GS新掲示板 発言集[07](No.601〜700)


[700] 小火器の話(その4) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/12/04(Tue) 11:57
ドイツに於ける突撃銃の誕生は東部戦線の好敵手ソ連に大きな衝撃を与えた。
隣の芝が青ければ自分の芝も青くしたくなり隣が突撃銃を配備すれば自国も開発したくなるのは人間の性であろう。
もとよりソ連は自動火器の配備に熱心であり第2次世界大戦中に生産した携行小火器中、短機関銃の占める割合が34%(独は11%)にも上っていた。
ただしソ連軍の場合、当初から全軍に突撃銃を配備する心算はなかった。
小火器による交戦を主任務とする歩兵部隊にだけ突撃銃を配備し他の兵科の部隊には自動小銃を配備する予定でいたのである。
ただし突撃銃と自動小銃の弾薬は共通化が図られこの為に7.62mm×39の新弾薬が開発されるに至った。
かくして登場した自動小銃がシモノフによって1945年に設計され大戦終結直後、制式化されたSKS(シモノフ自動カービンの略)である。
更に1947年にはカラシニコフにより突撃銃(AK47)が設計され1949年から量産されたが当初、ソ連軍が考えた様に自動小銃と突撃銃の並行量産には至らずSKSは早々に量産が打ち切られた。
これはあまりにAK47が優秀であり中途半端な自動小銃のSKSを配備する意味が薄れたからに他ならなかった。
とは言えSKSも決して悪い銃ではない。
「折り畳み銃剣が最初から付いてる事」の他には欠点がなく実に撃ち心地が良いバランスの取れた銃である。
北京やグァムでAK47とSKSを並べて撃ち比べたけどSKSの方が数撃った時の疲労感が少なかった。
もしも「市街戦や密林戦など連射を必要とする不規則遭遇接近戦が絶対に発生しない」と確証があるのならAK47よりSKSの方が良いと僕は思う。
でもそんな確証が戦場で有る訳ない。
まあスポーツ銃的視点で言えばSKSの方が上、軍用銃としてはAK47の方が上と言った所だろう。

さてそれではついでにここでカービンと言う用語について説明しておこう。
多くの方は御存知と思うがカービンとは騎兵銃の事である。

それでは「カービンを持っているのは騎兵か?」となるとそうでもない。
元来、カービンは騎兵が装備していたのだが第一次世界大戦後、各国陸軍で騎兵が減少すると共にカービンの意味が大きく変化していった。
例えばドイツ軍の主力小銃はKar98k(名称末尾のkは短いの意)だがこれは98型短カービンの事である。
Kar98kを装備するドイツ兵が全て騎兵ならばドイツ兵の大部分が騎兵になってしまう。
ドイツ軍にとってのカービンは「普通の小銃」と言う意味に他ならない。
Kar98kのパワー?
三傑の一角をなす8mmモーゼル弾だからかなり強い。
北京で実銃(中国製のライセンス品だが)を撃ったがボルトアクションらしく短くて強い反動がガツンときた。

さて日本陸軍に於いてのカービンは如何なる物か?
日露戦争後に38式騎兵銃を制式化したものの騎兵から総スカンをくい新たに44式騎兵銃が開発された事は別項に述べた。
それならば38式騎兵銃は量産されなかったのであろうか?
そんな事はない。
騎兵用に44式騎兵銃が約10万丁あまり生産(「日本の軍用銃」47頁)されると同時に38式騎兵銃がその約4倍以上も生産されたのである。
当然、砲兵や輜重兵など騎兵以外が装備する火器として。
こうなると騎兵銃=騎兵でなく騎兵銃=歩兵以外が装備する火器に他ならない。

次に英軍だがSMLE小銃の系列下にあるNo.5小銃が通称ジャングルカービンと呼ばれている。
「じゃんぐるかーびん?」
密林騎兵銃ってなんだろう?
騎兵が密林で行動するとは思えないし...
この銃は密林戦に対応する為、全長を短くし重量を軽くしただけであり騎兵とは何も関係が無いのである。

今度は米軍。
米軍もまた第2次世界大戦参戦直前、M1カービンと言う銃を制式化したが当時の米陸軍には戦闘を目的とする乗馬騎兵は殆ど存在しなかった。
米第1騎兵師団など名称には依然として「騎兵」と言う文字が存在していたが実体は普通の機械化歩兵師団である。
よってこの銃は将校や司令部要員、小火器による戦闘を主任務としない部隊(砲兵や工兵など)に配備された。
コンバットでヘンリー少尉がもっているのがこれである。
ちょっと面白いのは他国のカービンと違ってこの銃だけは小銃弾ではない固有の弾薬が開発されたって事だ。
よって他のカービンは「小銃の一種」と言えるが米軍のM1カービン(及びその改良型であるM2及びM3カービン)は小銃のカテゴリーに含めない「特殊な銃」として考える必要がある。

この銃の弾薬(7.62×33、通称.30カービン弾)はボトルネックでは無いので薬莢の直径がとても細い。
つまりケース長は33mmあってもケース容量は2098しかないのである。
当時、米軍が使用していた拳銃弾は.45ACP(コルト.45ガバメントやM1トンプソン、M3グリースガンなんかで撃つ弾)だったがこれのケース容量は2599、小銃弾は30−06(M1ガーランドやBARで撃つ弾)でケース容量が7121だった。
つまり.30カービン弾は小銃弾と拳銃弾の中間どころか拳銃弾以下の弾薬でしか無いのである。
北京でM1カービンを撃った事があるがなんとも頼りない撃ち心地で「オモチャの鉄砲(それでも人に当たれば死傷するけどね)」みたいな感触だった。
たまに「M1カービンを連射化したM2カービンは突撃銃の開祖」などの記述を見かけるが僕としてはとても賛同できない。
あれが突撃銃の開祖だったらPPSh41短機関銃だって立派に「突撃銃の開祖」と名乗れるだろう。
とは言え僕はM1カービンを駄銃だとけなしている訳ではない。
M1カービンを歩兵部隊の小銃手に持たせたら駄銃だが砲兵や工兵のサイドアームとしてなら「この上無い名銃」となるのだ。
無理して小銃弾のカービンとしなかった所に米国の大胆さと裕福さがある。

さてカービンについての話はこれでおしまい。
次回はいよいよ7.62NATO弾に移る。

独:7.92×33×11.94:3607(7.92mmクルツ)
ソ:7.62×39×11.25:3840
米:7.62×33×8.99 :2098(.30カービン弾)
                          (続く)

[699] これは実射レポ待ちか… 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/12/04(Tue) 02:28
おお!
謎が増えた!
当方も改めて九七式自動砲(以下、自動砲)と九八式高射機関砲(以下、機関砲)の項目を見直したのですが…
機関砲、セミ・フルの多用途火器になってる…
弾薬の互換性はやはり無し、の判定。ただし自動砲の項には互換性についての言及は無く、機関砲の項でのみ触れています。
参考に掲載されている両者の初速が

自動砲:2500ft/秒
機関砲:2720ft/秒

米軍側資料につきフィート表記ですがメートルにすると約830、900弱になります。安定した砲架から撃てる分、機関砲の方が強装薬なのか?
或いは徹甲弾と榴弾の差という可能性もある(ドイツのFlak38の徹甲弾が自動砲と、榴弾が機関砲とほぼ同値)。
回収され、存在が確認された、としている弾種はどちらも曳光徹甲弾及び曳光榴弾。弾頭は共通で薬莢が違うのか?
重機、軽機のように自動砲は互換するが機関砲は駄目とか?
単にヤンキーの勘違い?
勘繰りだすとキリがありませんね。
むぅ…(´Д`)

因みに機関砲も対戦車砲の項目に紹介されているのですが発射速度が120発/分になっていて弾倉交換等を込みにした実質的な発射弾数はこんなものなのかな?
とか、初速900m?!速!誤記?
と思ったら、ちゃんと高射砲の項に載せられていた九六式25oはもっと速いデータが載っていたり、この高射砲の項に付録として載せられた日本製対空火器概算能力一覧表では機関砲の発射速度が200発/分と見積もられていたり、測定方法の違いまで想像させますね。
頼みはやはり実射レポートか…役立たずなラッコでした。

※698の阿部発言小火器の話(その4)は加筆の上、700に再度アップしました。

[697] Re:[693] [686] 小火器の話(その3) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/12/03(Mon) 09:34
> 疑問点1 「九七式自動砲を現地で改良し、フルオート射撃を可能にする」ことが、前線での工作能力で可能なのか。また可能だとしても、兵器の勝手な改造が許されるのか

まず97式自動砲の動作形式がいかなる物であったかを考えてみよう。
1.単発のみ
2.連発のみ
3.単連切り替え

次に97式自動砲の開発経緯について調べてみる。
ここで重要なのが試製94式高射機関砲の存在だ。
佐山二郎著「日本の大砲」p379によれば1933年6月の軍需審議会で砲架の変更により対空、対戦車の両用任務に使用できる火器が求められ試製94式高射機関砲が開発されたとある。
その試製94式高射機関砲が完成したのは1934年11月(パンツァー誌215号P59)で動作形式は単連切り替えであった。
なお試製94式高射機関砲が仏のホチキス対空機関砲をモデルとした事は戦史叢書「日本陸軍航空兵器」やその他多くの資料に記述されている。
この試製94式高射機関砲は制式化されなかったものの弾倉の改良(ドラム15発から箱形20発へ)や単発の廃止(ここがミソ)などの改良が加えられ1938年1月に完成した。
またパンツァー誌234号では対戦車任務用の砲は1937年に開発中止となったが代わりに97式自動砲が開発され同年中に制式化されたとある。
代わりと言うからには別物なのか?
でも多くの資料で「98式高射機関砲と97式自動砲は機構的に同一」と記されている。
ホントに開発中止になったのか?
ちょっとだけ仕様変更して名前を97式自動砲としただけじゃないのか?
ナゾは深まるばかりだ。

重要なのは最初から対空と対戦車がコミで開発されたって事でやはりこれは生産する上での合理化が求められたからだと思う。
とにもかくにも97式自動砲と98式高射機関砲の機構が同一なら動作形式は双方とも連発のみと考えるのが妥当だろう。
でも原型となった試製94式高射機関砲は単連切り替えなのだから先に制式化された97式自動砲は単連切り替えと考える事もできる。
97式自動砲が単発のみ?
確かにその可能性も捨てきれないが97式自動砲は2式複戦にも装備(60kg)され発射速度が毎分280発だったそうだから97式自動砲に連射機能が無かったとはちょっと考えにくい。
ちなみに98式高射機関砲を航空機用に改造したホ3(43kg)は毎分400発である。
まあ、97式自動砲に単発のみ、連発のみ、単連切り替えの3バージョンが存在したと言うのも考えられる話ではあるが...

試製94式高射機関砲にあった単発機能をなぜ廃止したんだろう?
何かメリットがあったか問題があったからだ。
だって単連切り替えはあって困るもんじゃない。
連発機能が不要な対戦車砲と単発機能が不要な対空砲。
最初からコミで始まった開発計画。
単発と連発、切り捨てるのはどっち?
それとも対空と対戦車で別々の火砲開発?

それでは僕の推論を述べよう。
97式自動砲は連発のみと考えられる。
「そんな無茶な?」とか「肩が壊れるよっ!」って声が聞こえてきそうだ。
でも良く考えて見よう。
「機構的に同一」と言われている98式高射機関砲の発射速度はどの資料を見ても毎分300発。
でもホントに「機構的に同一」とは思えない。
だとしたら航空機に装備した時、発射速度や重量に差がでるとは考えられないからね。
発射速度に差があると言う事は駐退器が違うって事だろう。
なんにしても97式自動砲がフルオートであったとしたらその発射速度は98式高射機関砲以下であると思う。
毎分200発くらい?
まあいいや。
仮に毎分299発だとしてもその位なら1発ずつ切り撃ちするのは容易なので機構的に連発のみでも1発ずつ撃つのは簡単だと思う。
だから97式自動砲は「機構的には連発のみだが運用上は単発」なのではなかろうか?
連発に比べ単発(セミオート)ってのは結構、大変なのだ。
ステン短機関銃なんか連発のみだけど構造は単純極まりないでしょ?
もしも単連切り替えが簡単にできるなら98式高射機関砲で単発は廃止されなかったろうし。

> 疑問点2 上の「フルオート自動砲」は、九八式機関砲の水平射撃の誤認ではないのか

誤認ではないと思う。
外見もだいぶ違うし。

> 疑問点3 九七式自動砲と九八式機関砲は、弾薬の互換性があったのか

パンツァー誌215号で98式高射機関砲の使用弾として100式曳光徹甲弾が挙げられておりパンツァー誌234号で97式自動砲の使用弾として100式曳光徹甲弾を挙げている。
それに両火器の開発経緯から見ても弾薬の互換ができないとは考えにくい。

[696] Re:[694] [692] [691] 7.5mmフレンチ! 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/12/03(Mon) 06:40
> ネタはMAS49です。
> いかにもフランスらしい狭間のエスプリ香る一品。

G43とM14を足して2で割ってシャネルの5番を振りかけた様な外見の鉄砲だね。
う〜ん、トレビアン♪

さ、て、と...

今、思い出したんだがGun誌かArms誌で昔、97式自動砲の実射レポートがあったんじゃないかな。
もし、ここを見てる方でお持ちの方がいらっしゃったら動作形式について御掲示頂きたい。
それが一番、確かだ。

※695の阿部発言Re:[693] [686] 小火器の話(その3)は加筆の上、697に再度アップしました。

[694] Re:[692] [691] 7.5mmフレンチ! 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/12/01(Sat) 23:24
> ひょっとしてMAS36か49?
> 撃ったら是非、感想を教えてね。

了解しました、モン・マルシャル!
ネタはMAS49です。
いかにもフランスらしい狭間のエスプリ香る一品。

> (きっと気分は外人部隊...)

詳しい出所は教えてくれませんでしたが、言葉の端から察するに何やらアルジェの香りがしそう…(どんな香りだそれは?)

