激闘!ソロモン海戦史DX文庫版』では、以下の17本のシナリオを収録しています。
シナリオ1 『第1次ソロモン海戦』 昭17.8.8 任務:船団砲撃
昭和17年8月8日、重巡「鳥海」を旗艦とする第8艦隊は米軍のガダルカナル上陸に際し夜襲を敢行した。
海戦史上に完全勝利として名高い海戦の初心者用シナリオ。

史実では取り逃がした米輸送船団を撃滅する事ができるか?

シナリオ2 『サボ島沖夜戦』 昭17.10.11 任務:対地砲撃
ヘンダーソン飛行場への対地砲撃に向かった重巡「青葉」を旗艦とする第6戦隊は、レーダーを装備する優勢な敵艦隊の迎撃を受けた。
この戦いで日本海軍は重巡「古鷹」と駆逐艦「吹雪」が沈没、重巡2隻撃破という大損害を蒙った。
日本海軍が得意とする夜戦で米軍に敗北を喫した戦いを再現する上級者用シナリオ。

シナリオ3 第3次ソロモン海戦(12日) 昭17.11.12 任務:対地砲撃
ヘンダーソン飛行場砲撃に向かった戦艦「霧島」、「比叡」を主力とする日本艦隊と、重巡を主力とする米艦隊との戦いを再現する初心者用シナリオ。
両軍入り乱れての混戦となった11月12日の戦闘をテーマとしている。

シナリオ4 第3次ソロモン海戦(14日) 昭17.11.14 任務:対地砲撃
12日の夜戦で飛行場砲撃の任務を果たせなかった日本海軍は戦艦「霧島」、重巡「愛宕」、「高雄」を主力とする艦隊を再度ガダルカナルに送り込んだ。
だがそこには米海軍の新式戦艦「ワシントン」、「サウスダコタ」が待ち受けていた。
戦艦同士の砲撃戦を再現した中級者用シナリオ。

シナリオ5 ルンガ沖夜戦 昭17.11.30 任務:輸送
ガダルカナルの日本軍に物資を輸送する「東京急行」を阻止すべく、米海軍は重巡4隻から成る有力な艦隊をルンガ沖に派遣した。
だが田中頼三提督の指揮する第2水雷戦隊は雷撃により米艦隊に大損害を与えたのである。
優勢な敵を相手に史実と同様の大戦果を挙げる事ができるか? 上級者用シナリオ。

シナリオ6 クラ湾沖夜戦 昭18.7.5 任務:輸送
日本海軍の「い号作戦」失敗後、攻勢を強める米軍は中部ソロモンのレンドバ島に上陸した。
新鋭駆逐艦「新月」を旗艦とする日本海軍の第3水雷戦隊はネズミ輸送のため中部ソロモン諸島に向かい、軽巡を主力とする米艦隊と遭遇した。
駆逐艦だけで優勢な敵艦隊に立ち向かう上級者用シナリオ。

シナリオ7 コロンバンガラ沖夜戦 昭18.7.13 任務:輸送
激化する中部ソロモン諸島攻防戦のさなか、軽巡「神通」を旗艦とする第2水雷戦隊はネズミ輸送のためコロンバンガラ島に向かい米第36任務部隊と交戦。
神通を失ったものの駆逐艦1隻を撃沈、軽巡3隻、駆逐艦2隻を撃破した。
ルンガ沖夜戦に続き第2水雷戦隊が勝利を収めた戦いを再現した上級者用シナリオ。

シナリオ8 ブーゲンビル島沖夜戦 昭18.11.2 任務:対地砲撃/輸送
1943年11月、米軍はついに北部ソロモンのブーゲンビル島に上陸を開始した。
これに対して日本海軍は重巡「妙高」、「羽黒」から成る第5戦隊に第3水雷戦隊と第10戦隊を加えた艦隊を出動させた。
ソロモン諸島攻防戦における最後の本格的な海戦を再現する中級者用シナリオ。

シナリオ9 ソロモンキャンペーン 昭17.8.8〜
1年半にわたるソロモン戦役全てを描くキャンペーンシナリオ。
プレイヤーは飛行場砲撃やネズミ輸送で陸軍部隊を支援しつつ、敵艦隊と戦わなければならない。
戦艦「大和」、「アイオワ」等、史実では未登場だった巨艦達も続々登場する。

