GS新掲示板 発言集[03](No.201〜300)


[300] Re:[298] [297] [296] [294] 1式機雷について 投稿者:いそしち 投稿日:2006/05/12(Fri) 14:49
徹甲弾の炸薬量が予想外に少ないので驚きました。
御教示ありがとうございます。
でも考えてみれば鉄と火薬では比重が大きく違うのだから当たり前と言えば当たり前の事なのかもしれませんね。
目からうろこが落ちた思いです。

[299] 800kg徹甲爆弾 投稿者:K-2 投稿日:2006/05/07(Sun) 22:53
>敵の装甲を撃ち抜くのが主で内部での破壊は2の次だったんだね。
それでちゃんと真珠湾でも戦艦撃沈してますしね。(アリゾナでしたっけ)
以前、プラモデルでも800kg徹甲爆弾装備型の九七鑑攻が出ていましたが、
吊している爆弾は250kg爆弾かと思うほど小さかったです。弾殻が重量の大部分を
占めているのですね。

[298] Re:[297] [296] [294] 1式機雷について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/05/07(Sun) 19:34
> 800キロ徹甲の22.8キロは228キロの誤記なのでしょうか?
> あまりにも少ないように思うのですが。

いや、22.8キロで良いんだよ。
随分少ないと思うかも知れないが800キロ徹甲爆弾は長門型戦艦の主砲である91式40p砲弾を改造した爆弾で炸薬が少ないのだ。
元来、艦砲の徹甲弾は炸薬が少ない。
敵の装甲を撃ち抜くのが主で内部での破壊は2の次だったんだね。
40p砲の場合だけじゃないよ。
重巡用の20p徹甲弾だって炸薬は僅か2.84キロだ。
40p砲と20p砲を比較すると口径で1/2だから容積は1/8となる。
22.8キロの1/8は2.85キロなので上記の2.84キロと殆ど変わらない。
よって他の口径でも恐らく近似値の比率となるだろう。

[297] Re:[296] [294] 1式機雷について 投稿者:いそしち 投稿日:2006/05/07(Sun) 14:36
連休中にもかかわらず早速のご回答を有り難う御座います。

阿部デザイナー:
> 800キロ徹甲  22.8キロ
> 800キロ通常 325.0キロ
> 800キロ陸用 382.0キロ

800キロ徹甲の22.8キロは228キロの誤記なのでしょうか?
あまりにも少ないように思うのですが。

> だから駆逐艦に対して炸薬72キロだと僕は「沈まないがかなりの大ケガ」だと思う。
> 当たればだけどね。

なるほど、よくわかりました。

扶桑様:
>ただ、いかに少ない炸薬とは言えすぐ直上で爆発したなら、発射した潜水艦の方も損害を避け得ないとは思いますが・・・・

そうですね。
阿部デザイナーが書かれた爆雷の有効範囲が炸薬91キロのMK9爆雷で4.5〜9mだそうですから9m以内で72キロの1式機雷が爆発したら潜水艦と駆逐艦の相打ちになってしまいますね。

[296] Re:[294] 1式機雷について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/05/06(Sat) 20:36
> ところで質問なのですが炸薬72キロでどのくらいのダメージを敵艦に与えられる物なのでしょうか?

それでは主だった弾薬の炸薬量を列挙してみよう。
まずは爆弾から。
日本海軍の場合は
60キロ陸用   23.6キロ
250キロ陸用  96.6キロ
250キロ通常  60.5キロ
800キロ徹甲  22.8キロ
800キロ通常 325.0キロ
800キロ陸用 382.0キロ
出典 戦史叢書「ハワイ作戦」と「ミッドウェー海戦」
でも爆弾は船体に命中しその内部で爆発する事を期待する物だからちょっと比較にはならない。
では爆雷は?
日本海軍の95式爆雷や2式爆雷はタイプによって異なるが炸薬量は100〜150キロである。
米軍の場合、MK6爆雷(弾体190キロ)が136キロで危害半径5.5〜11m、MK7爆雷(344キロ)が272キロ、MK9爆雷(154キロ)が91キロで4.5〜9mだ。
しかしこれとても耐圧船体の潜水艦に対する水中爆発だから比較するのは難しい。
深々度での水中爆発は水圧が高くなるから危害半径が小さくなるしね。
おまけに爆雷の信管は直撃を期待しない水圧感度信管だし...
ここはやはり直撃を期待する魚雷と比べるのが一番か?
1式機雷も触発信管だし。
出典は色々だがざっと並べると...
日本91式航空魚雷改3  240キロ
日本91式航空魚雷改1  204キロ
日本89式53p魚雷   300キロ
日本95式53p魚雷1型 400キロ
日本93式魚雷1型    492キロ
米国MK13航空魚雷   272キロ
米国MK14潜水魚雷   293キロ
米国MK15水上魚雷   374キロ
とまあ200〜500キロとなる。
これでどの位の戦果が期待できるか?
当たり所によって大きく変わるから一概には言えない。
例えば米潜の魚雷で沈んだ日本駆逐艦42隻に対し1本以上を食っても沈まなかったケースが13例(2本食って沈まなかったケースも!)ある。
でも平均すると駆逐艦クラスで1本、巡洋艦で2ないし3本、30000tの戦艦で4ないし5本、40000tの戦艦で6ないし7本程度なんじゃなかろうか?
だから駆逐艦に対して炸薬72キロだと僕は「沈まないがかなりの大ケガ」だと思う。
当たればだけどね。

[295] Re:[294] 1式機雷について 投稿者:扶桑 投稿日:2006/05/05(Fri) 08:24
> ところで質問なのですが炸薬72キロでどのくらいのダメージを敵艦に与えられる物なのでしょうか?

 日露戦争ごろの魚雷(三○式や三二式魚雷)の炸薬が100キロ弱くらいなので、それと同程度の威力があるとするならば、護衛駆逐艦クラスの戦闘力を奪うだけの威力は十分あると思います。
 ただ、いかに少ない炸薬とは言えすぐ直上で爆発したなら、発射した潜水艦の方も損害を避け得ないとは思いますが・・・・

[294] 1式機雷について 投稿者:いそしち 投稿日:2006/05/04(Thu) 11:14
凄い兵器ですね。
上から対潜艦艇がバラバラと爆雷をまき下から潜水艦がプカプカと機雷を浮かべるとなると...
もの凄い状況が目に浮かびます。
ところで質問なのですが炸薬72キロでどのくらいのダメージを敵艦に与えられる物なのでしょうか?
72キロと言えば人間1人分くらいの重さですがどのくらいの爆発がまきおこるのは今ひとつピンときません。
宜しければ御教示下さい。

[293] 打ち上げ阻塞弾 投稿者:K-2 投稿日:2006/05/01(Mon) 22:38
引っ越しで資料が見つからないので「打ち上げ花火〜」と書いてしまいましたが、
コンバットAtoZシリーズの「図解・日本陸軍[歩兵編]」に「7糎打上阻塞弾」の名で載ってました。
(8糎タイプもあった。と記述)
機銃掃射する敵機の前面にバラまいて〜と書いてあるけど逆に機銃掃射で制圧されそう。
打ち上げのプロセスは迫撃砲と同じようなので米軍並みに弾が豊富にあって、時限装置がマトモなら
結構使えそうな感じだけど・・・・滞空時間を考えると数発程度をぽこぽこ打ち上げたんじゃ
効果無さそうですねぇ。その本だとビルマなどで戦果があったと書かれていますが。