九七式自動砲 >

手持ちの資料を見る限り(信じ難い事に)フルオート機能を持つようです。
扶桑様が仰る通り様々な文献でバラバラな記述が見られますが、当方が最も信頼する資料、
米軍の滷獲兵器に関するテクニカルレポートではセミ、フル切り替え可能な対戦車機関砲としています。
これを踏まえて

A1:
セミオートだとして、これをフルオート専用にするのは比較的容易な可能性が高い。
切り替え式への改修も軍レベル以上の団隊に置かれる野戦兵器廠ないし野戦兵器支廠なら可能と思われる。
勿論厳罰必至の違反行為。

A2:
報告例に前線部隊レベルの誤認が含まれる可能性は否定出来ないが基本的には自動砲の可能性大。

A3:
九八式高射機関砲との弾薬互換は不可。

といった感じで阿部閣下の見解待ちです。
なお、個人的にフルオート機能の意義は甚だ疑問です。
なぜなら…
1.いくら後脚込みの三点支持とはいえ、ガス圧式で充分な緩衝機構を持つとは言い難い、肩付け照準の20oクラスでフルオート射撃をしたら射手の肩が無事に済むとは到底思えない。

2.更に悪い事に自動砲は軽量過ぎる。
九二式重機と同程度の重量ではやはりフルオートの反動を吸収しきれない。

3.多数弾命中の衝撃も20oクラスでは限定されるし、旋回を射手の肩で制御する以上、移動目標に対する追従能力は低い(一人で振り回すには重過ぎる)。
よって命中率向上にも役立たない。

参照した米軍テクニカルレポートもフルオート機能に言及しながらスペックの発射速度の欄にセミオートの数値(12発/分)を載せている辺り推して知るべしではないかと。

[693] Re:[686] 小火器の話(その3) 投稿者:扶桑 投稿日:2007/12/01(Sat) 15:11
日本陸軍の弾薬に関し、丁寧な返答をありがとうございます。特に自動小銃の発射速度に関しては勉強になりました。
ついでと言っては何ですが、実は陸軍の中口径火器についてもいくつか疑問があります。特に、九七式自動砲についてです。

「九七式自動砲と九八式高射機関砲の機構はほぼ同一であった」とか、「自動砲は戦地で加工され、フルオート可能にされることがあった」だとか、「いや、最初からフルオート専門だ」とか、自動砲は資料によって色々と言われていることが違います。
それらに関し今現在、以下のような疑問を持っています。

疑問点1 「九七式自動砲を現地で改良し、フルオート射撃を可能にする」ことが、前線での工作能力で可能なのか。また可能だとしても、兵器の勝手な改造が許されるのか

疑問点2 上の「フルオート自動砲」は、九八式機関砲の水平射撃の誤認ではないのか

疑問点3 九七式自動砲と九八式機関砲は、弾薬の互換性があったのか


阿部さんはどう思われますか?

[692] Re:[691] 7.5mmフレンチ! 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/12/01(Sat) 10:41
凄えっ!
ひょっとしてMAS36か49?
撃ったら是非、感想を教えてね。
(きっと気分は外人部隊...)
[691] これが神の思し召しか! 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/11/29(Thu) 22:20
…HDDが昇天しました。
ここまでの戦果、地歩他が消滅であります…
神は唯物論の人(スターリン氏)を救うのか!
新たな環境で戦うべし、という御神託と思ってアップデートの上やり直そうと思います。

微妙に傷心旅行っぽいが有給休暇を使って太平洋を越えようかな?
知人が
”イイ物手に入れたぞ!
撃ちに来るだろ?
7.5oフレンチ試したいって言ってたよな!?”
と誘ってくれているし…

[690] アップデートのお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2007/11/28(Wed) 18:59
本日『GD2』アップデートプログラムVer1.5をリリースいたしました。

こちらのページよりダウンロードできます。
http://www.general-support.co.jp/update.html

[689] アップデート 投稿者: 投稿日:2007/11/27(Tue) 21:34
こちらは まだまだ戦闘中ですが、仕事が忙しく手が付いていません

さて、GD2がさらに変わるようで、また 違った楽しみもできそうですね。
まずは現在の戦いを終わらせてからになると思いますが
1946年までやってきましたので、そろそろ…。

冬休みがあれば、そこで一気に方をつけたいと思います。

寒くなってきましたが、みなさまご自愛ください。

[688] Re:[687] 総力戦を終えて 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/24(Sat) 19:20
> ようやく総力戦が終わった所です。

こりゃまた大変な難シナリオをクリアしたもんだね。
まずはおめでとう!

さて、本掲示板でも何回か御指摘がありメールでも多くの要望があった件なのだが次のバージョンでは「諜報/治安の簡略化」が導入される事になった。
なにしろGD2は大変、時間のかかるゲームなので「諜報/治安も良いが出来れば作戦に専念させて欲しい」と言う声が多い。
毎ターン10人のスパイを送り込んで大部分が摘発され逆に連合国が送り込んでくるスパイを10人以上も摘発するのは大変だものね。
そこで諜報と治安のコマンド発行に必要なポイント数を大幅に引き上げプレイヤー、連合軍の双方とも1/3程度にする事が出来る様なシナリオ設定を付け加えた。
なおこの設定変更はプレイ中のシナリオでも行えるので現在、プレイ中の方も御安心頂きたい。

[687] 総力戦を終えて 投稿者:神崎.Riv 投稿日:2007/11/24(Sat) 05:55
どうも、おひさしりです。
ようやく総力戦が終わった所です。終了時の状態は西部戦線はフランス保持。イタリア戦線はローマが最前線。東部戦線はポーランド国境あたりで南部はバグー目指して進撃中です。
何度44年6月前半を何度かやり直してある程度感覚を掴んでからトライしました。

外交で鉄鉱石とセメントを求めう必要がありますね。
ローマの橋を落として陣地増強。ノルマンディーの第7軍はルアーンに退却後増強して米軍がルアーンに進撃をしたタイミングで奪取。
東部戦線は戦線を纏めて兵力を抽出。オスロの砲兵が無かったらここまで反撃できなかったでしょうね。
あと、ツーロンの兵力増強と陣地構築も早急におこないました。
He219、Me262は開発後本土防衛を優先させて、余裕が出来たら英仏海峡に配備して英国空襲を始めました。V2も効果的ですね。アルミが不要なので毎ターン攻撃を行っています。V2様々。
海軍は・・・完全にテルピッツを忘れていました(w)半年後に呼び戻して修理中です。Uボートは温存しています。連合軍は鉄壁のようなので新型艦開発まで無理っぽいです。
上陸や渡河での防御をするのは普通の防御をするのではなく、砲兵を一歩進めて反撃をするのが良い手かもしれません。待ち受けるだけだと連合軍は2部隊が同時にやってきますが、砲兵の反撃で士気が落ちて1部隊が足止めを食らって各個撃破できました。
主力戦車はタイガー2。コーカサス進撃用にパンター2を生産していますが。燃料消費量と生産工数もタイガーと同じだし。
特にパンター2は生産性が悪いですね。信頼性や踏破性は上がっていますが。(アノ照準機と変速機が原因?)
しっかし、クーデターなんであんな時に起こったんだろう・・・・しかもあんな人が。わからん。
46年8月目指して頑張ります。

(ラグナロック・・・・・あれは太平洋戦記でいう本土決戦でしょうか??)

[686] 小火器の話(その3) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/22(Thu) 20:15
なお99式実包のパワーが低いとは言っても「小銃用弾薬同士を比べればの話」であって拳銃用弾薬に比べれば日伊の6.5mm弾ですら「かなりのハイパワー」であり「ちゃんと肩付けしなければケガする程度」の反動が生じる。
それに対し拳銃弾は「肩付けはおろか片手でさえ楽に撃てる程度」の反動しか生じない。
では小銃弾と拳銃弾ではどの程度のパワー差があるのだろうか?
主だった拳銃弾のデータを以下に記す。
米:11.4×23×12.09:2599(.45ACP)
独:9   ×19×9.93 :1432(9mmパラベラム)
ソ:7.62×25×9.65 :1838(トカレフ弾)

ドイツで使用された8mmモーゼル弾(7.92×57)と9mmパラベラム弾(9×19の)ケース容積差は4.3倍にもなる。
米軍の30−06弾と.45ACP弾の差は2.7倍。
ソ連の7.62×54弾とトカレフ弾では3.5倍。
小銃では最弱の38式実包と拳銃では最強の.45APCを比べても約2倍の差があるのだ。
サンダース軍曹は「タタタタッ」とトンプソン短機関銃を撃ちまくりいとも簡単に次々とドイツ兵を倒していくが実際には低パワーの拳銃弾をばらまいているだけなので100m以上の距離があったなら小銃弾と拳銃弾では勝負にならない。

だがパワーが低いと言う事は必ずしも欠点とは言えない。
パワーが小さければ反動もまた小さいのだ。
低パワーの拳銃弾だからこそ「タタタタッ」と連射できるのでありハイパワーの小銃弾を連射するには重量10kg程度の軽機関銃が必要になる。

4kg程度の火器で小銃弾を連射したら?
体を壊さず銃身も加熱させずにそれが可能なら10kgの軽機関銃を作る軍隊はない。
それでは自動小銃は?
私の場合、ボルトアクションの小銃で5発撃つのに約9〜10秒かかる。
これが自動小銃をセミオートで撃つと大体、7〜8秒くらいになる。
なぜセミオートでもそんなにかかるかと言うと1発撃つたびに反動で銃が跳ね上がり再照準しなければならなくなるからだ。
陸自が発表しているカタログデータでもM1ガーランドの速射能力は最大で毎分32発、持続で16発に過ぎない。
M1ガーランドの弾倉は8連クリップだから8発毎に装填しこれに3秒かかるとすれば32発の発射は装填に12秒、1発毎に1.5秒であり僕の連射能力と同じになる。
一方、ボルトアクションの場合、反動で跳ね上がった後、銃を降ろしながら遊底を操作し再照準に移るのでセミオートに比べそんなに発射速度は遅くならない。
ちゃんと照準して人間に当てようとするならボルトアクションだろうとセミオートだろうと大して差は無くなるのだ。

照準せず腰だめで撃つのならセミオートだと3〜4秒で5発撃つ事もできるけど10m以内でなきゃ人間への命中なんて期待できない。
自動小銃ってのは結構、ハンパな兵器なのである。
それでは第2次世界大戦に於ける各小火器の定義と役割を説明しておこう。
まずは小銃。
ハイパワーな小銃用弾薬を使用するので全射程に渡り射撃可能である。
ただし連射できないので制圧力は低い。
次に軽機関銃。
ハイパワーな小銃用弾薬を使用し全射程に渡り多大な破壊力を発揮する。
連射できるので制圧力が高いが重量も大きく最低2名以上の人員を要する。
最後に短機関銃だがこれは低パワーの拳銃弾を使用する。
連射できるのでとても制圧力が高いが射程が短距離のみに限定される。

こうして小銃、軽機関銃、短機関銃の三本立てで第2次世界大戦の歩兵用携行小火器(あえて拳銃、重機関銃、擲弾筒、小型無反動砲、ロケットランチャーなどは除く。カービンについては後述する。)は始まったのだが大戦末期になって突撃銃が加わった。
突撃銃とは連射が可能な自動小銃だが軽機関銃や短機関銃の様に持続して撃てる訳ではない。
もし軽機関銃の様に撃てるなら軽機関銃の存在意義など無くなってしまう。
突撃銃の連射では反動が物凄いので初弾以外は極端に命中率が低下する。
よって近接戦以外での連射は殆ど無意味となる。
だがそれでも大部分の歩兵が近接戦で短機関銃に準ずる制圧力をもつので突撃銃を装備する事の戦術的意義は大きい。
たとえば市街戦で短機関銃兵1名が小銃を持った敵5名に遭遇したとする。
イニシアチブを取れる状態(例えば伏撃とか)ならばたちどころに5名を撃ち倒す事もありえるかも知れない。
けれど小銃兵1名だったら敵を1名ないし2名倒すのが関の山だろう。
まあ、ベテラン狙撃兵だったら1名撃って身を隠し、1名撃って身を隠しを繰り返し敵を全滅させる事も可能だろうがそれは遭遇戦ではない。
短機関銃は市街戦に於けるスーパーマンであり突撃銃の意義は全ての人間のスーパーマン化を表す。
そしてこの突撃銃ってヤツは小銃ほどではないが300m位の射程で充分な命中精度を持っているのだ。
何故、突撃銃は連射と長射程射撃の双方が可能なのか?
その鍵は拳銃弾より強力で小銃弾より弱い新型弾薬の登場にある。
7.92mmクルツと呼ばれるこの弾薬はケース長がこれまでの8mmモーゼル弾の57mmに比べ33mmと短くケース容量で57%になっていた。
一方、拳銃用の9mmパラベラム弾に対しては251%となる。
う〜ん、ちょっと判りづらいか...
それじゃこうしよう。
9mmパラベラム弾のケース容量を1とした場合、クルツは2.51、8mmモーゼル弾は4.3になる。
クルツ(ドイツ語で短いの意)はまさに小銃弾と拳銃弾の中間に位置する弾薬と言えよう。
それではクルツ無くして突撃銃の誕生は無かったのであろうか?
いや、クルツではない8mmモーゼル弾の突撃銃も存在した。
ただし失敗作として...
空挺部隊用に開発されたFG42がこれで僅か数千丁しか生産されなかった。
まあ「史上初の突撃銃」となれば帝政ロシアのフェデロフM1916なんかもあるんだが「史上初の量産型突撃銃」となるとクルツを使用するMP43となる。 (続く)

[685] 重擲の眷属は… 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/11/20(Tue) 14:09
他国が開発した重擲クラスの火器って…
似ているようでイモリとヤモリ位に違う。
そして、その違いが当時の普及率と現在の評価の明暗になっている、そんな一面はあると思います。(皆様の見解にも同意デスヨ)
代表的な同クラス品を挙げればドイツのGrW36(50o)やイギリスの2inNo2(52o)がありますが何れも性能不足で廃れています。
運用思想は重擲と同じなのに…
明暗を分けたのは設計思想と、そこからくる重量の差だったのではないでしょうか。
GrW36は約14Kg、
2in迫は8Kg弱。
共通するのは脚こそ省略しているが設置用の床板を備える事。
つまり小型のモーターなのです。
対する重擲は手榴弾射出専用の十年式擲弾筒(軽擲)から発展した大型のグレネードランチャー。
想像してみましょう。
三倍の威力の手榴弾を手投げの十倍の距離迄飛ばせる擲弾筒と60迫の三分の一の威力の砲弾を60迫の半分強の距離しか飛ばせない迫撃砲。
お得な気がするのはどちら?

