太平洋戦記(PC−98001版は販売終了)

太平洋戦記の開戦から終戦までを空前のスケールで再現する超大型戦略シミュレーションゲームです。
プレイヤーは日本陸海軍を指揮して、インド洋からハワイに至る広大な戦場を舞台に185箇所にのぼる根拠地の争奪戦を繰り広げます。
このゲームでは太平洋戦争の全貌を再現するため、艦船は1隻、航空機は1機、部隊は1個小隊単位で扱われます。また、鉄鉱石、原油、ボーキサイト、鋼鉄、アルミ、燃料、弾薬などの物資も1トン単位で扱われ、プレイヤーは作戦指揮のみならず資源の採掘や兵器の開発、生産など戦争指導の全てを行います。
ゲームに登場する艦船は、超大型戦艦「大和」をはじめ空母、巡洋艦、水上機母艦から船団護衛用の海防艦、沿岸防衛用の小型潜水艦、輸送船やタンカーなど総計243クラスに及び、その全てが1隻単位で登場するので総隻数は何と1200隻を越えます。
更に「雲龍」型空母の大量建造計画や未成に終った「伊吹」型空母の建造など、艦船の建造はプレイヤーが自由に行えるので、「信濃」を戦艦として完成させたり「島風」型駆逐艦の量産化など現実には起こらなかった事も実現可能です。
また、各艦に対して機銃の増備や魚雷兵装の強化、航空戦艦への改装が行える他、1万トン以上の大型艦は全て空母への改装が可能となっています。
航空機は各国の戦闘機、爆撃機、偵察機、水上機など166機種が登場し、著名な「零戦」や「隼」などの機体はもとより開発の進め方によっては超重爆「富嶽」やジェット戦闘機「震電改」など幻の機体を活躍させることも可能です。
また、各機種ごとに運動性や生産性、整備性、故障率、生産に必要な資源などがデータ化されており、各機種の特徴を余すところなく再現しています。航空機が搭載する爆弾も250kg爆弾、500kg爆弾、800kg爆弾、航空魚雷に区分されており、搭載爆弾によって航空機の運動性や航続力も変化します。
資源や兵器のデータのみならず、ゲームシステムもビッグゲームにふさわしく洗練されたものになっています。
例えばレーダーやソナーなどの科学技術開発、航空機の損耗による搭乗員の練度低下、空母による陸上機の輸送、占領地での治安維持、鉄道の建設などもルール化されており、太平洋戦争の全貌を再現することができます。
また輸送船団の航路移動や物資移動の自動化、マップ拡大機能の搭載、電卓入力などの新機軸を満載し、フルマウスによる操作が可能です。
1ターンは実際の3日にあたるので、日米海戦から終戦までを通してプレイするキャンペーンシナリオが長期化した場合、最長728ターンにまで達します。
キャンペーンシナリオの他にもソロモン海の戦いやマリアナ沖海戦などを扱ったショートシナリオ、架空戦シナリオなど計7本のシナリオを収録しています。


動作環境:PC−9801VM/UV以降及び完全互換機
      要MS−DOS(Ver2.11以上)
標準価格:16,800円(税別)
発売時期:1996年11月
<現在販売終了>

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