対空兵器というと、陸軍のソキ砲ですが、どう考えても海軍式のピントルの方が
使いやすい(射撃しやすい)んじゃないかと思うのですが、やっぱり移動〜据え付けを考えると
ああするしか無いんでしょうか・・・・ピントルだと陣地変換出来なそうだし。
[292] Re:[291] 阻塞弾によせて 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/04/29(Sat) 19:02
>  大内健二氏の本なんかを読むと、陸軍の輸送船にはけっこう阻塞弾が使われていたって書いてますね。

「不発弾が味方の上に降ってくる」ってのが阻要弾の大欠点だった訳だから「不発弾が海上に落ちても無害」な洋上防空戦では使われ続けたのかも知れないね。
「無いよりはマシって考え方」もあるから。

>  せめて、海軍から九六式25ミリなりともレンタルできれば、多少はマシになったかもしれないのに・・・・・・船舶の割り当てをめぐって殴りあいまでしたくせに、被害を減らすために協力するという気はなかったのでしょうか?

船舶の取り合いをする位だから機銃の取り合いもするだろうしその原料となる鉄の取り合いもするだろう。
でも日本陸軍で25o機銃の使用例がなかった訳じゃないよ。
硫黄島戦時の水際トーチカや海洋編成師団の機関砲隊は25o単装機銃を装備していたのだ。

[291] 阻塞弾によせて 投稿者:扶桑 投稿日:2006/04/29(Sat) 12:58
 大内健二氏の本なんかを読むと、陸軍の輸送船にはけっこう阻塞弾が使われていたって書いてますね。
 陸軍輸送船の他の対空、対潜武装を見ても、八八式高角砲やら、九八式20ミリやら、果ては三八式野砲といった、どう考えてもこれで敵制空権下を進むのは無茶だろうっていうのが多いです。
 せめて、海軍から九六式25ミリなりともレンタルできれば、多少はマシになったかもしれないのに・・・・・・船舶の割り当てをめぐって殴りあいまでしたくせに、被害を減らすために協力するという気はなかったのでしょうか?

[290] Re:[289] 実際にあったのか・・・・ 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/04/28(Fri) 17:17
> 陸軍の打ち上げ花火(パラシュート付き)と同じような発想ですね。

おおっ、日本海軍の珍兵器に続き日本陸軍の珍兵器登場だね。
それではちょっと解説しよう。
K2氏の仰る「打ち上げ花火(パラシュート付き)」とは多分、空中阻塞弾のことである。
これは阻塞弾発射機で撃ち出す対空兵器であり発射機自体は脚と底板のない迫撃砲の如き形状をしている。
口径には70oと82oの2種があった。
上に向かって撃ち出された空中阻塞弾は600m(82oの方は1000m、改良型だと1500m)まで上昇しバラバラと7個の小弾体を散布する。
小弾体には紙製落下傘と爆薬がついており空中をフワフワ漂う。
来襲した敵機がこれに引っかかれば見事撃墜と言う訳だ。
でもそうは問屋が卸さないから一部は実戦(アリューシャンなど)で使用された物のすぐに戦場から姿を消す事になる。
効果がないくせに「味方の上に爆発物をばらまく危なっかしい兵器」なのだから当然だ。
小弾体には時限装置がついているが甚だ不安定で多くが不発状態のまま地面に落ちてきたのである。
まるで自分で自分を爆撃している様な物だ。

[289] 実際にあったのか・・・・ 投稿者:K-2 投稿日:2006/04/27(Thu) 21:52
>1式機雷
陸軍の打ち上げ花火(パラシュート付き)と同じような発想ですね。
確かに潜水艦の搭載量と速度を考えるとキワモノの域を出ないかなぁ。
ボトム・ボンズも、かなり限定されたシチュエーションでないと使えなさそうだし。
でも小沢さとるの世界の潜水艦って、宇宙戦艦ヤマトみたいに戦うんですよね。
青の6号だとソナービジョンまで出てきたし。
あの世界はロケット弾がとても強力で魚雷はオマケっぽい扱いだったような気がします。

[288] Re:[287] 自分も参加させてください 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/04/26(Wed) 20:06
> 707の世界はホントに潜水艦の武装が充実していて・・・・
> ライナーだとかスキップ・ジャックだとかボトム・ボンズとか。あれほど潜水艦の装備が充実してると
> 戦艦も空母も必要なさそうな気がしますね。

これはあまり知られていない話なのだがボトムボンズは実在した兵器をモデルとしている。
まずサブマリン707を読んでいない方の為にボトムボンズの説明を少々。
ボトムボンズは第2部のムウ潜団編でガトー型改造のコッドフィッシュが船体後部に装備した兵器だ。
どの様な兵器かと言うと潜水艦が敵の船底下をくぐり抜けた時に浮遊機雷を投射して直上の敵艦を攻撃すると言う奇想天外な物なのである。
だがなんと第2次世界大戦中に日本海軍ではこれとほぼ同じ「対潜艦艇攻撃用浮遊機雷」を開発して量産し潜水艦に装備した。
この秘密兵器を1式機雷と言う。
 直径72センチ
 全高124センチ
 炸薬72キロ
炸薬がとても少ないのは攻撃対象が対潜護衛艦だけであり「重量が大きくなると浮力が確保できない」からである。
ちなみに1式機雷は実験兵器や試作兵器ではない。
1式機雷1型は昭和18年に100発が量産されている。
その後、1式機雷がどうなったかって?
最初に作られた1式機雷1型は「安全性に問題あり」と言う判断がなされ急遽、昭和18年5月から1式機雷2型が開発(同年末に実験用として20発生産)されたのだが所詮はアイデア倒れの珍兵器に過ぎずそのまま立ち消えとなってしまった。
そして戦後になり漫画の世界で再登場するのである。
ボトムボンズと言う名に変わって。

[287] 自分も参加させてください 投稿者:K-2 投稿日:2006/04/25(Tue) 21:59
 どぅーむ。K−2です。
GS掲示板に直リンクを張っていたため、パスワード製の新しい掲示板の存在に長らく気が付かずに
空母戦記2で一番盛り上がっていた頃を完全に逃してしまい、後悔しております。
ちょっと最近生活が激変しましたが、それもぼちぼち落ち着いてきたのでここらで久々にカキコを。

>サブマリン707
自分はS48年の生まれなのですが、親父がコミックを全巻持っていたので小学校の頃さんざん
読みあさりました。最後にはクラスで流行らせたり。
当然、甲標的より先にジュニアだったので、甲標的を知ったときには「ジュニアってホントにあったんだ!」
実際の潜水艦が、あれほど運用に困難がつきまとうものだとはその当時には考えも及びませんでしたが。
707の世界はホントに潜水艦の武装が充実していて・・・・
ライナーだとかスキップ・ジャックだとかボトム・ボンズとか。あれほど潜水艦の装備が充実してると
戦艦も空母も必要なさそうな気がしますね。
関係ない話ですが、自分はアポロ・ノーム編の搭載潜水艦の顔(顔としか言いようがないよなぁ・・)が、
鉄人28号そっくりなのがすごく気になります。
ところであのマンガでしばしば使われた欺瞞テープのようなもの、あれは実際に効果があるんですかねぇ?