[684] パットンと人斬り包丁 投稿者:K-2 投稿日:2007/11/19(Mon) 23:12
>軍刀にこだわり
う〜ん、確か佩刀できるのは将校の特権だったような気がしますが、そう言う意味で
兵隊達の憧れでもあったのでしょうかね。
そういう意味で旧陸軍は米陸軍全体がパットンだったかのようなものなのでは・・・
でもゴツいリボルバー2丁のガンマンスタイルの方がだんびらぶら下げるよりはマシかなぁ。

自分の爺様の兄弟もみんな戦争に行きましたが、爺様は上等兵止まりで軍刀は持てず、
次男の人は家にある中で一番良い刀を軍刀に設えてもらったものの輸送船と共に沈んでしまい、
三男の方は復員のどさまぎに安物の昭和刀とすり替えられてしまったそうです。
でも軍刀って、刃は日本刀でも帯に差すんじゃなくてベルトに吊すサーベル方式なんですよね。
なんだか抜きずらそうだと思いました。
ちなみに叔父さんの話だと、刀本体よりも付属の小柄の方がナイフ代わりに役立ったそうです。

>擲弾筒
無線を持たない日本軍だからこういう装備になったのか、そんな事は関係いのか。
迫撃砲と擲弾筒、結局はTK車と一緒で、いちいち支援を要請しなければならない上に
実際支援してくれるかアテにならない他兵科の兵器よりも手元にあって自己裁量でどんどん
使える武器の方が(性能が劣っていても)有り難かったのが、貧乏日本の現実だったのでしょう。
また、手榴弾の性能も芳しくなかった旧軍にとっては、正しく頼りになる「強力手榴弾」でも
あったのかなぁ、などと思います。

[683] Re:[681] [680] [667] 無題 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/11/19(Mon) 12:15
> 世界広しと言えども人切り包丁を武器として航空戦に活用した軍隊は類例を見ない。
> (と思う...違ってたらゴメン)

う〜ん…
或いは独空軍ならユーゲントダガーをお守り代わりに持ち込む者が居たかもしれない気がしなくもない…気がする…かも?(激弱っ

帝國陸軍は…
軍刀にこだわり、あげく航空軍刀(小太刀?)まで造ってしまうんですから…
ここまでくるとさすがにサバイバルナイフを研究しなさい!
と言いたい…でも歩兵に対してさえ将校廃刀令を出せない帝國陸軍にはどだい無理な話なのでした…
ナマクラ下士官刀まで造っちゃう位ですからねぇ。
士族の刀は平民の憧れにして権威の象徴なのさ!(オチ無し

[682] 15年ぶりです。 投稿者:天然キング 投稿日:2007/11/17(Sat) 21:57
はじめまして、最近、本棚の整理をした際に15年前に発売されたGDの説明書及び大戦図鑑を見つけることができました。
当時の自分は仕事に時間をとられて、そして、パチンコにはまってた時期で(デジパチ・単パツ・連チャン時代ですね。たしか・・)ゲ−ムに集中できず、また、自分の理解力と根気のなさにリタイアしました。

GD2が発売されても昔の鉄を踏むまいと購入を控えていましたがGDの本を読んで購入を決意しました。

そして、今日、GD2が届きました。
早速、説明書と兵器・人物図鑑を見ましたが15年前に発売されたGD以上の内容に興奮してます。
しばらくは本で楽しめそうなのでゲ−ムどころかインスト−ルすらしていません。

今度は自分のペースで遊んでいきたいと思います。

[681] Re:[680] [667] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/17(Sat) 14:37
> どちらかにしろよ、と言いたい所ですが華は捨て難かったのかな?

大いに同感。
日露戦争時の日本陸軍騎兵はサーベルと30式騎兵銃を装備していた。
遠くの敵は銃で撃って近くの敵はサーベルで斬るのである。
日露戦争後に銃剣を装備できる38式騎兵銃に代わった。
遠くの敵に対する対処は相変わらずだが近くの敵はサーベルで切るか銃剣で突くか2通りの対処が可能となった。
でも騎兵の手は2本しかない。
サーベルは片手で扱えるがもう片手だけで銃剣が使えるのだろうか?
そして何より問題となったのは腰の刃物がサーベルと銃剣の二本差しになった事だ。
いいぞ!
これぞまさに武士道の鑑だ。
でもやっぱ不便だよね。
そこで着脱式の銃剣をやめ折り畳み式銃剣を装備する44式騎兵銃が開発される事になった。
でも腰は軽くなったものの上半身が弁慶状態である事に変わりはない。
いったい折り畳み式銃剣で何をしようと言うのだろう。
銃身からはずせないから野外炊爨の包丁の代わりにもなりゃしない。
接近戦様にはサーベルが控えている。
いや、サーベルを廃して着脱式銃剣を持たせるのが○なのだが...

いつまで経っても「寸余の剣」に何かさせようとしていたのが日本軍の悲しさである。
これはその後、コックピットに日本刀を持ち込む所まで続く。
世界広しと言えども人切り包丁を武器として航空戦に活用した軍隊は類例を見ない。
(と思う...違ってたらゴメン)

[680] Re:[667] 無題 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/11/16(Fri) 15:15
> ところで皆さんは閣僚への活動ポイント配分をどうされてますか?

初めまして。
どこも削り難いですが当方は前作以来RSHA(ハイドリヒ)を削る手を採用しております。
あのスパイ狩りのペースに対抗するのは無理!
と割り切るの心。
諜報はポイントを絞り、治安優先。
資源確保の見地から前作のように外交を削れないので消去法でここに行き着くかと。
…閣僚辞任も無いし。

四四式騎銃 >

確か微妙アイテムですね。
元ネタがカルカーノM1891騎銃であろう事は想像できますが…
敢えてコンセプトを妄想するなら日露の戦訓なのでしょうね。
1、馬格に劣る馬による突撃は失敗のリスクを無視できない

2、機関銃の前には無力

以上から乗馬歩兵的な運用が重視され…

銃剣欲しい

サーベル邪魔。でも棄てるのは…

そうか、銃に造り付けにすれば良い(プ◯ジ◯ク◯X風)

という流れだったのでしょう。
どちらかにしろよ、と言いたい所ですが華は捨て難かったのかな?
やっぱり。

[679] Re:[678] [677] 日本陸軍の小火器弾薬(2) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/16(Fri) 14:49
> 僭越ながら大戦中、最良の国産小銃は三八年式騎銃ではなかったかと思います。
> 全長、重量とも現代のM16並で取回し良く、撃った感触も歩兵銃程ではないものの十分マイルドでした。

いいなあ。
僕はまだ騎兵銃の方は撃った事ないよ。
日本陸軍小火器の中から「どれか1丁もって歩け」と言われたら僕もやっぱり38式騎兵銃を選ぶな。
1.短くて扱い易そう。
2.軽い。
3.小口径なので弾薬がたくさん持てる。
4.反動が少なそう。
5.命中率が良好さそう。
44式騎兵銃も良いけど重い上に生産性が悪いし開発コンセプトからして「なんのこっちゃ?」って感じだからねえ。
日本陸軍が長銃身小銃にこだわり続けたのは「銃剣術の夢」と「弾薬代の倹約精神」のたまものなんだろうな。
たぶん。

[678] Re:[677] 日本陸軍の小火器弾薬(2) 投稿者:砂漠のラッコ 投稿日:2007/11/15(Thu) 20:19
お初お目に掛かります。初代鋼鉄の騎士以来ROM専でしたが今更に参戦を決意致しました。
よしなに願います。

> 強すぎても弱すぎても駄目なのである。
> 「適度でない弾薬」を使用すると機関銃はジャミングなどの故障を起こす。

過早開放とか怖い。

> 11年式軽機:38式実包Gで故障頻発、38式実包で故障大頻発。
> 元々、小銃との弾薬互換が目的で装填架と言う摩訶不思議な給弾機構を「発明」したのに弾薬自体が減装薬で互換性を欠いた迷機関銃。

火器開発史から見れば戦間期、世界的に軽機開発が軽んじられた時期に敢えて真面目に新規開発された点で評価されて良い一品なのですがねぇ…
挿弾子を機関銃に用いる例はイタリアのブレダM30もありますがこちらも駄作。
根本的に無理があるという事でしょうか…

> 1式重機:99式実包が標準。97式実包だと故障を起こしやすい。
> 92式実包は使用できない。

> 99式軽機:99式実包が標準。97式実包だと故障を起こしやすい。
> 92式実包は使用できない。

過早開放が怖いし97式は使用不可にしておいた方が良いのではないか、と愚考しますがいかがでしょうか?
少なくともこの場は。

僭越ながら大戦中、最良の国産小銃は三八年式騎銃ではなかったかと思います。
全長、重量とも現代のM16並で取回し良く、撃った感触も歩兵銃程ではないものの十分マイルドでした。

[677] 日本陸軍の小火器弾薬(2) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/15(Thu) 16:09
まず最初に書いておくが「小銃に比べ機関銃はデリケート」である。
なお小銃本体は頑丈であっても「射手の肉体はデリケート」であり射手の体格や技量によりデリケート具合に大きな差がでる。
なぜ機関銃がデリケートかと言うと撃発時の反動(厳密に言うと反動だったり発射ガスだったするが)により排莢と次弾装填をしなければならないからだ。
この動作を行う為、機関銃にとって反動は「適度」でなくてはならない。
強すぎても弱すぎても駄目なのである。
「適度でない弾薬」を使用すると機関銃はジャミングなどの故障を起こす。
なお「反動が適切」である事は自動小銃にとっても同じなので小銃を自動化する為には「精度の高い銃及び弾薬の製造能力」が要求される。
これが拳銃弾を使用する短機関銃となるとさほど高精度は要求されない。
拳銃弾は小銃弾に比べ1/3位の装薬量しかないので弱いバネで充分にストロークをとっておけば極端な故障は発生しないからではないかと僕は思う。
さて、日本陸軍の小火器用弾薬で変なのは当初からリム無で強装薬の7.7mm弾薬として97式実包があるのに強装薬の92式実包を半リムとリム無の2バージョンで量産した事である。
どうも実質的には97式実包である弾薬を名目上は92式実包後期型として生産したらしい。
よって面倒臭いのでここからはリム無の92式実包は97式実包に類別し話を進めよう。

[676]で「92式重機はどの7.7mm弾でも撃てる」と書いたが「92式重機で99式実包が撃てるんなら万能弾薬である99式実包だけ生産すれば良いじゃあないの。」と言う声が聞こえてきそうである。
でも良く考えてみよう。
強装薬の92式実包で良好な連射が出来る様に設計されている92式重機だ。
弱装薬の反動で「良好な連射」ができるとは考えにくい。
また92式重機と1式重機は双方とも97式実包と99式実包が使用できる。
よって差異(銃本体の重量は1式の方が軽く生産性も良い)が見えにくいが92式重機は強装薬、1式重機は弱装薬を前提として基本設計がなされていたと考えられる。
前提とした弾薬が「適度」なんだから前提としてない弾薬は強すぎるか弱すぎるかのどちらかに他ならない。
本来は弾薬に合わせて火器を開発するのだが日本の場合、前提とした弾薬に火器が合わなかった場合、火器を改良するより新弾薬を開発してしまう傾向がある。
これが問題だったのだと私は思う。

それでは各火器の個人的評価について...
38式歩兵銃:38式実包が標準、38式実包Gも使用可だが若干精度が落ちる。
11年式軽機:38式実包Gで故障頻発、38式実包で故障大頻発。
元々、小銃との弾薬互換が目的で装填架と言う摩訶不思議な給弾機構を「発明」したのに弾薬自体が減装薬で互換性を欠いた迷機関銃。
11年式軽機が実用的であれば次項の96式軽機が開発される事はなかった。
96式軽機の存在そのものが11年式軽機が駄作である事を証明している。
96式軽機:38式実包Gが標準、38式実包では故障を起こしやすい。
もし故障を起こさないなら38式実包Gなど生産されない。
92式重機:92式と97式実包が標準。99式実包だと故障を起こしやすい。
1式重機:99式実包が標準。97式実包だと故障を起こしやすい。
92式実包は使用できない。
99式小銃:99式実包が標準。97式実包だと精度が低下し肩を痛める。
92式実包は使用できない。
99式軽機:99式実包が標準。97式実包だと故障を起こしやすい。
92式実包は使用できない。

[676] Re:[675] [674] 日本陸軍の小火器弾薬(1) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/13(Tue) 11:33
日本陸軍の小火器弾薬については実に多くの書物で実に多くの異なった解説がされているので僕としても「これらの資料を勘案し阿部隆史としてはこう思っている」といったお答えしかできないとまず書いておこう。
それでは拳銃弾以外の日本陸軍小火器弾薬開発過程から始めるとしようか。
日清戦争後、日本陸軍は6.5mmの小火器用弾薬として半リムの30式実包を制定した。
次に日露戦争後、弾頭を改良した38式実包を制定した。
その後、軽機でこれを使用したら故障が続発したので弱装薬の38式実包(G)が制定された。
(30式実包(G)てのもあるらしいが割愛)
昭和に入ると飛行機が有力な兵器となってくる。
飛行機の武装として6.5mmでは心許ない。
そこでビッカース機関銃をコピーし7.7mm半リムの89式実包が制定された。
この実包はケース長58mmで日本陸軍実包の基礎となる。
ついでこの実包を流用した重機用の92式実包が制定された。
更に車載機関銃用としてリム無の97式実包が制定された。
89式実包、92式実包、97式実包は強装薬である。
強装薬では小銃で使用できないので弱装薬でリム無の99式実包が制定された。
最後に自動小銃用として4式実包と言うのが制定されたらしい。
随分、色々あるね。
古色蒼然とした30式実包と大戦末期の怪しげな4式実包、航空機用の89式実包を除いて5種類もある。
そしてこれから上記の弾薬がどれで使用できどれで使用できないかを説明しなくてはならない訳だ。

...気が遠くなってきた。(冗談)

