隊を直衛して後方へ避退し不参加であったと考えるならば第5戦隊司令官高木武雄提督が指揮しうる日本軍兵力は巡洋艦4隻(第5戦隊の妙高、羽黒及び第6戦隊から派遣された加古、古鷹)と駆逐艦4隻(第27駆逐隊の有明、夕暮、白露、時雨)になる。
一方、第17任務部隊指揮官フレッチャー提督が指揮しうる米軍兵力は空母部隊の直衛として駆逐艦2隻(モーリス、フェルプス)が後方へ避退し不参加であったと仮定した場合、巡洋艦5隻(ミネアポリス、ニューオーリンズ、アストリア、チェスター、ポートランド)、駆逐艦6隻(アンダーソン、ハンマン、ラッセル、デューイ、エールウィン、モナハン)であった。
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日本軍ゲーム上兵力 |
第1戦隊
第2駆逐隊 |
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妙高型2隻(旗艦含)、古鷹型2隻
白露型2隻(旗艦含)、初春型2隻 |
連合軍ゲーム上兵力 |
62任務部隊
63任務部隊
1駆逐部隊 |
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アストリア型3隻(旗艦含)、ポートランド型1隻
ノーザンプトン型1隻(旗艦)、シムス型3隻
ファラガット型3隻(旗艦含) |
1式弾の使用は任意とする。 |
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ミッドウェー島沖夜戦(1942.6.5 夜半) |
太平洋戦争の一大転換点となったミッドウェー海戦は日本海軍の大敗によってその幕を閉じた。
この戦いで日本海軍は主力空母4隻を失いミッドウェー島攻略作戦を放棄したのであるが当時、水上部隊の夜戦によって作戦を継続するプランも存在した。
もしも日本海軍がこのプランを採択した場合、両軍水上艦部隊によって大規模な夜戦が発生していた事が予想される。
はたして当時、両軍は夜戦にどれだけの兵力を投入できたのであろうか?
日中の航空戦時、日本軍空母機動部隊に所属していた主要戦闘艦のうち第4駆逐隊の駆逐艦4隻(萩風、舞風、野分、嵐)は燃え上がる空母赤城、第10駆逐隊のうちの駆逐艦2隻(夕雲、風雲)は同じく損傷した空母飛龍を護衛しており夜戦には投入できなかった。
よって第1航空艦隊司令長官南雲忠一提督が指揮しうる日本軍兵力は戦艦榛名、霧島及び巡洋艦利根、筑摩、長良、駆逐艦谷風、浦風、浜風、磯風、秋雲、巻雲の11隻であった。
一方、第17任務部隊指揮官フレッチャー提督が指揮しうる米軍兵力は空母部隊の直衛として駆逐艦3隻(ハンマン、カニンガム、グウィン)を分派したと仮定した場合、巡洋艦8隻(アストリア、ポートランド、ニューオーリンズ、ミネアポリス、ビンセンス、ノーザンプトン、ペンサコラ、アトランタ)、駆逐艦12隻になる。
隻数では米軍が圧倒的に優勢だが火力的には戦艦2隻をもつ日本軍が有利である。
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日本軍ゲーム上兵力 |
第1戦隊
第2戦隊
第2駆逐隊 |
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利根型2隻(旗艦含)、金剛型2隻
長良型1隻(旗艦)、陽炎型1隻、夕雲型1隻
陽炎型4隻(旗艦含) |
連合軍兵力 |
62任務部隊
63任務部隊
1駆逐部隊
4駆逐部隊
5駆逐部隊 |
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アストリア型2隻(旗艦含)、ノーザンプトン型1隻、ペンサコラ型1隻
アストリア型2隻(旗艦含)、ポートランド型1隻、アトランタ型1隻
シムス型4隻
ポーター型1隻(旗艦)、ファラガット型3隻
ポーター型1隻(旗艦)、クレイブン型3隻 |
1式弾の使用は任意とする。 |
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マリアナ沖夜戦(1944.6.19 夜半) |
太平洋戦争最大の空母戦となったマリアナ沖海戦で日本海軍は空母大鳳、翔鶴、飛鷹を失い脆くも敗退するに至った。
だがこの戦いでは空母を主力とする小沢治三郎提督指揮下の第3艦隊は大打撃を受けたものの戦艦を主力とする栗田健男提督指揮下の第2艦隊はまだ健在であり状況が許せば艦隊夜戦で雌雄を決する事も考えられていた。
事実、翌20日の1700、小沢提督は栗田提督に夜戦を下令(なお2105に栗田提督は夜戦の中止を返電)している。
もしも日本海軍が夜戦を強行していた場合、米海軍第58機動部隊(ミッチャー提督)の前衛である第58.7任務部隊との遭遇戦が生起したかも知れない。