>ガミラス戦闘空母
あの甲板が左右に割れて裏側に兵器がいっぱい、ってのが燃えますよね。
三段甲板空母って言うと、ガルマン・ガミラスの二連三段甲板空母もかなりムチャでいいんですけど。
でも、ホントに好きなのは地球防衛軍の、航空戦艦伊勢みたいに、主力戦艦の艦橋から後ろが
滑走路になってる宇宙空母。艦載機はやっぱりコスモタイガー?
そういえば以前も書いたかも知れませんが、わざわざカタパルトから発信するコスモゼロって、
あれは零観なのかなぁ・・・・?

自分も幼稚園〜高校まではひたすらウォーターライン作ってましたが、現在は旧軍の戦車ばっかです。

[286] Re:[285] [284] [278] [277] 利根について 投稿者:モデラー暁 投稿日:2006/04/22(Sat) 02:21
プラモ派さん、折角レスいただいたのに返事が遅れてスミマセン。

> ガミラスの戦闘空母ですね?僕もあれは好きです。
恐れ入ります。周りにそういう年代の人がいないので嬉しいです。

> 羨ましい限りです。
ありがとうございます。
学生の頃は国産のウォーターラインばっかり作ってましたが、最近はエアフィックスやエレールのフルハルキットにハマってます。
モールドは多少ダルくても、完成時の迫力が違いますから(w

[285] Re:[284] [278] [277] 利根について 投稿者:プラモ派 投稿日:2006/04/15(Sat) 17:33
こういった話題でしたら僕も是非参加させて下さい。

> 設計思想はともかく、前方集中配置の軍艦ってカッコ良くて好きです。艦橋が後ろの方にあるあたりが、某宇宙戦艦のパースのついた絵みたいで(w

ガミラスの戦闘空母ですね?僕もあれは好きです。
松本零士先生のデザインでは旧日本海軍の赤城原型をモデルとした3段空母が有名ですが戦闘空母のモデルはなんとなく航空戦艦伊勢型だと思いこんでました。
でも言われてみれば伊勢型にしてはスマート過ぎる気がします。

> プラモの話題で恐縮ですが、この前、ずっと探していたエレール社の1/400リシュリューを入手しました。
> なかなか良い出来みたいなので今から完成が楽しみです。

すごいマイナーアイテムをお持ちなんですね。
僕の住んでいる近所じゃエレール社の製品なんて全くお目にかかりません。
羨ましい限りです。

[284] Re:[278] [277] 利根について 投稿者:モデラー暁 投稿日:2006/04/14(Fri) 05:05
こんにちは、初めて投稿します。
設計思想はともかく、前方集中配置の軍艦ってカッコ良くて好きです。艦橋が後ろの方にあるあたりが、某宇宙戦艦のパースのついた絵みたいで(w
プラモの話題で恐縮ですが、この前、ずっと探していたエレール社の1/400リシュリューを入手しました。
なかなか良い出来みたいなので今から完成が楽しみです。

全長61cmあるので置き場所に困りますが(自爆

[283] Re:[281] [280] 割り込み失礼します 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/03/27(Mon) 19:25
サブマリン707か...
懐かしいな。
考えて見れば707に搭載されていたジュニアは丙型潜に甲標的を搭載したアイデアそのままと言えるかも知れない。
運用構想は全く違うしジュニアの搭載訓練中に沈没した初代707はガトー型(戦後、米国から貸与された「くろしお:旧名ミンゴ」がモデル。作中艦名も当初は「くろしお」)だったけど。

ふと思ったんだが第2部の「ムウ潜団編」での敵もガトー型だった。
と言う事は初代707が沈没した冒頭の戦いはガトー型対ガトー型の戦いだった事になるのか...

[283] 発言削除のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/03/27(Mon) 09:38
発言[282]は「要望」となりますので申し訳在りませんが削除させて頂きました。
「要望」につきましては掲示板でなく弊社宛に直接のメールか手紙などでお願いいたします。
なお艦船の名称変更につきましてはエディターを使用しなくともゲーム中で簡単に行えますのでご利用下さい。

[281] Re:[280] 割り込み失礼します 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2006/03/26(Sun) 19:49
僕もまつかぜ様と同じく千歳型や日進型などの甲標的母艦には大変関心があります。
日本海軍が多くの艦船を水上機母艦的に建造したのは阿部デザイナーが丸4月号で書かれていた通り有力な水上機の開発に成功したからだと思いますがそれにしても小型潜水艦を航空機のように搭載する甲標的母艦に関しては他国の追随を許さない凄い発想だと思います。
まさにサブマリン707の世界ですね。

[280] Re:割り込み失礼します 投稿者:まつかぜ 投稿日:2006/03/25(Sat) 10:11
朝から変な割り込み失礼します。

>ワルター少尉様
>阿部さん

> > やはり航空護衛艦は、モスクワ型ヘリ空母やジャンヌダルク型ヘリ巡、A・ドリア型ヘリ巡、V・ベネト型ヘリ巡と一緒のカテゴリーとして考えた方が良いのでは?


少々横道にそれますが。
利根型もさることながら、戦後の「ヘリ空母」各級を見るたびに、日本海軍の水上機母艦(甲標的母艦)の思想って、なんかとても前衛的というか先進的(過ぎるかも)に思ってしまうのは私だけでしょうか。
戦後の西側水上戦闘艦は、系統的には対潜・対空護衛艦の発展型と見ることができるでしょう。ただ、搭載兵装の選択により、汎用性を留保する、という思想の源流は、かつての甲標的母艦や陸軍特殊船に見いだせるような気がしてなりません。

その辺、皆様の御高見とか妄想とかw(もちろん阿部さんも)を伺うと面白そうでもあります。
ではでは。
[279] Re:[278] [277] 利根について 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2006/03/22(Wed) 20:15
> やはり航空護衛艦は戦後、建造されたモスクワ型ヘリ空母やジャンヌダルク型ヘリ巡、A・ドリア型ヘリ巡、V・ベネト型ヘリ巡と一緒のカテゴリーとして考えた方が良いのではなかろうか?

なるほど、ヘリコプターと水上機では大きく能力が異なるのですね。
「はるな型」は航空対潜艦のイメージが強くて搭載機がヘリコプターである事を少し軽く考えていました。
御教示ありがとうございます。

[278] Re:[277] 利根について 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/03/19(Sun) 15:09
> 索敵機の発進が遅れた理由が対潜哨戒機の発進を優先させた為とありますが日本海軍では基本的に水上偵察機で対潜哨戒をさせていたのでしょうか?