さて佐山二郎氏の著書「小銃・拳銃・機関銃入門」408頁では「7.7ミリ銃の弾薬中、普通実包には92式普通実包、99式普通実包、4式普通実包の三種類があった。これらを99式小銃、99式軽機関銃、92式重機関銃および97式車載中機関銃のどれに使っても差し支えないことになっていた」と書いてある。
本当だろうか?
本当ではあるまい。
だって同書409頁では半リム用(92式重機)として製造された火器では半リム、リム無しの弾薬が使用できるがリム無し用として製造された火器ではリム無の弾薬しか使用できないと書いてある。
もっとも後期に製造された92式実包はリム無と書いてあり「7.7mmで強装薬、リム無なら97式実包とどこが違うのか?」と言う疑問が残る。
ここでリムについて考えてみよう。
リムとは薬莢の底についた突起の事でこれに金属の爪が引っかかり排莢される。
でも突起ではなく薬莢に溝を付けても排莢は可能だ。
突起がなく溝になっているのを「リムなし」(リムレスと言う)、リムがついているのをリム付(リムドと言う。英の.303ブリティッシュやソ連の小銃弾、日本海軍の7.7mm機銃弾などがこれに当たる)、リムと溝の双方がある物は半リム(セミリムドと言う)に類別される。
排莢できなきゃ撃てないからリムのあるなしは大変重要な要素だ。
前述の5弾種を口径、装薬量、リム形状、主要火器で区分すると以下になる。

38式  6.5mm 強装薬 半リム 小銃、重機
38式G 6.5mm 弱装薬 半リム 軽機
92式  7.7mm 強装薬 半リム 重機
97式  7.7mm 強装薬 リム無 車載機銃、重機
99式  7.7mm 弱装薬 リム無 小銃、軽機、重機

紛らわしいのは「92式重機はどの7.7mm弾でも撃てるが99式小銃や99式軽機ではリム無しか撃てない」って事や「92式実包の後期生産分はリム無」って事や「強装薬の弾薬なのに薬莢を真鍮から鉄に変更した粗悪品では薬量が減らされていた」って事など例外事項が色々とある事だ。
更に機関銃では撃てると言っても故障せず射撃できるかは別問題なので「撃発は可能だが実戦での使用は困難」ってのを撃てるとすべきか撃てないとすべきか厄介なのである。                 (続く)

[675] Re:[674] 小火器の話(その2) 投稿者:扶桑 投稿日:2007/11/11(Sun) 12:42
弾薬の話が出たところで、一つ阿部さんに質問したい事があります。
実は、日本陸軍の小火器の弾薬の種類が多くて、どれがどの銃に使えるのかどうも確信がもてないんです。今のところ


三八式実包・・・三十八年式小銃、十一年式軽機関銃、九六式軽機関銃
九二式実包・・・九二式重機関銃 (九九式軽機関銃や九九式小銃も、リムの形状を変えれば使用可能?)
九九式実包(普通装薬)・・・九九式軽機関銃、一式重機関銃
九九式実包(弱装薬)・・・九九式小銃、九九式軽機関銃、一式重機関銃


という認識なのですが、これで正しいでしょうか?

[674] 小火器の話(その2) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/10(Sat) 19:28
(その2)
第1次世界大戦以前、各国の小銃は初速よりも弾頭重量にパワーを求めた。
例えば米軍の場合、M1903小銃用として開発された30−03弾(7.62×63)は弾頭重量14.2gで初速700m/sだったし日本軍が30式小銃用に開発した30年式実包(6.5×50)は弾頭重量10.4gで初速700m/sだった。
ところが後世になると弾頭重量より初速に関心が高まり米軍は同じ7.62mm弾で同一ケース長ながら弾頭重量9.9gで初速820m/sの30−06弾、日本も同一口径、同一ケース長で弾頭重量9g、初速765m/sの38式実包に移行する。
同じケース長の薬莢で撃ち出しても弾頭重量が軽いと初速はかなり速くなる。
よって初速の高低だけでパワーを判定する事は出来ない。
それでは如何にして小銃のパワーを判定するのが良いだろうか?
弾頭重量(もしくは口径)と初速で比較するのも良いがケースサイズで比較するのも手である。
ケースサイズはケース長とケース太さから容量を算出すれば良い。
それではケース容量だけで比較して良いのだろうか?
残念ながらそれでも充分ではない。
必ずしもケース一杯に装薬が充填されている訳ではないし装薬の質的差もある。
とりあえず主力小銃弾薬(口径×ケース長×ケース太:容量)を列記してみよう。
米:7.62×63×12.01:7121(30−06弾)
独:7.92×57×11.94:6230(8mmモーゼル弾)
ソ:7.62×54×12.37:6517
英:7.7 ×56×11.68:5915(.303ブリティッシュ)
日:7.7 ×58×11.89:6339(99式実包)
日:6.5 ×50×11.35:5100(38式実包)
伊:6.5 ×52×11.43:5304

一般的には第2次世界大戦時の小銃弾薬は米独ソが三傑で日英の7.7mmがこれに続き日伊の6.5mmが後塵を拝すと言われている。
でも上記の数値では日本の99式実包の方が独の8mmモーゼル弾よりケース容量が大きい。
なぜだろう?
これには理由がある。
日本陸軍では大正期、小銃及び軽機関銃用、重機関銃として6.5mmの38式実包を使用してきた。
だが6.5mm弾では重機関銃用としていかにも頼りない。
そこで92式重機関銃の採用と共に重機関銃の口径を7.7mmに拡大し92式実包が量産される様になった。
重機関銃用なんだから92式実包はハイパワーである。
かくして日本陸軍は6.5mm弾と7.7mm弾を混用する事になったのだがこれは補給面で甚だしく不合理である。
よって小銃と軽機関銃も7.7mmに拡大する事になったのだが92式実包は小銃で使用するには余りにもハイパワー過ぎた。
仕方ないので日本陸軍は92式実包と同じサイズで装薬量を少なくしリム形状を変更した新弾薬として99式実包を制定しこれを撃つ為に1式重機関銃を開発するに至った。
こうした理由により99式実包はケース容積の割りにローパワーなのである。
初速で見ると8mmモーゼル弾を使用するKar98kが760m/sなのに99式実包を使用する99式小銃は730m/sでしかない。
ましてや99式小銃の場合、戦後の一時期、自衛隊に装備された時、米軍の供与の30−06弾仕様に薬室を改造したところ、強度不足でかなりの銃が壊れてしまうと言う障害も発生した。
この事からも99式実包が三傑より低パワーだと言える。

[673] 無線機の有無 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/09(Fri) 20:12
分隊単位で無線機を持ってる米軍とラッパで号令かけてる日本軍との差が擲弾筒と迫撃砲に表れているとも言えるなあ。
無線機さえありゃ中隊本部に連絡して射程1800mの威力で60迫に射撃を要請できるけど無線機がなきゃ「手元にある1丁の擲弾筒」に頼る他ないもんね。

[672] Re:[671] [669] 「小火器」に乱入? 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/09(Fri) 17:33
>  確かに擲弾筒は日本軍の兵器の中でも評価が高いものですが、その理由としては威力よりも利便性にあったのではないかと個人的には思っています。

そうだね。
それではここでひとつ、日本軍の89式重擲弾筒(以下擲弾筒と略)及び米軍のM2型60mm迫撃砲(以下60迫と略)の能力差と運用構想の違いを説明しよう。
まず擲弾筒だが口径50mm、重量4.7kg、弾頭重量0.8kg、最大射程670m、最大発射速度毎分20発。
60迫は口径60mm、重量23kg(19kgとする資料もあり)、弾頭重量1.3kg、最大射程1800m、発射速度毎分18発(短時間なら35発)。
次は編成。
日本陸軍の歩兵小隊は軽機3個分隊と擲弾筒1個分隊で編成され擲弾筒分隊は擲弾筒3丁と小銃7〜10丁を装備している。
小銃の数に差があるのは資料によって部隊や時期が異なる為だ。
擲弾筒分隊は分隊長1名(小銃装備)、筒手3名(擲弾筒装備)、弾薬手6〜9名(小銃及び弾薬装備)からなっており3個擲弾筒組(各擲弾筒1、小銃2〜3,弾薬)に分かれる。
つまり基本的に擲弾筒1丁は3〜4名で運用される。
ただし擲弾筒は軽便なので筒手が弾薬も携行(8発位)しているので兵1名でも作戦行動をとる事が可能だ。

次に60迫だがこれは米陸軍の歩兵中隊に3門が配備される。
中隊に3門なのだから小隊への割り当ては1門だ。
つまり擲弾筒に比べ数が1/3になる。
また擲弾筒は場合によっては1名でも運用可能だが60迫は砲身と脚の運搬に1名、底板の運搬に1名、弾薬の運搬に1名の合計3名を最低限、要する。

火力を比較して見よう。
擲弾筒は0.8kg×20で16kgだが配備数が3倍なので48kg。
60迫は1.3kg×18で23.4kgだが状況により45.5kg。
火力はトントンと見て差し支えない。
射程では60迫の方が遙かに上。
と言う事は「運用の柔軟性で優る擲弾筒と射程で優る60迫のどちらが上か?」と言う判断になる。

1門の60迫を3つにばらす事はできないが1分隊3丁の擲弾筒を3つに分け軽機分隊に配属させる事は容易だ。
小隊や分隊単位の戦闘に重点を置いた日本陸軍と中隊単位の戦闘に重点を置いた米軍との運用構想の差が如実に現れているのが擲弾筒なのである。

なお擲弾筒に類する小銃用の擲弾発射機は各国で開発、量産された。
米軍に於いても然りである。
ただし日本陸軍が擲弾筒を重用した程のレベルではない。

[671] Re:[669] 「小火器」に乱入? 投稿者:扶桑 投稿日:2007/11/08(Thu) 22:17


> ちなみに旧日本軍の擲弾筒ですが、これはもしかしたら、日本陸軍が、米軍の火力にかろうじて対抗できた一因では?と思っているのですが、いかがでしょうか?

 確かに擲弾筒は日本軍の兵器の中でも評価が高いものですが、その理由としては威力よりも利便性にあったのではないかと個人的には思っています。

 擲弾筒は迫撃砲に比べ持ち運びが簡便(八九式擲弾筒が5kgに対し、九四式軽迫撃砲が169kg)――つまり車も馬もない日本軍でも持ち運びが可能でした。また配備された数や砲弾の量も迫撃砲よりはずっと多かったようです。
 つまり、「とりあえず戦場に駆けつけて、砲弾を撃つ」能力に関しては擲弾筒は他の火砲に比べてきわめて優れており、これが今日の高評価の原因ではないかと思っています。

 性能面では、擲弾筒が迫撃砲に匹敵するとは思えません。射程だけ見ても、八九式擲弾筒は700m、九六式中迫撃砲は3900mと大きな差があります。

[670] Re:[669] 「小火器」に乱入? 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/08(Thu) 12:38
> 歩兵が部隊単位でぶつかる場合、兵士個々の小銃より、分隊又は小隊単位で持っている機関銃なんかがモノをいう(と分析されている)ように感じますです。

モノを言うのは機関銃と迫撃砲、歩兵砲だね。
やっぱり。

>戦闘距離や状況により、手榴弾とか短機関銃が時々役に立ったり、くらいかな、と見ております。

手榴弾と短機関銃は市街戦や塹壕の陣内戦、密林での不規則遭遇戦では役に立つだろうね。

> 旧日本軍の三八式は色々言われてますが、日本人にとっての使いやすさや持ち運びに関しては、6.5oの弾薬は意外に適当だったのではないか、とか、米軍のBARは分隊単位で持ってるというところに凄みがあるのだろうなぁ、と思ったりしてます。

38式歩兵銃は実銃を撃った事あるけど良く当たる名銃だよ。
だけど知人の実戦経験者の談話によるとパワーが足りないから手足に命中しても貫通するだけでちぎれたりしない。
だから戦死せず負傷で済む場合が多い。
よって米英軍みたいに負傷者を手厚く扱う相手には6.5mm弾が有効。
負傷者は後送するのに何名もの人手がかかるから敵の戦力をより減少させられるからね。
でもソ連や中国みたな相手には...
スプラッター効果で恐怖心を駆り立てる大口径の方が有効かも知れない。

> ちなみに旧日本軍の擲弾筒ですが、これはもしかしたら、日本陸軍が、米軍の火力にかろうじて対抗できた一因では?と思っているのですが、いかがでしょうか?

「擲弾筒がなければもっと酷い目に遭っていたのではないか?」と言う意見であれば僕も同感。
でも「擲弾筒(最大射程670m)の代わりに米軍が装備していたM2型60mm小型迫撃砲(最大射程1800m)があったなら?」と言う事を考えると...
所詮、擲弾筒なんて脚の無い超小型簡易迫撃砲に過ぎないからねえ...
日本は第1次世界大戦にまともに参加せず大規模な塹壕戦やガス戦を経験しなかったから迫撃砲への移行に乗り遅れてしまった。
その結果として大隊砲(歩兵砲)が開発され小型迫撃砲の代替として擲弾筒が配備されたんだ。
ちなみに擲弾筒に相当する小型支援火器は各国にあるしカンプピストルもその一種である。

> ドイツ軍!!というだけで、ごくごく少数が使われたものも広く紹介されているということなのでしょうか?

なにしろドイツは小火器の本家だからねえ。
英国人のジェームズ・ボンド氏もワルサーPPKを使用してるし日仏ハーフのルパン3世もP38を愛用してる位だ。

[669] 「小火器」に乱入? 投稿者:まつかぜ 投稿日:2007/11/07(Wed) 23:00
皆様御無沙汰しております。
GD2の兵器図鑑と皆様の話だけで欧州に妄想を巡らしている不良中年であります。(始めてしまうと現実の営業に支障を来す公算大、、、と臥薪嘗胆している毎日です。なんとか早く始めたい(汗)

阿部さんの話の続きを楽しみにしながら、ですが。
歩兵が部隊単位でぶつかる場合、兵士個々の小銃より、分隊又は小隊単位で持っている機関銃なんかがモノをいう(と分析されている)ように感じますです。戦闘距離や状況により、手榴弾とか短機関銃が時々役に立ったり、くらいかな、と見ております。

旧日本軍の三八式は色々言われてますが、日本人にとっての使いやすさや持ち運びに関しては、6.5oの弾薬は意外に適当だったのではないか、とか、米軍のBARは分隊単位で持ってるというところに凄みがあるのだろうなぁ、と思ったりしてます。

ちなみに旧日本軍の擲弾筒ですが、これはもしかしたら、日本陸軍が、米軍の火力にかろうじて対抗できた一因では?と思っているのですが、いかがでしょうか?
阿部さん始め諸兄の御高見をうかがってみたいものです。
あ、もちろん「小火器の話」のじゃまにならない程度にコメントいただければ幸です。

ちなみにGD2がらみで言うと、独の小火器って、銃器は有名ですが「キワモノ」も多いような印象が強いのです。カンプピストルとか、曲射装置とか。。。
ドイツ軍!!というだけで、ごくごく少数が使われたものも広く紹介されているということなのでしょうか?