当時、第2艦隊の実働兵力(軽空母を除く)は第4戦隊(巡洋艦愛宕、高雄、鳥海、摩耶)、第1戦隊(戦艦大和、武蔵)、第3戦隊(戦艦金剛、榛名)、第7戦隊(巡洋艦熊野、鈴谷、利根、筑摩)、第2水雷戦隊(巡洋艦能代、駆逐艦島風、岸波、沖波、朝霜、藤波、玉波、浜波)の20隻によって構成されていた。
一方、リー提督が率いる第58・7任務部隊の兵力は戦艦ワシントン、ノースカロライナ、アイオワ、ニュージャージー、サウスダコタ、アラバマ、インディアナ、巡洋艦ウィチタ、ニューオーリンズ、ミネアポリス、サンフランシスコ、駆逐艦セルフリッジ、カニンガム、バグレー、マグフォード、パターソン、ゲスト、ベネット、フラム、ハドソン、ハルフォード、トワイニング、ヤーノール、ストックハム、モンセン2の25隻であった。
なおマリアナ沖海戦時、日本海軍第2艦隊の後方には第3艦隊や乙部隊が展開していた。
よって本設定に於て日本海軍部隊は護衛なしで軽空母3隻を後方に避退させたと想定する。
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日本軍ゲーム上兵力 |
第1戦隊
第2戦隊
第3戦隊
第4戦隊
第5戦隊
第2駆逐隊
第6駆逐隊 |
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高雄改型2隻(旗艦含)、高雄型2隻
大和改型2隻(旗艦含)
金剛改型2隻(旗艦含)
最上型2隻(旗艦含)、利根型2隻
阿賀野型1隻(旗艦)、島風型1隻
夕雲型3隻(旗艦含)
夕雲型3隻(旗艦含) |
連合軍ゲーム上兵力 |
62任務部隊
63任務部隊
67任務部隊
36任務部隊
1駆逐部隊
4駆逐部隊
5駆逐部隊
6駆逐部隊 |
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ノースカロライナ型2隻(旗艦含)
アイオワ型2隻(旗艦含)
サウスダコタ型3隻(旗艦含)
ウィチタ型1隻(旗艦)、アストリア型3隻
ポーター型1隻(旗艦)、クレイブン型3隻
フレッチャー型4隻(旗艦含)
フレッチャー型3隻(旗艦含)
フレッチャー型2隻(旗艦含)、マハン型1隻 |
1式弾の使用は任意とする。 |
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菊水作戦(1945.4.7 夜半) |
沖縄戦に於て日本海軍は菊水作戦と言う大規模な特攻作戦を展開した。
この作戦には航空部隊のみならず戦艦大和を主力とする第2艦隊もまた投入されている。
第2艦隊(伊藤整一提督)は旗艦である戦艦大和以下、第2水雷戦隊(古村啓蔵提督)の旗艦である軽巡矢矧、第41駆逐隊(冬月、涼月)、第21駆逐隊(朝霜、初霜、霞)、第17駆逐隊(磯風、浜風、雪風)によって編成されていたが空母14隻を主力とする米第58機動部隊(ミッチャー提督)の空襲を受け旗艦大和以下、矢矧、霞、磯風、浜風、朝霜の6隻が撃沈され敗退するに至った。
だがもし当日の天候が悪く米軍索敵機が日本海軍部隊を発見できなかったら第2艦隊は空襲を受けなかったかも知れない。
その場合、ミッチャー提督は第58機動部隊に所属する高速戦艦部隊を使用し沖縄近海で第2艦隊を迎撃していたと考えられよう。
本設定は上記の想定にもとづく仮想戦である。
なお当時、第58機動部隊に所属していた高速戦艦はシャフロス提督指揮下の第8戦艦戦隊(マサチューセッツ、サウスダコタ)、バジャー提督指揮下の第7戦艦戦隊(アイオワ、ニュージャージー)、クーレイ提督指揮下の第6戦隊(ワシントン、アラバマ)でありこれにデュボース提督指揮下の第13巡洋戦隊(サンタフェ、モービル、バーミンガム、ビロクシー)と3個駆逐隊(駆逐艦12隻)が支援についたと考え兵力を設定した。
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日本軍ゲーム上兵力 |
第1戦隊
第2駆逐隊1
第6駆逐隊 |
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大和改型1隻(旗艦)、阿賀野型1隻、秋月型2隻
夕雲改型1隻(旗艦)、初春型1隻、朝潮型1隻
陽炎改型3隻(旗艦含) |
米軍ゲーム上兵力 |
62任務部隊
63任務部隊
67任務部隊
36任務部隊
1駆逐部隊
4駆逐部隊
5駆逐部隊 |
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サウスダコタ型2隻(旗艦含)
アイオワ型2隻(旗艦含)
ノースカロライナ型1隻(旗艦)、サウスダコタ型1隻
クリーブランド型4隻(旗艦含)
フレッチャー型4隻(旗艦含)
A・M・サムナー型4隻(旗艦含)
A・M・サムナー型4隻(旗艦含) |
日本軍は1式弾を使用する。 |
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