確かにミッドウェー海戦の決戦当日、対潜哨戒は2座水偵が担当していたがいつも対潜哨戒で水偵が使用されていた訳ではない。
真珠湾奇襲の時も攻撃当日は水偵が対潜哨戒していたが翌日からは5航戦(翔鶴、瑞鶴)の99式艦爆が担当(戦史叢書「ハワイ作戦」639頁参照)している。
攻撃当日だけ水偵が使用されたのは「艦上機は1機でも多く攻撃に参加させたかったから」だろうね、多分。
可能ならば水偵より艦上機で対潜哨戒した方が基本的に効率が良いのだ。
発進についても収容についても。
だから戦争が進むにつれて水偵を対潜哨戒に使用する頻度が少なくなりマリアナ沖海戦では彗星艦爆を主力とする1航戦にも対潜用として99式艦爆が9機だけ搭載(6月15日時点)されている。
更に戦争後半となると艦戦が爆装して対潜哨戒に従事するケースも生じた。

> だとすれば利根型は日本の海上自衛隊が世界に誇る88艦隊の旗艦たる「はるな型護衛艦」や「しらね型護衛艦」の先輩格とも言えますね?
> そう考えて良いのでしょうか?

良いかと問われても...
答えに困るなあ。
船体前半部に砲を集中配備し船体後半部を航空兵装に当てた艦をひとくくりにするのならばスウェーデンのゴトラントあたりが開祖となりそれを継ぐのが利根型、大淀型、日進型、ダンケルク型、リシュリュー型で更には改装艦ながら最上型、伊勢型が続く。
まあこれらの艦だって索敵が主体のグループと攻撃が主体のグループ、弾着観測が主体のグループに分かれるのでひとくくりにするのはちと無理があるのだが。
正直言って「しらね型」や「はるな型」の航空護衛艦をこれらのカテゴリーに含めるのは僕としてちょっと難しいと思う。
やはり航空護衛艦は戦後、建造されたモスクワ型ヘリ空母やジャンヌダルク型ヘリ巡、A・ドリア型ヘリ巡、V・ベネト型ヘリ巡と一緒のカテゴリーとして考えた方が良いのではなかろうか?

[277] 利根について 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2006/03/18(Sat) 19:07
第4回NRCが終了しましたのでこの辺で月刊丸の4月号で阿部デザイナーが書かれていた記事について質問したいと思います。
索敵機の発進が遅れた理由が対潜哨戒機の発進を優先させた為とありますが日本海軍では基本的に水上偵察機で対潜哨戒をさせていたのでしょうか?
だとすれば利根型は日本の海上自衛隊が世界に誇る88艦隊の旗艦たる「はるな型護衛艦」や「しらね型護衛艦」の先輩格とも言えますね?
そう考えて良いのでしょうか?

[276] 最強者決定戦 投稿者: 投稿日:2006/03/13(Mon) 23:55
こんばんは

嵐です。

裏トーナメント、サボっておりましてすみません。

やはり 現在のトーナメントルールだと
集計が大変なのと、バランスがしんどいです。

そこで、「勝ち抜きトーナメント」を考えてみました。

ソロモンと88艦隊で勝ち抜き戦を行い、
優勝者を決定します。

第一回は ソロモンDXで行い、設定は公式第5回の小規模にいたします。

詳細は おって告知いたします。
よろしくお願いいたします

[275] 第4回NRC王座決定戦 受賞者発表のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/03/10(Fri) 15:36
本日、第4回NRC王座決定戦の受賞者を発表いたしました。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

http://www.general-support.co.jp/compe/extra19.html

[274] 第4回NRC閉会のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/03/08(Wed) 15:55
本日正午をもちまして、鋼鉄の騎士II 第4回NRC王座決定戦を閉会いたしました。
これより集計作業を行い、近日中に第4回NRCのページにて結果発表を行いますのでしばらくお待ち下さい。。

[273] 第4回NRC開催のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/03/03(Fri) 16:50
本日午後12時より第4回『鋼鉄の騎士II』NRC王座決定戦を開催いたします。
開催期間は3月8日(水)の午後12時までです。
どうぞふるって御参加下さい。

[272] Re:[270] NRC開催に感謝 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/02/26(Sun) 19:47
> ちなみに武功卓抜賞やトップエース賞を取った時、参加賞の賞品を要望する事はできるのでしょうか?

できます。
この件につきましてはNRCのページにも加筆しておきますのでご覧下さい。

[271] 現在訓練中ナリ 投稿者:いそしち 投稿日:2006/02/26(Sun) 11:48
第4回NRCの開催、ありがとうございます。
今度はなんとかベルリンまで戦い続けたいと思います。
やはりクルスクを乗り越えるにはナースホルンの使い方が決め手になるんでしょうね。
現在、ショートでクルスクを研究中です。

[270] NRC開催に感謝 投稿者:うくるぐんと 投稿日:2006/02/26(Sun) 01:01
お久しぶりでございます。
前回のNRCは時間が取れず参加できませんでしたが、今回はやりますよ〜(^o^)
受賞基準を緩和していただけたので、参加賞を目指してがんばります。
ちなみに武功卓抜賞やトップエース賞を取った時、参加賞の賞品を要望する事はできるのでしょうか?
[269] 第4回NRC王座決定戦のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/02/24(Fri) 17:40
来る3月3日(金)より3月8日(水)まで、第4回NRC王座決定戦を開催いたします。
『鋼鉄の騎士II』および『鋼鉄の騎士II廉価版』をお持ちの方ならどなたでも参加できますので、ふるってご参加下さい。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。
http://www.general-support.co.jp/compe/extra19.html

[268] 洛陽不覚 投稿者:水上特攻 投稿日:2006/02/17(Fri) 09:13
>阿部デザイナー
 菊水作戦に関する遺族会での議論を紹介していただき有り難うございました。
 菊水作戦が特攻であったかどうかについて議論なされているとは驚きでした。
 某映画はそれなりに注目を集めたと思うのですが、では「あの戦争」をどう考えるか、戦後60年を経て我々はどのような(国防も含め)国造りをめざすか、という議論になると、(国家から個人レベルまで含め)何だか思考停止状態になっているような印象を受けます。
 また、GS社の作品は戦争を取り扱うゲームですから、私の書き込みは読み方によっては軽率な書き込みだったかもしれません。
 ご不快に思われた方にはこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
(この掲示板の主旨は政治的な話をする場ではないと思うので、この話はここまででご容赦下さい。)  

 新作の「空母戦記2」はプレイするのに時間がかかるので、最近は空いた時間に「激ソロ」のフリーセットアップをよくプレイしています。
 昨日は大和級×2、長門級×2、伊勢級×2、扶桑級×2とモンタナ級×3、アイオワ級×3、アラスカ級×2の艦隊夜戦を試してみました。
(双方、重巡洋艦4隻、駆逐艦8隻をともなう。1式弾使用。米軍は各艦とも電探装備)
 1式弾の効果もあって、意外に日米拮抗した戦いとなり、最後は米艦隊戦艦を殲滅するも武蔵、陸奥が残るのみで引き分けとなりました。
(ネットでの対戦ではそううまく行かないでしょうけど。)
 アイオワ級はなんとかなりますが、モンタナ級は硬いですねぇ‥‥。

 懲りずにまた長々と駄文を失礼いたしました。(拝)