ではでは

[668] Re:[667] 無題 投稿者:ケンツ軍曹 投稿日:2007/11/06(Tue) 20:39
> スパイが山ほど潜入してくるので摘発の為、ヒムラーにはかなり与えねばならず
> こちらのスパイが片っ端から摘発されてしまうのでハイドリッヒにも
> 結構、与えねばならず私は困ってます。

はじめまして。
僕の戦況も押し寄せる敵のスパイで大変なありさまです。
諜報と治安に重点を置かざるを得ないため宣伝などが後回しになるので大変苦しい状態なのです。
やはり占領地域を最初の段階で増やしすぎたのがいけなかったのかも知れません。

[667] 無題 投稿者:いそしち 投稿日:2007/11/04(Sun) 09:47
ヨーロッパキャンペーンをサクサクと進め1941年の正月を迎えました。
ところで皆さんは閣僚への活動ポイント配分をどうされてますか?
スパイが山ほど潜入してくるので摘発の為、ヒムラーにはかなり与えねばならず
こちらのスパイが片っ端から摘発されてしまうのでハイドリッヒにも
結構、与えねばならず私は困ってます。
戦略爆撃を受けるたびゲッペルスにも増やさねばなりません。
陸軍や空軍の作戦自体は円滑に運んでいるのですが。

[666] 小火器の話(その1) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/11/03(Sat) 18:28
1942年8月、ガダルカナル島に上陸した米第1海兵師団はボルトアクションのM1903小銃装備(ガダルカナル島戦末期に投入された第2海兵師団や陸軍の師団はM1自動小銃装備)にもかかわら日本軍を相手に激戦を繰り広げ一歩も引かなかった。
それに対し1943年2月、米第34歩兵師団はM1自動小銃を装備していたのにカセリーヌ峠でボルトアクション小銃装備のドイツ軍にアッパレ大敗走を遂げたのである。
確かに米海兵隊は精鋭だ。
しかしガダルカナルに上陸した時点では初陣なのでさして米陸軍師団と能力的に差があったとは考えられない。
だとすれば「一般的には優秀と思われがちな自動小銃」を装備している米第34歩兵師団の方がもうちょっと頑張れそうに思うのだがあにはからんや結果は上述の如しとなった。
上記2例だけで「ボルトアクション小銃の方が自動小銃より優秀」と断じる事はできないが僕としては「自動だろうがボルトアクションだろうが大した差はない」と思っている。
それでは小火器の話を少しばかりするとしよう。

軍事資料データベースでも書いたが小火器の性能を決定するのは弾薬と銃身長である。
同じ弾薬を使用するなら銃身長の長い方が初速が速くなりパワーが増す。
例えば英軍が使用したSMLE小銃(重量3.9kg)は銃身長640mmで739m/sだが同じ.303ブリティッシュ弾(7.7×56:口径mm×ケース長mmを表す、以下同じ)を使用しながらも銃身長を475mmに切りつめたNo5−1小銃(通称ジャングルカービン:重量3.25kg)では727m/sに低下する。
日本軍が使用した38式実包(6.5×50)の場合、38式歩兵銃(銃身長797mm、重量3.95kg)では765m/s、38式騎兵銃(銃身長419mm:重量3.34kg)では708m/sであった。
パワーが低下したのだから反動も低下したのだろうか?
そんな事はない。
逆に反動は大きくなった。
同じ弾薬を使用しているのだから基本的に反動は同じ様に見える。
ところが銃身が短くなった為に小銃の重量が小さくなり発射反動の抑えが効かなくなってしまったのである。
なら銃身を長くして小銃の重量を増加させるのが「良い小銃」なのだろうか?
兵隊がみんな「力持ち」で長い銃身を持て余さない程の「大男」揃いならそれも良いかも知れない。
でもそうは行かないから程々の長さと重量で適度な許容範囲の反動の銃が「良い小銃」となる。
民族によって若干の体格差はあるが極端な差にはならないのでブルパップ銃などの例外を除くと小銃の銃身長は自ずから決まってくる。
となると小銃のパワーは弾薬によって左右される事になる。
基本的に小銃用の弾薬は弾頭とそれを撃ち出す装薬で構成されており「同じ弾薬を同じ銃身長の火器で発射」するならばパワーは大体、等しくなる。
こうしたパワーを示す指標として初速と弾頭重量が挙げられる。
初速が同じなら弾頭重量の大きい方がパワーも大きいし弾頭重量が同じなら初速の大きい方がパワーが大きい。
更に弾頭重量に代わる指標として口径を使う事もできる。
口径が大きい方が質量が大きいのは当然であろう。
だが一般的に口径の大きい弾薬の方が弾頭重量が大きいと言えるものの同一口径であっても時代の趨勢によって大きな差が生じる場合もある。
                  (つづく)

[665] 伝説のSLG 投稿者:天井桟敷 投稿日:2007/11/03(Sat) 10:10
GD2で盛り上がっていますが、某サイトより阿部先生が昔、制作にかかわった「○○○の○」が、DL販売されるとのこと。クリアした人には、粗品もでるとのことです。
今、仕事が忙しくて挑戦することができませんが・・・・
GD2の進行も停滞気味です。ヨーロッパキャンペーンクリアできるようにがんばります。

[664] キャンペーン開始しました 投稿者:珊瑚 投稿日:2007/10/31(Wed) 00:47
こんにちは、98版以来のGDファンです
電撃戦とバルバロッサをクリアし、慣れてきたのでキャンペーンを開始しました。

現在41年春ですがフランス艦隊の接収に失敗したため、イタリア艦隊を大西洋に回航すべく陸路でのジブラルタル攻略を計画しています。
スイスからのフランス攻めとか、旧作より色々できるようになっていて面白いですね。
そんな事やってる間に米ソの親独度が下がっていくのが心配ですが(w)、毎日楽しませていただいてます。

[663] Re:[660] [659] その後のヨーロッパ作戦について 投稿者:Ruckus 投稿日:2007/10/26(Fri) 19:07
前略 あの危機的戦況は益々悪化して、到頭シュテッチンの連合軍にベルリンを奪取されてしまいました。
ナチスドイツが資源が乏しい現状では、兵器生産はままならず。連日の空襲で飛行場を無力化されてしまっては、打つ手なしとなってしまいました。飛行場を設営するにもセメントが足りないのです。
 ソビエトと対決したところで、物量の差が歴然としていましたから、一度撤退した部隊は後方に回され、新たに部隊が増強されてきました。
一方の我が方は戦闘を繰り返すことで部隊は傷つき、減るばかりで万策尽きた感じでした。今後はこの失態を作戦考案の参考にしていきます。敬具

[662] Re:[658] [657] お久しぶりです 投稿者:アルフレッド 投稿日:2007/10/18(Thu) 00:04
なるほど、よく理解できました。
ガダルカナルや島嶼などの戦いでは自動小銃の連射による
制圧力とボトルを引く必要がないため照準をそのたびに設
定する必要がない事が有利に働くと考えておりましたが、
実際には「少しだけなのですね」

こうしてみてもアメリカ式の射撃は多数の弾を短時間に
撃ちまくり、イギリス式射撃は一発に精魂を込めるとい
う民族性まで感じました。

また、多くのゲームでも自動小銃が開発項目に入ってい
ない理由も理解できました。

社長に、GSスタッフの方どうもありがとうございました。
今年はオフ会があれば出席できそうです。それでは失礼
します。

[661] Re:[660] [659] ヨーロッパ作戦について 投稿者:Ruckus 投稿日:2007/10/17(Wed) 21:32
前略 早速のアドバイス快く受け入れます。確かに戦力の集中は重要ですね。反省しきりです。
現状はベルギー、オランダ、ソビエト、トルコにも戦線布告して目下奮闘中。
兵器生産は資源である鉄鉱石が激減してしまい、大量生産とはいかなくなりましたが、徐々に増やしているところです。
今のところ連合軍はフランスの戦力が手薄な根拠地からブレーメン方面を通ってベルリンを狙ってるようです。それを察知して、予め戦力を温存しておいたので、ベルリンに集中させて頑強な抵抗をしている真っ最中です。 ワルシャワ後略を諦めてる訳ではなく、じっとチャンスを狙っています。それはソビエトが戦力を手薄にしている根拠地をゲリラ的に攻めてみようと考えています。ブレスラウ方面からが勝算があると踏んでいます。また良き参謀としてご享受願います。ありがとうございました。敬具

[660] Re:[659] ヨーロッパ作戦について 投稿者:装甲師団 投稿日:2007/10/17(Wed) 12:26
> 前略 これを拝見されたスタッフのみなさまやユーザーの方々に相談があります。

 私で宜しければ提案させて下さい。 一口に言えばやはり戦力集中と適材適所の2点に尽きると思います。 
 ターン数には余裕があるので兵器生産や他戦線からの引き抜きで兵力を蓄え、3軍とも指揮官つきで、晴れか曇りの日に攻撃しましょう。 
 具体的にポーランド軍は戦車と航空機が少ないので歩兵2000迫撃砲2000の2軍と野砲2000の1軍で攻撃を繰り返します。 対空砲や対戦車砲は本国防空や西部戦線に廻します。
この方法ではポーランド攻略は1940年になってしまいますが兵力が殆ど消耗しないのですぐに対フランス戦に取りかかれます。

[659] ヨーロッパ作戦について 投稿者:Ruckus 投稿日:2007/10/16(Tue) 21:14
前略 これを拝見されたスタッフのみなさまやユーザーの方々に相談があります。
 シナリオ「ヨーロッパ作戦」をはじめました。アドバイス通りに作戦を進めましたが、なかなかワルシャワ陥落まで行きつけません。ムラバを陥落することも出来ないのです。現状、エディタ機能は使わずにノーマルプレイを重んじてます。既に1940年になりました。
それと「電撃作戦」も並行してやってますが、セダンまでの道のりが程遠く感じています。作戦期限を大幅に過ぎてしまいました。 兵器生産は戦況により、一種類に絞っています。シナリオが難しいのでしょうか。初戦からつまずいているので今では鬱積が爆発して焼けを起こしてしまい、自ら敗北への道を進んでいます。既に、敵はベルリンに迫って来ています。無謀にもワルシャワ陥落をせずにベルギー、オランダに戦線布告を告げてしまいました。包囲されるのは時間の問題ですが、敵の戦力もかなり消耗しています。
誰か打開策を提案して頂きたいと切に願います。敬具 ラッカス 38

[658] Re:[657] お久しぶりです 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/10/15(Mon) 20:12
> プレイしているうちにふと感じた疑問ですが、アメリカ以外の国ではもしかして自動小銃を採用していないのでは?と。

歩兵用小火器を全面的に自動小銃に更新したのは米陸軍だけだった。
一部を自動小銃に更新したのはソ連軍(トカレフM38型)とドイツ軍(G43)である。
まあ日本軍も5式小銃(4式とする説もある)なんてのをごく少数、生産(試作レベルの数量)したが。
更にドイツ軍では究極の自動小銃と言える突撃銃も大戦中に数種、量産化した。
でも独ソとも終戦まで主力小銃がボルトアクションだった事に変わりはない。
「なにゆえ諸国家は自動小銃に対して冷淡であったのか?」
この答えは「自動小銃はさして良い兵器ではなかったから」につきる。
僕は決して「ボルトアクションの方が自動小銃より優れている」などと言っているのではない。
そりゃ自動小銃の方がボルトアクションより優れている事は確かだ。
でも自動小銃はボルトアクションに比べ「ちょっとだけ優れている」に過ぎないのである。
量産兵器の更新と言うデメリットをしのげない程度のね。
突撃銃?
こうなると話は別だ。
突撃銃はボルトアクションに比べ「凄く優れている」と言えよう。
今まで僕は38式小銃、99式短小銃、Kar98K小銃、M1ガーランド、M16、AK47などを撃ってきた事があるけど上記の如く感じている。
その理由はまた今度。

[657] お久しぶりです 投稿者:アルフレッド 投稿日:2007/10/14(Sun) 22:57
ご無沙汰しておりました。御社のゲームはシコシコとプレイしております。GD2はあえてあしか作戦をとらず英米&ソ連と戦う状態で大苦戦しております。

プレイしているうちにふと感じた疑問ですが、アメリカ以外の国ではもしかして自動小銃を採用していないのでは?と。

当時イギリスはアメリカ以上の先進国でありながらWW2 の写真を見ているとイギリス軍もボルトアクション式小銃を使っているようですし、ドイツもカール、日本も有名な三八式です。
メカニズム見ても他の先進的な兵器に比べて簡単に見えるのですが、アメリカ以外の他の国では自動小銃の制式採用はあったのでしょうか?(昔のモデルガンのカタログ見てもそれらしきものありませんでた)

すいません、ご多忙中のところ下らない妄想を書きました。

[656] あえて二正面作戦 投稿者:いそしち 投稿日:2007/10/14(Sun) 06:46
昨日からの徹夜でやっとV1.4の攻略を果たしました。
皆さんの御指摘から対英戦を優先させたり中立国からの進攻
が有利な事はだいたい承知していたのですがあえて英国と
戦いながらモスクワ街道からの重点突破にかけてみました。
たしかに苦労しましたが喜びもまたひとしおです。
パウル・カレルファンの方は本を片手にこのようなプレイ
で週末を過ごされるのもいかがですか。

[655] Re:[653] [649] [648] [646] 魔界半蔵 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2007/10/11(Thu) 02:29
> この辺はネタバレギリギリなので次回からは掲示板に書く前にこちらに御一報頂けると有り難い。

詳しい解説ありがとうございます。
臨機応変と言われる米軍ですが、政府の方はけっこうお役所仕事をやっていたのですね。
おっしゃる通り、それでも戦争に勝ててしまうあたりは流石ですが。