シナリオ10 コタバル沖夜戦(仮想戦) 昭16.12.10 任務:船団攻撃
もしも日本海軍の基地航空隊が英東洋艦隊の捕捉に失敗していたら、戦艦「金剛」、「榛名」を主力とする日本の2艦隊と「プリンス・オブ・ウェールズ」、「レパルス」を主力とする英東洋艦隊(Z部隊)との間で激烈な夜戦が繰り広げられていたかも知れない。
開戦初頭のコタバル沖を舞台とする仮想戦シナリオ。

シナリオ11 『スラバヤ沖海戦』 昭17.2.27 任務:突破
昭和17年2月、日本陸海軍による蘭印攻略作戦はその幕を開けた。
対する連合軍諸国はオランダ海軍のドールマン提督を指揮官とするABDA艦隊を創設し、防戦を図る。
そして2月27日、両軍の水上部隊はスラバヤ沖でその雌雄を決するに至った。
日本海軍の秘密兵器、93式酸素魚雷が初めてその威力を発揮した開戦劈頭の艦隊夜戦を再現する。

シナリオ12 バタビア沖海戦 昭17.3.1 任務:船団攻撃
スラバヤ沖海戦で敗北したABDA艦隊は四分五裂して各方面へ遁走を図った。
しかし米重巡「ヒューストン」と豪軽巡「パース」の2隻は日本軍への抵抗を諦めず、果敢にも船団泊地へ夜襲をかけた。
ABDA艦隊の最後を描く史実戦シナリオ。

シナリオ13 アッツ島沖海戦 昭18.3.26 任務:突破
昭和18年3月、緊迫化する北方情勢に対処するため日本軍は輸送船団によるアッツ島への増援部隊派遣を決定した。護衛するのは重巡「那智」、「摩耶」を主力とする日本海軍の第5艦隊である。
一方、米海軍は日本艦隊を阻止するため、重巡「ソルトレークシティ」を旗艦とする第16任務部隊を出撃させた。
北方水域で行われた唯一の本格的水上艦隊夜戦を扱った史実戦シナリオ。

シナリオ14 スリガオ海峡夜戦 昭19.10.25 任務:船団攻撃
昭和19年10月25日、戦艦「山城」「扶桑」、航空巡洋艦「最上」を主力とする西村提督指揮下の日本海軍部隊は、レイテの米軍船団を撃滅すべくスリガオ海峡にさしかかった。
ところがそこには旧式戦艦6隻を主力とするオルデンドルフ提督の強大な米艦隊が待ち構えていたのである。
西村部隊の悲劇的な最後を描く史実戦シナリオ。

シナリオ15 『栗田艦隊の突入(仮想戦)』 昭19.10.25 任務:船団攻撃
昭和19年10月25日、栗田提督が指揮する日本海軍部隊は「謎の反転」を行いレイテ海戦は日本軍敗北の内にその幕を閉じた。
だがもしも栗田部隊が当初の予定通りレイテに突入を敢行していたら?
「大和」「長門」以下4隻の戦艦を擁する日本艦隊と、旧式戦艦6隻を主力とするオルデンドルフ提督の米艦隊との間で壮烈な艦隊戦が展開されたであろう。
レイテ海戦の一局面を扱った仮想戦シナリオ。

シナリオ16 第34任務部隊(仮想戦) 昭19.10.25 任務:船団攻撃
本シナリオは栗田部隊が「謎の反転」をせずレイテに突入した場合を想定した仮想戦シナリオである。
ただし対する米艦隊は旧式戦艦6隻を主力とするオルデンドルフ提督の部隊ではない。
当時、机上のプランに過ぎなかったが新式戦艦6隻を主力とする第34任務部隊をレイテの防衛に派遣する計画もあったのだ。
もしも栗田部隊が第34任務部隊と交戦していたら、勝敗はいずれに傾いたであろうか?

シナリオ17 『フリーセットアップ
プレイヤーが好きな艦艇で艦隊を編成しプレイするシナリオである。
太平洋戦争で使用された日、米、英、蘭、泰はもとより「ビスマルク」「カブール」「リシュリュー」など独、仏、伊、ソ連の艦船も収録している。
また他のシナリオでは登場しない航空戦艦「伊勢」や英海軍の「ネルソン」、超甲巡やモンタナ型などの未成艦もデータ化しており様々な状況を再現できる。
文庫版では自動編成機能を搭載しており両軍艦隊の編成がワンタッチで行える。
自動編成された艦隊の所属艦を手作業で一部変更したり、戦ってみるまで敵の編成が判らないようにする事も可能。