[267] Re:[266] 菊水作戦 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/02/17(Fri) 07:30
菊水作戦か...
実は現在、日本遺族会で「果たして沖縄に於ける第2艦隊の作戦は特攻か否か?」と言う論議がなされているんだ。
一般的に大和の沖縄出撃は海上特攻(もしくは水上特攻)と呼ばれている。
でも作戦のパターンとしては沖縄近海の米船団を捕捉し殲滅する「殴り込み作戦」であり第1次ソロモン海戦を皮切りにレイテ海戦まで踏襲されてきた物に他ならない。
よく「沖縄に到達したら艦を乗り上げ全員、陸戦隊となり...」と言われる。
これをそのまま受け取るならば文字通り体当たりの特攻(単なる座礁だから乗員が死ぬ訳ではないが)だがみすみす戦艦1隻と護衛部隊を失うだけで陸戦訓練を受けていない海軍の将兵が4000名弱、増えたとしても戦局に殆ど寄与しないだろう。
米軍はその行動にとまどうかも知れないが。
もしも米軍が空襲せず第2艦隊を放置したらそのまま沖縄に近づいて艦を座礁させ米軍を驚かせたのだろうか?
よって「全員、陸戦隊となり」は甚だ怪しい。

では第2艦隊の沖縄作戦は特攻ではないのだろうか?
そうとも言えない。
当時の命令文(GF電令作603号や611号)で明らかに「海上特攻」と言う文言を使用しているから実質的には「殴り込み作戦」でも海軍上層部は「特攻」と認識していた節がある。
どうも「殴り込み」はほぼ失敗するだろうが敵の航空兵力を牽制し囮としての意味を期待していたらしい。
全滅覚悟の囮作戦だから特攻なのか?
だとしたらレイテ海戦の小沢部隊は?
作戦の意味合いとしては同じ事になる。
やはり「特攻」の2文字に作戦の意味合いを求めるのではなく特攻作戦として発令されたか否かが重要なのであろう。

そして問題となるのは特攻の場合、戦死者は2階級特進し戦後は特攻慰霊碑に名前が書かれるのだけど第2艦隊の場合は両方とも適用されていない事なんだ。
これが「第2艦隊の作戦は特攻か否か?」の論議が起きた発端らしい。
もっとも適用されていないからと言って「特攻ではない」と決めつける訳にもいかない。
実質的には「殴り込み作戦」であり「囮作戦」でもあり場合によっては「上陸作戦」でもあるが海軍上層部としてあくまでも「海上特攻」なので海上特攻要員の人事処理を「航空特攻と同一の取り扱い」を要望し昭和20年7月30日の連合艦隊告示で「海上特攻」として布告している。
まあその後、2週間で8月15日を迎えたのだから要望のままでなし崩しになってしまった部分もあるのだろう。
いずれにしても亡くなられた多くの方に掌を合わせ冥福を祈りたい。

[266] 菊水作戦 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2006/02/15(Wed) 20:38
最近、ようやく「男たちのYAMATO」を観てきました。
内容、映像については皆様つっこみたいのは山々でしょうが、それはおいておいて。

映画を観た影響で、「激ソロ」の菊水作戦シナリオに挑戦してみたくなりました。
(菊水作戦シナリオについて詳しくは、http://www.general-support.co.jp/solscn01.htmlをご覧下さい)

結果、私の指揮した第2艦隊は、米戦艦を撃沈することなく全滅しました。
(多少は損害を与えましたが、いくら大和でも近距離からの40センチ砲による集中砲火に堪えられませんでした。)

機会があったら皆さんもぜひ挑戦してみて下さい。
[265] 第3回NRC王座決定戦 受賞者発表のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/25(Wed) 19:16
本日、第3回NRC王座決定戦の受賞者を発表いたしました。

詳しくはこちらのページをご覧下さい。
http://www.general-support.co.jp/compe/extra18.html

[264] 遅くなりましたが。 投稿者:まつかぜ 投稿日:2006/01/22(Sun) 20:39
松の内どころか1月も半ばを過ぎましたが、本年初書込。

>>GSの皆様、各級指揮官各位様
本年もよろしくお願い申し上げます。
皆様の御多幸を祈念申し上げます。

新年早々のNRC開催!に快哉を叫び、
鋼鉄2にうつつを抜かしてしまいました。
(こてこてのおやじぎゃぐですみません)
貴重な余暇時間の貴重な友として、GSの各種演習を楽しんでゆきたいと思っております。
またいずれ、各ゲームでの対戦募集などもしてゆきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
ではでは。

[263] 第3回NRC王座決定戦 開催 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/20(Fri) 13:42
本日正午より、鋼鉄の騎士II 第3回NRC王座決定戦を開催いたしました。
『鋼鉄の騎士II』ならびに『鋼鉄の騎士II廉価版』をお持ちの方はふるってご参加下さい。

[262] リンク先を修正いたしました 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/19(Thu) 01:34
ルーク氏よりご指摘いただきました第3回NRCのリンク先を修正いたしました。
お知らせいただきありがとうございます。
正しくは下記アドレスとなります。

http://www.general-support.co.jp/compe/extra18.html

[261] Re:[260] 第3回NRC王座決定戦のお知らせ 投稿者:ルーク 投稿日:2006/01/18(Wed) 22:11
鋼鉄NRCいよいよですね!
待っていました、この時を
このようなイベントをGSさんが開催できるようになったのは嬉しいことです。
全車両撃破目指して頑張ります。

PS:第3回NRCのリンクページが違うようです。

[260] 第3回NRC王座決定戦のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/18(Wed) 19:56
本日、第3回NRC王座決定戦のページを掲載いたしました。

http://www.general-support.co.jp/compe/extra13.html

開催日時は2006年1月20日(金)PM12:00から1月24日(火)PM12:00までです。
ふるってご参加下さい。

[260] 第3回NRC王座決定戦のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/18(Wed) 19:56
本日、第3回NRC王座決定戦のページを掲載いたしました。

http://www.general-support.co.jp/compe/extra13.html

開催日時は2006年1月20日(金)PM12:00から1月24日(火)PM12:00までです。
ふるってご参加下さい。
[259] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/16(Mon) 17:37
本日『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.8をリリースいたしました。
詳しくは「ダウンロードサービス」のページをご覧下さい。

[258] 今更ながら 投稿者:社長@永鉄 投稿日:2006/01/15(Sun) 01:00
あけおめことよろです
どうもご無沙汰しております

>零戦ニ欠陥アリ
私も興味深く拝見しました
あんな貴重な資料(ノート)が残っていたんですね・・

[257] Re:[256] やっと 投稿者:koki2600 投稿日:2006/01/13(Fri) 23:19
正確なタイトルは「零戦ニ欠陥アリ」でした。すみません。

[256] やっと 投稿者:koki2600 投稿日:2006/01/13(Fri) 23:03
空母戦記2、昨年末やっと購入いたしました。
じっくりやりたいところですが自分の住んでるところは
大雪となっております。
除雪などでなかなかゲームに集中できないところです。
昭和20年終戦の年の冬も大豪雪だったと聞いていますが、その記録を超えるかどうか。
年末にNHKの「ゼロ戦に欠陥あり」興味深く観賞しました。

[255] 鋼鉄の騎士NRC開催 投稿者:未婚の父 投稿日:2006/01/08(Sun) 14:20
 おー、鋼鉄の騎士NRC開催ですか。
 鉄十字の戦車で、イワンどもの戦車をぶっとばすのですね。
 鉄十字に命を懸ける皆様は、今から闘魂めらめらでしょうね。

 え、私ですか?えーと、賞品に、自分専用のM4を作ってもらおうと(>_<)☆\(-_-)