あとネタバレの件失礼いたしました。以後気を付けます。

[654] 今度は海軍の兵器 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/10/10(Wed) 16:58
仮装巡洋艦とは高速商船を改装した巡洋艦の事であり日本海軍では特設巡洋艦と呼称される。
第2次世界大戦中、もっとも多くこの艦種を活用したのは英独海軍でその隻数は英海軍50隻(他に豪州海軍2隻、カナダ海軍3隻、ニュージーランド海軍1隻)、独海軍10隻に上った。
ただし独海軍が10隻目に改装したコロネルは1943年の初出撃直後、英仏海峡で空襲によって撃破され本国へ回航のうえ航空機指揮艦(レーダーと通信機器が艦上に多数、装備され艦名もトーゴーと変更)に改装されたのでドイツ海軍が実際に運用した仮装巡洋艦は9隻である。
つまり隻数に於いて英独では5〜6倍の差があった。
それでは個艦の能力差はどうであったろうか?
英仮装巡洋艦50隻の船体サイズは2万総t以上が7隻、1〜2万総tが42隻、1万総t未満が1隻、速力は15〜20ノットであった。
対する独仮装巡洋艦は全艦が1万総t未満であり速力も13〜18ノットに過ぎなかった。
火力についても英仮装巡洋艦の主砲装備数が8門艦30隻、7門艦13隻、6門艦7隻だったのに対しドイツ艦は全艦6門であった。
なお主砲の口径はドイツ感は全艦15p砲、英艦は48隻が15.2p砲、2隻が14p砲である。
それでは英仮装巡洋艦に対し独仮装巡洋艦は能力的に劣っていたのであろうか?
そんな事はない。
独仮装巡洋艦は1〜2機の水偵を搭載しているので索敵能力が高く4隻には機雷敷設能力も備えられていた。
更に独仮装巡洋艦が装備した風変わりな兵器としてコメート、ミヒェル、コルモランの3隻に搭載された小型魚雷艇が挙げられる。

それでは独仮装巡洋艦の戦歴についてかいつまんで説明しよう。
まずはトップスコアに輝くペンギンから。
クリューダー大佐を艦長とする同艦は1940年6月15日に出港し翌年5月8日、英重巡コンウォールに撃沈されるまでの間に英船154619t(32隻)を撃沈/拿捕した。
ついでスコア2位のトール。
同艦はケーラー大佐を艦長とする最初の出撃(1940年6月6日)で96602t(12隻)、ダンブリッヒ大佐を艦長とする2回目の出撃で56037t(10隻)の合計152639tを撃沈/拿捕したが1942年11月30日、寄港地の横浜でタンカーの火災事故に巻き込まれ炎上してしまった。
同艦は作戦行動中、英仮装巡洋艦アルカンタラと交戦(1940年7月28日)して引き分けたり英仮装巡洋艦カーナボン・キャッスルと交戦(1940年12月5日)して撃破したり英仮装巡洋艦ボルテールを撃沈(1941年4月4日)した武勲の誉れ高い艦である。
スコア3位のアトランティスはロッゲ大佐を艦長として1940年3月31日に出撃し翌年11月22日、英重巡デボンシャーによって撃沈されるまでの間に145697tを撃沈/拿捕した。
また撃沈/拿捕は68274tとさして多くないもののデトマース中佐を艦長とする独仮装巡洋艦コルモランは不意をついて英軽巡シドニーを撃沈(1941年11月19日:ただしコルモランも沈没し相打ちとなった)するなどの戦果を挙げている。
なお上記4隻以外の独仮装巡洋艦名はオリオン、ウィダー、スティアー、コメート、ミヒェルである。

次に英仮装巡洋艦の活躍について述べよう。
まずケネディ大佐を艦長とするラワルピンジ(16697総t:15.2p8門:速力17ノット)から。
グリーンランド南方で哨戒任務に従事していた同艦は1939年11月23日に独戦艦シャルンホルスト及びグナイゼナウと遭遇した。
もとよりかなう相手ではない。
ラワルピンジはあっさりと海の藻屑と消え去った。
しかし同艦が発した「ドイツ艦隊発見の報告」によって英海軍は七つの海から精鋭をグリーンランド南方にかき集めドイツ艦隊は通商破壊戦を断念し本国への帰投を余儀なくされたのである。
次にフェーゲン大佐を艦長とするジャービスベイ(14164総t:15.2p砲7門:速力15ノット)について。
商船37隻からなるHX84船団の護衛任務に従事していた同艦は1940年10月5日、北大西洋のど真ん中で独ポケット戦艦アドミラルシェーアに遭遇した。
今回もまたかなう相手ではなく味方は37隻の商船のみ。
そんな状況下で同艦は果敢に戦いを挑み時間を稼いだ。
勝負は当然の如く英海軍の圧敗に終わったが交戦に手間取った独海軍は船団の商船を5隻しか撃沈できず32隻を取り逃がしてしまった。
ジャービスベイの生存者は65名に過ぎずフェーゲン大佐以下200名以上が戦死するに至ったが英国はこの功績を賞しビクトリア勲章を叙勲している。

[653] Re:[649] [648] [646] 魔界半蔵 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/10/08(Mon) 14:23
> (確かそうでしたよね? 阿部デザイナー

どうもお久しぶり。

>「使えない兵器であっても生産する」とのお答えをいただきました。

うん、確かにそう言ったと思う。
でもこれは「使えない兵器であっても生産する事がある」と言う意味であり「使えない兵器でも必ず生産する」と言う意味ではないんだ。
たとえばM5軽戦車の場合、使えない兵器でありながら8904両も量産されたのだからゲーム中においても量産しない訳にはいかない。
その為に米軍が弱体化しても。
でもアーチャーなんかは使えない兵器でありなおかつ少数しか生産されなかった。
よってゲーム中でアーチャーが量産されたら史実に大きく反してしまうのである。
そこでこうした兵器は登場するにふさわしいシナリオで各部隊の開始時兵力としてデータ化しておりキャンペーン中での量産はしない様にしている。

ちなみに米軍の1942年型機甲師団の定数は中戦車232両に対し軽戦車158両だった。
対戦車火力の増強が叫ばれ師団の小型化が図られた1943年型機甲師団でも定数は中戦車186両に対し軽戦車77両である。
なんと機甲師団が保有する戦車のうち1942年型では40%、1943年型でも29%が「あまり戦力として期待出来ない軽戦車」で占められていたのだ。
「これら軽戦車は偵察兵力として必要だったのでは?」と言う意見も聞こえてきそうだが...
もともと偵察用としては1942年型機甲師団に79両、1943年型機甲師団には54両ものM8装甲車(M5軽戦車と同じ37ミリ戦車砲装備)が配備されているのだ。
まあそんな「お役所仕事」をしながら戦争に勝ったんだから米軍のマスプロ主義はまさに偉大なりと言えよう。

> 判りにくくて申し訳ありませんでした。あとこの発言がネタバレになるようでしたら削除して下さい。

この辺はネタバレギリギリなので次回からは掲示板に書く前にこちらに御一報頂けると有り難い。

[652] Re:[649] [648] [646] 魔界半蔵 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2007/10/07(Sun) 16:50
> 実は以前、阿部デザイナーに電話で連合軍の兵器生産について伺った事がありまして。
> この会話が前提としてあったので前回の発言となった訳です

そうだったのですか。
そうとは知らず失礼しました。

> 判りにくくて申し訳ありませんでした。

いえ、こちらこそ真意が判らず申し訳有りませんでした。

[651] フランス戦 投稿者:SS 投稿日:2007/10/07(Sun) 13:25
ソ連戦侵攻ルートの話題が出てたので…
私は、キャンペーン2のフランス戦役でオランダ・ベルギーからではなく永世中立国スイスに宣戦布告してパリを目指すルートを取りました。ミュルーズの仏夜間爆撃航空軍を緒戦で撃破出来た上、イギリス大陸派遣軍と戦わずに済み、更に北仏に仏英軍を包囲出来ました。

[650] 同盟軍への供与 投稿者:神崎.Riv 投稿日:2007/10/06(Sat) 00:06
>>装甲師団さんへ
セバストポリ経由でコーカサスへ突入したり怪しい事をしています。
スカパフロー経由になたのは、フランス全土を中立にして強力な大西洋の壁にしたので仕方がなく(^^;
いつ、英国がフランスに宣戦布告してくるかと待っていましたが、いっこうにしてこないようなので。。。。


>>阿部隆史さんへ
フィンランドに3000両の戦車を供与すれば・・・って事もできますから、夢は大きくもてます。
今は、総力戦をしていますが、終わったら再度やりなおしたいと思います。
今度はA10まで開発を(^^;

[649] Re:[648] [646] 魔界半蔵 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2007/10/05(Fri) 23:36
> えっ?そちらではアーチャーやM5スチュアートがでてこないんですか?

いえ、そういう訳じゃなくて、こっちでもアーチャーやM5はちゃんと出てきます。
実は以前、阿部デザイナーに電話で連合軍の兵器生産について伺った事がありまして。
私の質問内容は「連合軍はなぜアーチャーやM5の様な使えない兵器でも生産するのか?」と言うものでした
そしてデザイナーから「思考ルーチンはプレイヤーに勝つための最善策を考えるためだけに動くのではなく、歴史をトレースする事も重要なファクターなので、使えない兵器であっても生産する」とのお答えをいただきました。
(確かそうでしたよね? 阿部デザイナー)
そして「連合軍が勝つ事だけを目的として行動するのならアーチャーやM5を生産する事は無いし、勝つことだけを目的とするように思考を改築する事は簡単にできる」ともお聞きしました。
この会話が前提としてあったので前回の発言となった訳です
判りにくくて申し訳ありませんでした。あとこの発言がネタバレになるようでしたら削除して下さい。

それとハンドル名とタイトルを逆に書いてしまってすみません。
タイトルは少し前に流行ったお笑い系のネタで、別にGD2が嫌だという事ではありません。
ちょっと誤解を招くようでした。こちらもお詫びいたします<(_ _)>

[648] Re:[646] 魔界半蔵 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2007/10/05(Fri) 21:00
> 使えない兵器を開発/生産しないようCPUの思考を強化するのは簡単でしょうけど、アーチャーやM5スチュアートが出てこないGD2はイヤ(笑)

えっ?そちらではアーチャーやM5スチュアートがでてこないんですか?
僕の方のプレイではあっちこっちでお目にかかりますが。
ひょっとしてもう既にM5スチュアートが旧式化された大戦末期のシナリオをプレイされているのではないでしょうか?

[647] マイ制約 投稿者:ラッキー・ジャック 投稿日:2007/10/04(Thu) 03:44
> アーチャーやM5スチュアートが出てこないGD2はイヤ(笑)

T34とM4しか出てこないとしたら、いくらCPUが強くても嫌ですね(w
私も連合軍がマイナー兵器を装備してるのを見て喜んでる方なんで、自分も開発中止せずにプレイしております。
史実通りエレファントを50両だけ生産したり。
そんな事やってるからから勝てないという話もありますが、それはそれで楽しいので(w

[646] 魔界半蔵 投稿者:こんなGD2はイヤだ! 投稿日:2007/10/03(Wed) 23:58
確かにあの時のフィンランドは限りなく中立国に近い同盟国でしたからね〜。
私も今プレイしているキャンペーン2ではフィンランドを参戦させずに頑張って(汗)おります。

兵器開発は「試作比率80%、重点開発あり、開発中止なし」って感じで。
私ぐらいのウデだと、これくらいがちょうど良いです。
使えない兵器を開発/生産しないようCPUの思考を強化するのは簡単でしょうけど、アーチャーやM5スチュアートが出てこないGD2はイヤ(笑)

[645] 制約について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/10/03(Wed) 20:10
やはりここは「兵器開発ポイントの割り振りは全て平均」と「開発中止はしない」とするのが良いだろう。
そうすると史実と同じ時期に開発完了する仕様になっているので。
(全ての兵器が開発完了しても開発ポイントの割り振りは10のままとしなければいけない。そうしないと史実通りにはならない。)
それと「1941年6月第3ターンの対ソ参戦」かなあ。
あと「セーブはするけどリロードはしない。」ってのも必要だね。

フィンランド経由の進攻については...
バレてしまったか。
実の所、あのルートが一番の近道なのだ。
まあ、当時の事情からして参戦しながらも対ソ全面対決を避けようとしていたフィンランド元首マンネルハイム元帥がドイツ軍の大規模な進駐を許したと思えないので「フィンランドルートが一番の近道はありえないんじゃないか?」と言われると一言もないのだが。

[644] Re:[643] ようやく終戦 投稿者:装甲師団 投稿日:2007/10/03(Wed) 12:29
 神崎.Rivさんの投稿拝見しました。

> フィンランドから出撃してそのままモスクワへ。
なるほどこれは素晴らしい作戦ですね。 気がつきませんでした。 スカパフロー経由と違って上陸戦がないのがよいですね。

> 色々プレイヤーが制約つけないといけないかな?
私は海軍なし(空挺軍でロンドン占領)と空軍なし(ソ連を無政府化して空爆を受けない土地で工場増築)とでそれぞれキャンペーンをやってみました。 結構楽しめましたよ。 ただし後者ではシャーシが殆ど生産できず装甲部隊が活躍できないのが残念でした。

[643] ようやく終戦 投稿者:神崎.Riv 投稿日:2007/10/02(Tue) 23:46
1942年9月に全国家と講和を結びました。
39年ポーランド、デンマーク、オランダ。
40年前半フランス。
40年後半ユーゴ。
41年北アフリカ、ギリシャ、ノルェーと英国に足をかける為にスカパフロー占領。
そして、42年夏にタイガー2と3突42年型がそろったところで最終決戦。
フィンランドから出撃してそのままモスクワへ。
色々プレイヤーが制約つけないといけないかな?まぁ39年から工場増築(総力戦)にはいっていますので、仕方が無いかもしれません。

前半の防空戦は重対空砲の量産と、英国航空機工場への爆撃&破壊活動でしのぎました。

次は、総力戦にチャレンジします。

[642] 無題 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/22(Sat) 16:26
それじゃ続きを。
まずルックス2だけどこれはゲームに登場するルックスの火力強化型で2p機関砲に代わり5p60口径砲を装備している。
元々、ルックスは800両が発注されており先行の100両が2p機関砲、後続の700両が5p60口径砲装備の予定であったが後続の700両については生産中止命令が下され幻の車両となってしまった。
生産が中止された理由は同じ砲を装備する偵察車両としてプーマの方が有望視されたかららしい。
次にSdkfz251/9だがこれはドイツ軍の汎用装甲兵車として名高いSdkfz251に7.5p24口径砲を装備した火力支援車両である。
開戦当初、W号戦車やV号突撃砲の主力火砲として活躍した7.5p24口径砲は陣地やトーチカに対する制圧射撃では絶大な威力を発揮したものの装甲貫徹力が充分でなくこれらの車両は大戦中期以降、対戦車能力に優れた7.5p43口径砲や48口径砲に主砲を更新していった。
しかしそれでも前線から7.5p24口径砲が姿を消す事は無かった。
なにしろ長砲身7.5p砲は重かったので必要とされる全ての7.5p砲を長砲身化する訳にはいかなかったのである。
よってドイツ軍では軽車両に7.5p24口径砲を装備した火力支援車両を続々と開発、量産するに至った。
本ゲームで既に登場しているSdkfz233(8輪装甲車)や本車、小型装甲兵車Sdkfz250に装備したSdkfz250/8などがこれに相当する。
本車は1942年夏に試作車が完成し150両が発注された量産兵器でタミヤからもプラモが発売された。。
軍艦についてはまた今度ね。