[254] 謹賀新年 投稿者:ワルター少尉 投稿日:2006/01/07(Sat) 19:15
みなさまお久しぶりです。
あけましておめでとうございます。
ところで遂に第3回NRCが開催されるそうですね。
僕としても腕を磨いて是非とも入賞を目指したい所です。
個人的には僕と同名のワルターを活躍させたいと思ってます。
もし賞品がゲットできたら何に何を描いてもらおうかと今から楽しみです。

[253] 第3回NRC 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2006/01/06(Fri) 19:06
新春お年玉企画として鋼鉄の騎士II廉価版の発売を記念し近々、「第3回NRC」を開催致します。
どうか皆様、ふるって御参加下さい。
開催期間、賞品などは後日、発表致します。

追記
NRCとはノンリロードキャンペーンの略です。詳細につきましては
第1回NRC
http://www.general-support.co.jp/compe/extra10.html
第2回NRC
http://www.general-support.co.jp/compe/extra12.html
弊社掲示板の過去発言33(発言1631以降)
http://www.general-support.co.jp/pastlog/nlog033.html

をご参考にして下さい。
(近日中に第3回のルール等をまとめたページをアップします)

なお今回の結果連絡には特設掲示板を使用いたしますので、パスワードをお持ちでない方でも自由に参加できます。

[252] 年頭のご挨拶 投稿者:阿部隆史 投稿日:2006/01/05(Thu) 19:27
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
昨年は諸事、多難な年でありましたが今年は良い年となります様に頑張っていく所存です。
どうかプレイヤーの皆様にも幸多からん事を祈念いたします。

[251] 2006年新春 投稿者:ホルテン 投稿日:2006/01/01(Sun) 23:29
昨年中はたくさんの質問にお答え頂き、またたくさんのレスを頂き、ありがとうございました。

知識の乏しい小生ですが、今年もお相手の程よろしくお願い致します。

GSスタッフ皆様、プレイヤー皆様にとって幸多き1年でありますように。

[250] 次回 投稿者: 投稿日:2005/12/25(Sun) 11:12
次回裏の設定が実はできました。
というかできています。

来年、はじめにしたいのですが
日程的にはいつくらいがよろしいでしょうか。

できるだけ参加者の多い時期を取りたいと思います

よろしく お願いいたします

[249] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/12/15(Thu) 19:33
本日「抜書帳」のページを更新し、「ノモンハン航空戦」を追加いたしました。

また『日露戦争DL版』の販売を再開いたしました。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.general-support.co.jp/link2.html

[248] まもなく開始 投稿者: 投稿日:2005/12/09(Fri) 21:33
まもなく 裏トーナメント セカンドステージ
ACT4「各国のプライド」が始まります。
あと二時間半です。

今回も 国別に最高戦果、日本海海戦賞を設ける予定です。

なお 私は例の勝手にキャンペーンを勝手になっておきます☆ミ

[247] ようやく参戦☆ 投稿者:洛陽不覚 投稿日:2005/12/08(Thu) 22:47
 こんばんは、洛陽不覚です。ご無沙汰しております。
 最近、ようやく「空母戦記2」をプレイするようになりました。
 ウェーク島沖海戦、セント・ビンセント岬沖海戦、マリアナ沖海戦1・2をプレイしました。
 「激闘!」シリーズとはまた異なり、空母戦はなかなか難しいですね。
 マリアナ沖海戦では主戦力が前衛部隊の砲撃力になってしまうのは私だけでしょうか(笑)。
 また皆様と対戦できるのを楽しみにしております。

[246] 次回 裏トーナメント 投稿者: 投稿日:2005/12/04(Sun) 12:06
次回の裏トーナメントは88艦隊DXで行います
おおむね36cm砲〜40cm砲の決戦ですが
硬めの小口径からやわらかい大口径を入れるよう
心がけたつもりです。

次々回は ソロモンをする予定なのですが
ソロモン保有者と88保有者、空母保有者では
どの方が一番多いのでしょうね

今頃ソロモンをしても、「買ってない…」という人が
多いような気もしないでもないです。

買ってない人はボーナスで買うておいてください(悪

[245] zonoさん歓迎オフ 投稿者:未婚の父 投稿日:2005/11/30(Wed) 08:08
 GSゲームプレイヤー、zonoさんの母校、有明高専が、ロボットコンテストの全国大会に進みました。応援のため、zonoさんが上京されます。

 そこで、12/3(土)に、zonoさんを歓迎するオフを開催します。
 もしよろしかれば、おいでください。

集合地点 9:00 横浜ランドマークプラザ1階ガーデンスクエア
その後、横浜観光、中華街で昼食などの予定。
参加ご希望の方は、私までMailしてください。

(詳しくは、zonoさんのBBS http://www.warbirds.jp/town/door.cgi?no=42 へ)

[244] 明日、修正。 投稿者: 投稿日:2005/11/29(Tue) 01:25
空母戦記2の受賞者一覧は、明日、更新予定です。
なお、次回の裏トーナメントを88艦隊DXで実施予定です。
HPに少し掲載いたしました。

どこが有利でしょう
自分なりの考えを書いてみます

日 加賀、長門、伊勢、扶桑、金剛の各艦から
  2隻ずつがオーソドックスでしょうか。
  全体的に薄い装甲が怖いです。
  日本びいきでみんな選択するかな。
  加賀と天城の選択で悩みましたが
  天城は4隻もあるので却下しました。
米 攻撃力はあまりないようになっていますが
  装甲…特に主砲の装甲は軒並み強固です。
  レキシントンの運用次第で、勝敗が決まるかも。
  かといってコロラドを出すと、一気に有利になりそう。
  テネシーもだめです。この戦力で我慢してください。
  上級者向け?
英 ネルソン、フッドの使用は基本でしょうか。
  RもQEも装甲が日本以上に薄いので危険。
  38cm砲も数が少ないです。
  ネルソンの装甲と色物だけが魅力です。
欧 なにげに一番バランスがいいのかも。
  砲の威力なら38cm砲、威力を落とせば
  多連装砲のフランスもいますので
  趣味に合った編成ができます。
  ただし、個性がばらばらなので統合運用に難があるかも。

微調整はするつもりですが
おおむねこのままで。
欧州連合が強い場合にはボロジノ改をボロジノにします

商品はありませんが、たくさんのご参加をお待ちしております。

http://www.geocities.jp/gs_kaisen_club/


[243] 空母戦記2 裏トーナメント 速報 投稿者: 投稿日:2005/11/28(Mon) 01:45
裏トーナメントの結果です
あくまで集計中のものなので変更もありえます。

米軍最高戦果】   1799(嵐) 1778(浜松)
【日本軍最高戦果】  1053(浜松orWS) 948(足柄)
【米軍 日本海海戦】 1460(浜松) 1138(嵐)
【日本 日本海海戦】 330(ホルテン) 247(足柄)

です。

戦果の平均は23戦目までで日本の−350前後で
圧倒的に日本軍が苦戦したようです。
日本軍で勝利すれば、日本軍 日本海海戦賞が
もれなくもらえるに等しかったようです。

ただ、ポイント制のフリー編成の裏は
空母戦記ではかなり難しいようです。
時間もかかるので 空母も3隻が限度かもしれません

トーナメントとは別に、裏キャンペーンなるものも
一人で計画中です。
さて…できるかなぁ……。

http://www.geocities.jp/gs_kaisen_club/


[242] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/26(Sat) 18:22
本日『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.7をリリースいたしました。
詳しくは「ダウンロードサービス」のページをご覧下さい。

Ver1.7は「昨日、リリースしたVer1.6ではまだ不正終了する」との御指摘に対応すべく急遽、作成した通信機能改善バージョンでデータ管理部にガードを施して落ちにくく致しました。

なお今後もお気付きの点がありましたらメール等で詳細をお知らせ下さい。

[241] Re:[239] カルピス 投稿者:ハルトマン 投稿日:2005/11/26(Sat) 08:44
> カルピスは山田耕作が選んだ名前らしいですね
>
カルピスの話が出たので、参加致します。昭和12年陸軍「軍隊調理法」によれば50人分のカルピス様飲料速製法が書かれているんですね!?。
 脱脂煉乳1缶400g 砂糖1Kg クエン酸20g 香料3ミリ&#8467;(レモン1・オレンジ2の割合)で煉乳の空き缶5杯の水お湯で火にかけ、砂糖を加えて、少量の熱湯に溶かしたクエン酸を入れ、攪拌、香料を加えて原液2.3リットルを得。180ミリリットルずつ分配せば、50人分となると書かれています。

 大学時代、私の所属した山の登りのクラブ(結構ハードなクラブでした。)では、バテた物に少量のクエン酸を水に溶かして少量を与えていました。私も1・2回生の時飲んだ記憶があります。所謂クエン酸回路(TCA回路)効果を狙ったものだったのですが、クエン酸の味が刺激的・・・・!!
 そこで私が四回生の時に、上記のカルピスを山の中で作り後輩に与えたところ、好評で当時「山でカルピスがいつでも飲めるなんて」とか「カルピス自分で作れるんですね」と言った感想をもらったことを思い出しました。今でもカルピスを飲むとあの時の南アルプスでの雄大景色を思い出します・・・。 

[240] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/25(Fri) 18:43
本日『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.6をリリースいたしました。
詳しくは「ダウンロードサービス」のページをご覧下さい。

[239] カルピス 投稿者: 投稿日:2005/11/21(Mon) 00:54
カルピスは山田耕作が選んだ名前らしいですね
ほんまなんかなぁ

閑話休題

空母戦記2 裏トーナメントが始まりました
みなさま よろしくお願いいたします

http://www.geocities.jp/gs_kaisen_club/


[238] Re:[236] ノモンハン航空戦(その5) 投稿者:うくるぐんと 投稿日:2005/11/20(Sun) 17:07
ども、久々の書き込みです。
いつも阿部さんの戦史解説を楽しみにしております。

> それはさておきノモンハン航空戦を彩る話題として「日本陸軍の戦闘機搭乗員が疲労困憊しカルピスしか飲めなくなりそれが損害の多発を招いた。」と言う説がある。

これを最初読んだ時に「カルピス」ってのが何のことか判らず「まさかお中元に贈るあのカルピスじゃないだろう」と思っていたのですが、調べてみるとカルピスの発売って大正8年だったのですね。そんなに歴史ある飲物とは知りませんでした(^_^;)。
いやータメになりました。てゆーか一般常識?

これからは自分でカルピス飲む時も人に飲ませる(笑)時も、ノモンハンで戦った搭乗員を思い出しそうです。

[237] はふぅ 投稿者: 投稿日:2005/11/20(Sun) 01:46
明日までの仕事が たったいま終わりました

さて 明日から裏トーナメント@空母戦記2です

ミッドウェイ2での開催です
足柄さんとのテスト対戦では二時間くらいかかりました
時間をみてご参加ください

ノモンハンの航空戦でも えらい戦果の違いがあったんですね
これが多いのか少ないのか
ちょっと わからないですが
素人目には 多いと感じました

やはり 速いものから見ると
わけがわからないものなのかなぁ
と素人は思ってしまいます

http://www.geocities.jp/gs_kaisen_club/


[236] ノモンハン航空戦(その5) 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/16(Wed) 19:00
それじゃ今回はノモンハン航空戦に参加した両軍エースの面々を紹介する事にしよう。
まずソ連軍だがそれにはスペイン内乱から話を始める必要がある。
スペイン内乱(1936年7月勃発)はソ連軍航空部隊にとって並々ならぬ激戦であり航空機1409機と搭乗員141名(772名説もあり)が投入された。
航空機の損耗は1176機である。
投入された航空機数に比べ搭乗員数が少ないのは各国からの義勇軍兵士が多い為だろう。
それを裏付けるかの様にスペイン内乱で誕生したエースは各国多士済々に渡っている。
まずフランコ側だがスペイン人としてモラト(スコア40機)、サルバドール(25機)、バスケス(21機)が活躍した他、外国人としてドイツ人のメルダース(14機)、シェルマン(12機)、イタリア人のボンザノ(15機)、マンテリ(15機:12機ともされる)などが活躍した。
次に共和政府側としてはスペイン人のモルキラス(21機)に加え外国勢としてはフランス人のギード(10機)やベルギー人のド・グルンヌ(10機)、米国人のティンカー(8機)などが挙げられる。
ソ連人が参加したのは当然の如く共和政府側だ。
16機のセローフを筆頭にルイチャゴフ(15機)、エリョメンコ(14機)、ポブロフ(13機)、ラケイエフ(12機)、スプルーン(12機)などが暴れ回った他、ザハーロフ、グリツェベーツ、オシベンコ、コキナキ、ブラゴベシチェンスキー、グベンコ、クラフチェンコ、クリシェンコなどが参加している。
だが奮戦空しくスペインの空はフランコ側の掌中に握られてしまった。
スペイン内乱の次に起きた大規模な航空戦は支那事変(1937年7月)である。
この戦いでもソ連軍は1250機の航空機と多数の搭乗員を派遣した。
前述のスペイン内乱参加搭乗員達のうちルイチャゴフ、スプルーン、ザハーロフ、グリツェベーツ、オシベンコ、コキナキ、ブラゴベシチェンスキー、グベンコ、クラフチェンコ、クリシェンコなどは支那事変にも参加している。
この戦いではコザチェンコが11機、グベンコが7機のスコアを挙げた他、ズベレフ、ブラゴベシチェンスキー、ボロビコフ、ガイダレンコ、、クラフチェンコ、スリュサレフ、スプルーン、マルチェンコ、ニコラエンコ、セリワノフ、スーホフがスコアを伸ばしソ連邦英雄に任ぜられた。
ただし損害も多く200名以上の搭乗員が失われている。
そして1939年に勃発したのがノモンハン事変である。
第1次ノモンハン事変は日本の圧勝に終わったがこれは上記のエース達が殆どいない現地部隊と戦ったからでありスムシケービッチ空軍副本部長が48名のベテラン戦闘機パイロットを率いてモンゴルの前線に乗り出してからは随分と様相が変わった。
ちなみにノモンハン航空戦で活躍したソ連のエースはツェルデフ(11機)、ノガ(9機)、ダニロフ(8機)、ラホフ(6機)、ボロジェイキン(6機)などである。
またグリツェベーツはスペイン内乱から通算42機のスコア(ノモンハンだけで何機なのかは不明)を挙げたが停戦の翌日、事故死するに至った。
他にもスペイン内乱でソ連邦英雄となったクラフチェンコは支那事変で3機を追加しノモンハン事変で5機を加えた。
後に彼は第2次世界大戦で更に15機を落としている。
なぜかソ連軍搭乗員を「ボンクラの新米揃い」と評する戦記を見かける事があるがどうしてどうして、「ボンクラもいるがベテランもいる玉石混淆」と考えた方が良い。
当時の日本軍としては最初に戦ったのがボンクラだったので「終始ボンクラばかりを相手にしていたといった印象」が拭いきれなかった事もあると思うが。
ベテランのソ連軍搭乗員を相手にした日本軍搭乗員は多くの場合、戦死する。
戦死してしまった搭乗員の声は聞けない。
(篠原准尉の様に手記が残される場合もたまにあるが。)