[641] Re:[640] [631] [628] 新登場の兵器 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2007/09/18(Tue) 23:43
詳しい解説ありがとうございます。
やはりバックボーンを知ると兵器への思い入れが増しますね。
これからもよろしくお願いします。

[640] Re:[631] [628] 新登場の兵器 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/17(Mon) 16:54
> できれば航空機やW号系列以外の兵器についても掲示板で解説していただけるとありがたいのですが。

それではまずT号対空戦車から。
名前からして判る様にT号戦車のシャーシを流用して開発されたこの車両は実在の量産兵器で1941年夏に24両が生産(もちろん新品ではない)された。
これらは全て第614対空大隊に編入され南部ロシアを転戦し青作戦時に壊滅している。
それでは何故、この車両はたった24両しか生産されなかったのだろうか?
その理由は一見して明らかな様にT号戦車の小さなシャーシでは2p高射機関砲1門ですら荷が勝ちすぎているからである。
ドイツ軍ではT号戦車やU号戦車、38t戦車などのシャーシに15p歩兵砲や7.5p48口径対戦車砲、10.5p榴弾砲、2p高射機関砲など様々な火砲を装備して各種自走砲を開発した。
これらの自走砲を比較するとシャーシのサイズと火砲のサイズがマッチしたケースとマッチしなかったケースに分かれる。
そして場合によっては明らかにミスマッチであるにも関わらず量産化された物もある。
これは「最善の車両を開発する事」が目的ではなく「現在余っているシャーシを利用してなんとか使い物になる兵器を生産する事」が目的であったからだ。
T号戦車のシャーシはドイツ軍として最初に余剰物となったシャーシであり各種自走砲が次々と生産された。
だがT号対戦車自走砲以外は火砲に対して小型過ぎたのでU号戦車や38t戦車のシャーシが余剰化すると共に自走砲用シャーシとしてかえり見られなくなって行ったのである。
ついでU号自走歩兵砲。
これも実在の兵器で1941年末に12両が生産されている。
この12両は全て北アフリカに送られ同地で転戦し1943年春のチュニジア陥落で壊滅した。
特徴はT号自走歩兵砲では車体上に装備した15p歩兵砲を車体内に装備した事で車体の安定性が大幅に向上した。
しかし車外でも歩兵砲が使用できる様に砲脚と車輪をも装備した為、車体重量が16トンに増大してしまい運用上、大きな欠点となった。
なお本車の生産が少数で終了してしまったのは二つの理由による。
まず最初の理由は対ソ戦勃発によって発生したT34ショックである。
これによって機甲部隊の対戦車火力増大が急務となりマルダー系列自走砲が続々と量産された反面、火力支援用の自走砲は後回しにされてしまった。
二つ目の理由は本車に続いて開発されたビソンの方が自走歩兵砲としてより完成度が高かった事による。
38t戦車のシャーシに15p歩兵砲を装備したビソンは無駄な砲脚や車輪を除去しており543両もの多数が量産された。
ちなみにビソン(英語読みならバイソン)は一般的にグリーレと呼ばれている。
本ゲームでビソンとしたのはティーガー2型のシャーシを利用した大型自走砲のグリーレとの混同を避ける為である。
パンツァー誌の場合、6号ではバイソンであったが105号では表紙でバイソン、記事内ではグリレと表記しており以降の号では殆どグリレとなっている。
このビソンに続き15p歩兵砲装備の火力支援用自走砲として開発されたのが歩兵砲型ヘッツァーで45両が生産(改造含む)された。
同車の特徴は防御力が高い事(T号自走歩兵砲の戦闘室前面装甲は4oだったが同車は60o)である。
さしたる欠点が無かったにも関わらず同車の生産が少数に終わったのはドイツの敗北によって第2次世界大戦が終結してしまったからに他ならない。
それじゃ今日はこの辺で。

[639] 難攻不落 投稿者:いそしち 投稿日:2007/09/17(Mon) 06:45
いや、新バージョンソ連軍の強い事、強い事。
週末を全部使って猛攻を加えましたがびくともしません。
昨晩も結局、徹夜になってしまいました。
来週、対ソ宣戦布告前の所から再挑戦します。
どうも戦備が足らなかったようです。

[638] 間もなく対ソ戦 投稿者:魔界半蔵 投稿日:2007/09/15(Sat) 10:13
スタッフの皆様アップデートお疲れさまでした。
G-STYLEの記事を拝見し、夜戦の追加はもちろんソ戦軍が強化された事を知り喜んでおります。

早速ポーランドを成敗してフランスを懲らしめ、対ソ戦の準備を始めます。
2正面作戦をはじめた事を後悔しそうな・・・・でもそれもまた独軍プレイの楽しみです(笑)

[637] Re:[636] 航空機の生産 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2007/09/13(Thu) 15:33
> VER1.4でプレーしているのですが航空機の生産画面で総生力と生産工数の表示がされずアルミの残高も減りません又航空機の生産もできません。

先ほど電話にてお問い合せなさった方でしょうか?
工場増築した場合、次ターンは生産できませんのでご確認下さい。

[636] 航空機の生産 投稿者:千田 投稿日:2007/09/13(Thu) 14:15
VER1.4でプレーしているのですが航空機の生産画面で総生力と生産工数の表示がされずアルミの残高も減りません又航空機の生産もできません。

[635] 祝アップデート 投稿者:電撃 投稿日:2007/09/12(Wed) 19:16
アップデート完成♪
大変ご苦労様でした。

強化されたCPU連合国を相手に再びヨーロッパキャンペーン再開です。

[634] アップデートのお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2007/09/12(Wed) 18:30
本日『GD2』アップデートプログラムVer1.4をリリースいたしました。

こちらのページよりダウンロードできます。
http://www.general-support.co.jp/update.html

[633] Re:[632] [629] [627] [626] 補給線 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/10(Mon) 19:15
> ドイツの艦隊は補給線が港と繋がっていないと出港できません。これはソ連艦隊にも当てはまるのでしょうか?

艦隊/潜水隊の出港に補給線が必要なのは自国領以外の港湾に在泊している場合(解説書70頁参照)だけである。
だからドイツの艦隊/潜水隊だって孤立化したウィルヘルムスハーフェンからでも出港できるしソ連の北洋艦隊も孤立化したアルハンゲリスクから出港できる。
ちなみに援ソ船団だけはアルハンゲリスクは自国領じゃないけど特例として入出港できる。

[632] Re:[629] [627] [626] 補給線 投稿者:SS 投稿日:2007/09/10(Mon) 18:36
ドイツの艦隊は補給線が港と繋がっていないと出港できません。これはソ連艦隊にも当てはまるのでしょうか?
モスクワ・ヤロスラヴリ落としたため、首都は第二候補地になり、クロンシュタット・アルハンゲリスクとのソ連補給線は切れています。にも関わらず、北洋艦隊・バルチック艦隊は出港しているのですが…

[631] Re:[628] 新登場の兵器 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2007/09/08(Sat) 16:49
> 他に登場するのはT号対空戦車、U号自走歩兵砲、ルックス2、歩兵砲型ヘッツァー、Sdkfz251/9型などだ。

これほどたくさんの兵器が追加されるとは嬉しい限りです。
できれば航空機やW号系列以外の兵器についても掲示板で解説していただけるとありがたいのですが。

[630] Re:[629] [627] [626] 補給線 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/07(Fri) 10:19
> 言葉が足りなかったようなら、お詫び申し上げます。

いや、お詫びして貰っても困るのだが...
僕としてはプレイヤーの方が楽しんでくれればそれだけで充分なのでその為にQ&Aをしているのだから。
こちらこそ解説書が不出来である事をお詫びするよ。

[629] Re:[627] [626] 補給線 投稿者:SS 投稿日:2007/09/06(Thu) 20:39
> ソ連軍の司令部は現首都(つまり当初はモスクワ)だよ。
> よって首都が移転すると変更される。
> 解説書の23頁を参照して頂きたい。

いえ、イギリスの場合、補給拠点はジブラルタル・カイロ・現首都とあります(597参照)
これと同様に、ソビエトもレニングラードやスターリングラードなどと補給線が繋がっていると、補給されてしまうのかな?と考えた次第です。
言葉が足りなかったようなら、お詫び申し上げます。

[628] 新登場の兵器 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/06(Thu) 15:14
それでは次バージョンの新シナリオに登場する兵器を御紹介しよう。
まずは掲示板で約束したJu88C夜戦。
これは対ボーファイター夜戦の対抗馬となる重要アイテムだ。
ついでメールで「イタリア空軍にも夜戦が欲しい」と要望があった事から登場させる事となったCa331B夜戦。
これは実在した夜戦だが実機にはレーダーが搭載されなかったらしい。
だがそれではまともに戦力となりえないからドイツからリヒテンシュタインレーダーが供与されたと仮定しデータ化した準仮想兵器。
陸では「W号戦車D型とF型の空間が長すぎるので何か欲しい」との要望からこれまでの2型であったF型を1型としてデータ化(よって防御力は同一だが火力は短砲身)し2型の代わりにG型を追加した。
更にW号系列では105ミリ砲装備の自走砲も登場する。
これは対戦車戦闘ではナースホルンに匹敵しフンメルの様に遠距離射撃も行えるマルチ兵器だ。
使いようによっては役に立つかも知れない。
(まあ実際には役に立たないと判断され量産されなかった訳だが)
他に登場するのはT号対空戦車、U号自走歩兵砲、ルックス2、歩兵砲型ヘッツァー、Sdkfz251/9型などだ。
海では独仮装巡洋艦と英仮装巡洋艦が登場する。

[627] Re:[626] 補給線 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/09/06(Thu) 09:39
> 以前イギリスについてお訪ねしたことですが、ソビエトの補給拠点はどうなっているのでしょうか?
> やはり、レニングラード・モスクワ・スターリングラードが拠点なのでしょうか?

ソ連軍の司令部は現首都(つまり当初はモスクワ)だよ。
よって首都が移転すると変更される。
解説書の23頁を参照して頂きたい。

[626] 補給線 投稿者:SS 投稿日:2007/09/05(Wed) 21:44
以前イギリスについてお訪ねしたことですが、ソビエトの補給拠点はどうなっているのでしょうか?
やはり、レニングラード・モスクワ・スターリングラードが拠点なのでしょうか?

[625] 弊社宛のメールについて 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2007/09/03(Mon) 19:29
8月31日に弊社内でメールソフトの環境移行作業を行った際、サーバー上のメールが一部、誤って削除されるトラブルが発生しました。
このため8月30日夕方から31日夜にかけて弊社宛にお送りいただいたメールが正常に届いていない可能性があります。
通信販売、掲示板パスワード、障害情報、お問い合わせなどのメールで弊社からの返信が3日以上届いていない場合、大変申し訳ございませんがご連絡下さいますようお願い申し上げます。

[624] GSスタッフ(営業担当) 投稿者:『GD2』追加兵器について 投稿日:2007/09/01(Sat) 21:07
8月16日より受付けておりました『GD2』の追加兵器に関する要望は本日をもちまして締め切らせていただきます。
たくさんのメールをいただき、ありがとうございました。

新シナリオに収録される追加兵器につきましては近日中に掲示板にてお知らせします。

[623] Re:[620] [618] [617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:カナダドライ 投稿日:2007/08/28(Tue) 20:05
皆様、早速のレスをありがとうございます。

SS様>
ワルター少尉様が書いておられますが宮崎駿著「雑草ノート」に「豚の虎」と言う作品がありましてポルシェタイガーが登場するのです。
もし宜しかったら是非、御一読を。

ワルター少尉様>
「泥まみれの虎」の御紹介をありがとうございます。
近い内に購入して読む事にします。

[622] Re:[620] [618] [617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2007/08/27(Mon) 19:29
P虎と言うと宮崎駿氏の雑草ノートの豚の虎にでてくるヤツですね。
あの作品はなかなか傑作ですが妄想ノートにでてくる泥まみれの虎もお勧めですよ。
もう既に読まれていらっしゃるかとは思いますが。

[621] Re:[620] [618] [617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:SS 投稿日:2007/08/27(Mon) 19:00
カナダドライ様、こちらこそ宜しくお願いします。

> 宮崎アニメファンの僕としては効率を無視してあえてポルシェタイガーと言いたいところですが
えーっと、この二つは何か関係があるのでしょうか?

ポルシェチィーガーはやはり問題があるかと思います。まだティーガーUPの方なら使えるかもしれませんが…

私もキャンペーンクリアしました。ソ連の根拠地を殆ど攻略してから降伏させたので、守備隊数が半端ないことになってしまいました…殆ど同盟国の部隊ですが
バルバロッサ前に同盟軍の守備用部隊(歩兵134のみ)を前線部隊の後ろに20個用意しといたため、さして大変ではありませんでしたが(笑

[620] Re:[618] [617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:カナダドライ 投稿日:2007/08/26(Sun) 16:04
> ポルシェ系を生産停止にすればいち早く生産出来る反面、重装甲故に踏破が悪く防御戦向きなティーガー。
> D/Aの故障率が高くGになるまで戦力にならない反面、踏破が高く攻撃戦に有利なパンター。
> どちらが良いか、悩むところです。

宮崎アニメファンの僕としては効率を無視してあえてポルシェタイガーと言いたいところですが現実的には3号突撃砲G型の集団にP虎が少しまざるるだけになってしまいそうです。
新参者ですが皆さん宜しくおつきあい下さい。

[619] Re:[618] [617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/25(Sat) 08:32
> 他のシナリオを見て思ったのですが、皆さんW号以降の主力戦車はXorY号、どちらにしようと考えておられますか?

私の場合は、W号系列のみを攻防共に運用しました。
ティガー系はパンター系と比べると踏破力と生産経済性は劣りますが、自分の場合はティガー系の方が開発ペースが速かったこと、対部隊火力も優れていること、そして何よりも故障率が低いことが決定的要因となって、故障率の高いティガー1pを開発中止にしてティガー1を量産しました。

[618] Re:[617] [616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:SS 投稿日:2007/08/24(Fri) 23:35
> SSさんも順調のようですが、「凄まじい」とはどんな展開なのでしょうか?
説明不足でした。。
史実ではあり得ない、速攻、装甲戦力、航空戦力、占領地域数が凄まじい、という意味です。
特に、「W号Hを主力とする装甲軍2個、ヴェスペ・フンメルからなる装甲砲兵軍」という組み合わせの南方軍集団主力がスターリングラードに至るまで15週間というのは凄い、と勝手に思い込んでおります。。

他のシナリオを見て思ったのですが、皆さんW号以降の主力戦車はXorY号、どちらにしようと考えておられますか?
ポルシェ系を生産停止にすればいち早く生産出来る反面、重装甲故に踏破が悪く防御戦向きなティーガー。
D/Aの故障率が高くGになるまで戦力にならない反面、踏破が高く攻撃戦に有利なパンター。
どちらが良いか、悩むところです。

[617] Re:[616] [615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/24(Fri) 18:54
> こちらは、現在アルハンゲリスク、モスクワ、スターリングラード、バクーを攻略し、凄まじいことになっています。

SSさんも順調のようですが、「凄まじい」とはどんな展開なのでしょうか?
SSさんの攻撃が凄まじいのでしょうか?
それともソ連の抵抗が凄まじいのでしょうか?
気になります。

[616] Re:[615] [614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:SS 投稿日:2007/08/24(Fri) 16:23
電撃戦略様、おめでとうございます。
こちらは、現在アルハンゲリスク、モスクワ、スターリングラード、バクーを攻略し、凄まじいことになっています。。

キャンペーンが一段落したので、試しに青作戦をやってみたのですが、キャンペーンで私が構築した戦線に比べて、かなり戦力が少なく愕然としました。
よくもまぁこんな戦力でスターリングラードとコーカサスの二正面作戦をやったもんだ、と思いましたね。

[615] Re:[614] [613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/23(Thu) 19:51
> そいつはおめでとう。

ありがとうございます。

> 送付頂いたセーブデータを拝見したけど1944年12月3週の段階でとてつもない世界が構築されているんで驚いたよ。
> なにしろサンナゼールやブレストは言うに及ばずクロンシュタットやジブラルタル、マルタやセバストポリでU21型が続々と建造されているんだもの。

キャンペーンを始めるに当たってアドバイスを熟読したところ、英国に上陸するための空挺作戦と艦隊決戦は、いずれも難しいと感じました。しかし、空挺戦より艦隊決戦の方がまだ取り組み易そうだったので、1回の艦隊決戦に集中運用すべく、一切海軍の運用は行わず、こつこつ造船工業力をアップしつつ、H型戦艦と空母の量産を目指しましたが、当然鉄不足に悩まされました。フランス打倒の後も英国艦隊の影に怯えて、決戦を挑む目処が立たなかったので、不本意ながらソ連侵攻を開始したのですが、これが思いがけず早期に終結したもので、鉄不足も解消されたことから、U21型の量産も開始して、次々と海域9と海域13の拠点に完成したドイツとイタリアの艦船を集結させて一大決戦の準備を進めたわけです。
しかし、空挺3部隊が先に準備完了できて例の将軍のありがたいお言葉をいただいたもので、空挺作戦に走った次第です。
その結果、艦隊決戦の作戦は日の目を見ることなく終戦を迎えることとなったわけです。

> え〜と、本掲示板では要望の投稿を禁止しています。

大変失礼いたしました。
以後、気をつけます。

次回バージョンに向けてご苦労様です。首を長くして待っています。

[614] Re:[613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/08/23(Thu) 14:42
> 1945年5月第3週、ようやく英国の無条件降伏によりヨーロッパキャンペーンを終結させることができました。

そいつはおめでとう。
送付頂いたセーブデータを拝見したけど1944年12月3週の段階でとてつもない世界が構築されているんで驚いたよ。
なにしろサンナゼールやブレストは言うに及ばずクロンシュタットやジブラルタル、マルタやセバストポリでU21型が続々と建造されているんだもの。

> なお、今作品のゲームシステムには十分満足していますが、欲を言えば次の2つについて検討いただければありがたいです。

え〜と、本掲示板では要望の投稿を禁止しています。
これは場合によっては「なぜ要望にこたえられないか」を掲示板に書くと不穏当になる事があるからです。
よって要望は弊社宛にメールで送って下さい。
他のプレイヤーの方も是非、宜しくお願いします。

[613] 終結、ヨーロッパキャンペーン 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 23:59
1945年5月第3週、ようやく英国の無条件降伏によりヨーロッパキャンペーンを終結させることができました。

戦略を練り直して、次のバージョンアップ版ヨーロッパキャンペーンでは、独ソ戦開始前に英国制圧すること、そして英国上陸は、艦隊決戦で実現させることを目指したいと思っています。

なお、今作品のゲームシステムには十分満足していますが、欲を言えば次の2つについて検討いただければありがたいです。
1 根拠地総覧において、国民士気、治安度、工場規模等について数値の多い順や少ない順にソートできるようになると非常に便利だと思います。

2 スパイの摘発については成功率100%とせずに、当該根拠地の治安度に応じて修正率をかけた上で摘発の成否をランダムに決定させるのはどうでしょうか。
潜入させた直後にすぐ摘発されるので、結局潜入に成功しても1人スパイレベルの情報さえつかめないことが多いし、2人以上スパイレベルの情報については、ほとんど入手困難のように思います。

[612] Re:[609] [606] [605] [603] [602] 補給 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 22:52
> 現在、1年遅れのバルバロッサ作戦中です。難易度を上げるため史実通りに、北・中央・南で攻撃を開始しました。
> W号HとJu87D,Gを主力に順調にレニングラード、スモレンスク、ハリコフを攻略したところです。投入航空機数が1万機というのはなかなか凄いです。

いよいよ最後の独ソ戦開始ですね。
英国制圧後に、最後の大敵に全ての戦力を集結させて、広いソ連領土で戦闘を繰り広げる展開...最高ですね。

[611] Re:[607] 航空団の補給 投稿者:風神RED 投稿日:2007/08/22(Wed) 22:12
> 「実際の話」であれば飛行不可能な航空団にだって弾薬や燃料は鉄道やトラックで運べるだろう。
> でもGD2では航空団の航空機と地上部隊を別画面とはしておらず「その航空団は補給可能な状態か?」と言う観点で制御している。
> よって補給不可能な航空団は弾薬/燃料も補給できないし補給可能であれば補給線が寸断されていても燃料や弾薬が補給できるのだ。
> これはありていに言えばゲームのアラの部分である。
> 申し訳ないが輸送機が運んできたとでも脳内補完して頂きたい。

わざわざ阿部さんから、レスいただき恐縮です。
 了解しました。それはそうと、追加シナリオも楽しみに
しています。頑張ってください。

[610] Re:[607] 航空団の補給 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 21:55
> 何故、マンシュタインがホラを吹いたか理由が判明したので次バージョンで修正します。

ご苦労様です。
次バージョンすごく楽しみにしています。

私の場合は、マンシュタインの発言のおかげで空挺上陸戦に踏み切れて、結果的に辛くも成功したわけですが...
補給路が確保されている相手根拠地への空挺上陸戦は難しいですね。冷や汗ものでした。
相手は3部隊とも死守で踏ん張るために、あやうく時間切れで退却できずに全滅ということになりそうでした。

輸送機を揃えるのに膨大な準備期間が必要なこと、空挺時の燃料消費が非常に大きいために支援火力兵器の数量が制限されてしまうこと、更には空挺戦で相手根拠地を陥落させなければ、空挺戦力が壊滅してしまうし、本当に空挺上陸戦はしんどいです。

[609] Re:[606] [605] [603] [602] 補給 投稿者:SS 投稿日:2007/08/22(Wed) 20:59
補給という点でゲームのアラを挙げるとすれば、アフリカ軍団への補給の安易さがあります。
史実では、イタリア艦隊の消極さ、マルタ島の存在、東部戦線の優先などの理由でロンメルは少ない戦力での戦いを強いられています。
イタリアの消極さは、「一定の燃料がないと出撃しない」という設定でうまく処理されているが、マルタは殆ど用を為していないように感じます。
航空機の制海権に与える影響をもっと考慮して欲しいです。
また、これはプログラム上無理な注文かもしれませんが、海戦を行う時、隣接根拠地にいる航空団からの空爆、などもあると嬉しいです。

現在、1年遅れのバルバロッサ作戦中です。難易度を上げるため史実通りに、北・中央・南で攻撃を開始しました。
W号HとJu87D,Gを主力に順調にレニングラード、スモレンスク、ハリコフを攻略したところです。投入航空機数が1万機というのはなかなか凄いです。。

[608] やはり42年になりそうで。 投稿者:神崎.Riv 投稿日:2007/08/22(Wed) 20:58
ども、キャンペーンをやり直して41年秋の状態です。

今回のバージョンアップで、行動済み部隊の色が変わるので地図が見やすくなったのはよかったです。
 #でも将軍一覧で、捕虜とした将軍の所在が「-」になったのは残念ですが(^^;
あと、スパイの活躍も大きいですね。フランス艦隊接取や都市(部隊)の情報を見ることもできますし。

私の対英戦ですが重爆の数がそろうまでは、無防備の工場を爆撃して、数がそろえば600機ずつの工場爆撃を行いました。200機*3回で行うより、対空砲の損害が1/3になるし、一度に多くの損害を与えるので都市の士気も落とせますから。
戦略爆撃の有効性はすごいですね。英国の航空機が殆ど補充されなくなりますから。
 #造船所を破壊するとUボートに撃沈された護衛艦も補充されないようですし。
お陰で、夜間戦闘機を開発していません。対ソ戦でどうでるか怖いところですが(^^;
 #相変わらず怪しい方法で英国艦隊を処理していますが(^^;

WW2関係の本で面白いと思ったのは「203の勝利」です。
Bf109Gのパイロットが書いた本ですが、よくエンジントラブルで落ちる。移動中に行方不明になるってのもよくあったそうです。

[607] 航空団の補給 投稿者:阿部隆史 投稿日:2007/08/22(Wed) 19:48
GD2の航空団は航空機と地上部隊で構成される。
そして航空機の補給には「飛行可能な天候と飛行場」が必要である。
「実際の話」であれば飛行不可能な航空団にだって弾薬や燃料は鉄道やトラックで運べるだろう。
でもGD2では航空団の航空機と地上部隊を別画面とはしておらず「その航空団は補給可能な状態か?」と言う観点で制御している。
よって補給不可能な航空団は弾薬/燃料も補給できないし補給可能であれば補給線が寸断されていても燃料や弾薬が補給できるのだ。
これはありていに言えばゲームのアラの部分である。
申し訳ないが輸送機が運んできたとでも脳内補完して頂きたい。

追記:
セーブデータの送付、どうも有り難う。
何故、マンシュタインがホラを吹いたか理由が判明したので次バージョンで修正します。

[606] Re:[605] [603] [602] 補給 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 18:04
>  私が言いたかったのは、雨の日でも弾薬や燃料
> に限り補給できないのかしら? ということです。

弾薬や燃料も補給の中で行われるので、雨の日には、航空機の配備、追加、引抜ができないだけでなく、弾薬等の補給もできないです。

[605] Re:[603] [602] 補給 投稿者:風神RED 投稿日:2007/08/22(Wed) 17:51
>
> >  ところで素朴な疑問があるのですが、航空部隊に補給
> > する際、雨の日に燃料・弾薬の補給をしようとしても
> > できないようですが、これは仕様なのでしょうか?
>
> マニュアルのP84に書いてありますが、航空団の補充ができるのは晴れ又は曇りだけです。
>

 言葉が足りなかったかもしれません。
 私が言いたかったのは、雨の日でも弾薬や燃料
に限り補給できないのかしら? ということです。

 システム上、今回は資源移動の概念がないとの事で、
できなくなってるのかもしれませんが。

 言葉足らずで申し訳ありません。

[604] Re:[602] 初めまして 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 17:17
風神REDさん、先の返信投稿でお名前を間違えたり余計な部分を消し忘れたりしてすみませんでした。

投稿の削除の方法が良く分からないので追加返信しました。

ゲーム、がんばって楽しんでください。

[603] Re:[602] 初めまして 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/22(Wed) 17:05
初めまして、神風REDさん。

>  ところで素朴な疑問があるのですが、航空部隊に補給
> する際、雨の日に燃料・弾薬の補給をしようとしても
> できないようですが、これは仕様なのでしょうか?

マニュアルのP84に書いてありますが、航空団の補充ができるのは晴れ又は曇りだけです。





>  まだまだ暑い日が続きますが、スタッフの皆さん
> 頑張ってください。
>
>  
>
>  

[602] 初めまして 投稿者:風神RED 投稿日:2007/08/22(Wed) 11:59
 昨夜、IDをいただきまして、初めての書き込みをさせて
いただきます。

 みなさま、よろしくお願いします。

 グロス・ドイッチュラント2、2日ほど前に購入させて
いただきましたが、まだまだ操作に
慣れているような段階で、
皆さんのように戦略を論じるまでには至ってません;

 ところで素朴な疑問があるのですが、航空部隊に補給
する際、雨の日に燃料・弾薬の補給をしようとしても
できないようですが、これは仕様なのでしょうか?

 まだまだ暑い日が続きますが、スタッフの皆さん
頑張ってください。

[601] Re:[600] [598] [596] 対空ロケット 投稿者:電撃戦略 投稿日:2007/08/20(Mon) 19:32
> 申し訳ないがセーブデータを弊社にメールで送付して欲しい。

セーブデータを送付しましたので、よろしくお願いします。

> 太平洋戦記ではそうした。
> その代わり太平洋戦記では資源のやりくりで大きなストレスを生じた。
> まあ僕としては海洋戦が主体となる太平洋戦記と大陸戦が主体となるGDでシステムを使い分けたんだが。

陣地構築したり、飛行場設営できる資源はある程度根拠地にも残っている仕様ということですね。
私も、太平洋戦記の資源の運搬には大きなストレスを感じていたので、GDの国家備蓄一元システムの方が気に入っています。

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