次に日本軍の搭乗員を見よう。
ノモンハン航空戦で20機以上のスコアを挙げた日本軍搭乗員は14名である。
そして投入された日本軍戦闘機部隊7個戦隊(1,9,11,24,33,59,64)のうち激戦を繰り広げた3個戦隊(1,11,24)にこの14名は集中している。
まず第1戦隊に所属していたのは垂井光義曹長(28機)、細野勇曹長(21機)、浅野等准尉(22機)の3名である。
なお1939年9月1日をもって第11戦隊の第4中隊が第1戦隊に編入されたが本稿では事変勃発当初の編成をもって記述する。
次に第11戦隊だが第1戦隊及び第24戦隊が2個中隊編成(1939年9月1日には第24戦隊にも第3中隊が新設された。)だったのに比べ4個中隊と大規模なので日本陸軍史上のトップエースである篠原弘道准尉(58機:戦死)を筆頭に島田健二大尉(27機:戦死)、花田富男曹長(25機)、加藤正治曹長(23機)、東郷三郎准尉(22機)、大塚善三郎軍曹(22機)、吉山文治曹長(20機:戦死)、岩橋譲二大尉(20機)、古郡吾郎曹長(20機)など9名もの20機以上エースを輩出した。
特徴は9名のうち4名がノモンハン航空戦で戦死している事だが第11戦隊が特に他部隊に比べ損耗が大きかった訳ではない。
日本軍が優勢を誇った7月末までの搭乗員損耗は戦死傷合わせ第1戦隊が13名、第11戦隊が16名、第24戦隊が18名で第11戦隊が第1戦隊と第24戦隊を合わせた程の大部隊である事を考えると優勢期に於ける第11戦隊の損害は非常に少ないのである。
戦死した20機以上エース3名にしても8月下旬以降の劣勢期に於ける戦死なので上述した損耗には含まれていない。
部隊規模が大きいだけでなく損害が少なく戦果が多いのが第11戦隊の特徴と言えよう。
最後に第24戦隊であるがこの部隊に所属した20機以上のエースとしては斎藤正午曹長(25機)と斎藤千代治曹長(21機)の2人がいた。
両トップの名字が斎藤であると言う事が第24戦隊の特徴である。
(なんのこっちゃ...)

それはさておきノモンハン航空戦を彩る話題として「日本陸軍の戦闘機搭乗員が疲労困憊しカルピスしか飲めなくなりそれが損害の多発を招いた。」と言う説がある。
いや、別にカルピスが悪い訳ではない。
カルピスしか喉を通らなくなる程、疲労困憊した原因に問題があるのだ。
カルピスについて触れているのは軍事史学128号21頁や航空情報別冊「日本陸軍戦闘機隊」85頁などであるが戦史叢書53巻に当時の状況が詳述されており高々度飛行を疲労の主原因(「酸素不足による航空病が主要な原因」と記述)としている。
同書には「飛行第24戦隊では粥食をとりカルピスを愛飲」とか「栄養を補給するため空中勤務者がハルピンやチチハルに行くたびにハムやチーズを買い込み皆で分けあった」とか「予算の許す範囲内でスイカを購入して前線に送り」とか涙ぐましい話が色々と書いてあり興味が尽きない。
ところで何故、高々度飛行で酸素不足になっちゃうんだろうか?
ひょっとして日本の飛行機には酸素マスクが付いてなかったのか?
そんな事はない。
ちゃんと付いてた。
ただし「ノモンハン事変前、第2飛行集団(満州の航空部隊)は高々度訓練をあまり実施しなかった。」とありその理由として「予算の制約もあったようである。(高々度飛行には危険加俸が支給される定めになっていた)」と記述されている。
「えっ!それはあんまり...」と思うだろう?
危険加俸を払うのがもったいないからって折角、装備された酸素マスクを使用した高々度飛行訓練を実施しないなんて。
かくして「平素から酸素吸入器をつけて訓練していなかった為に酸素吸入器をつけると行動が著しく不自由になるように感じまた同器の故障も多かった。」という事態になった。
そりゃそうだ。
全然、使用しなければ故障があっても判りっこないし使い勝手も悪かろう。
一方、ソ連軍のSB2爆撃機は7000m以上の高度で日本軍を爆撃した。
当然、日本軍戦闘機も7000m以上まで上昇して空戦せねばならなくなる。
慌てた関東軍は7月1日に20組、19日には354組の酸素マスクを中央に要求した。
(かなりの酸素マスクがいかれてたんだね。)
最初から高々度飛行訓練を充分にしていれば「搭乗員が疲労困憊してカルピスしか飲めなくなる状況」は防ぎ得たであろうしもっと損害を少なくできたろう。
まことに残念だと思う。

さて、長々と続けてきたノモンハン航空戦の話であるが本稿をもって終了とする。

えっ?
戦果誤認の結論がでてないって?
20機以上エースの戦果合計だけで354機(最初に日本陸軍で20機以上撃墜したエースは23名、スコア合計が計630機、そのうち416機がノモンハン事変と書いたが僕が計算間違いをしている訳ではない。柴田力夫准尉や長谷川智在大尉の様にノモンハン航空戦では20機未満であったものの太平洋戦争でスコアを伸ばし20機以上となったエースの数字も含まれるからである。)に達しソ連側が発表している207機の損害を大きく上回る。
恐らく前述したスコアのうちかなりの部分で誤認があるのだろう。
これはソ連軍エースの場合についても言える。
だからと言って僕達はそう簡単に「嘘つきは誰だ!」と詮索する訳にはいかない。
「航空戦では誤認が付き物」ってのは日ソ双方どころか世界各国で共通だしね。
まあ航空戦に限らないが金科玉条の如く数字を信じたりせず常に「多分、誤認もあるのだろう。」と言う感覚で数字を見てゆく事を知って頂ければ僕としては大変、嬉しい。

[235] Re: 更新のお知らせ 投稿者:OJI3 投稿日:2005/11/16(Wed) 03:08
GS社の皆様、アップデートどうもありがとうございます。
こんなに早く対応していただけるとは、感謝感激です。
がんばってホストを立てるようにいたします。

P.S.
投稿233の回線落ちの現象はソフト(?)の不正終了による
ものだそうで、特に異常現象というわけではなさそうです。
お騒がせして申し訳ありませんでした。

[234] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/15(Tue) 18:57
本日『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.5をリリースいたしました。
詳しくは「ダウンロードサービス」のページをご覧下さい。

また、一時休止しておりました特設掲示板を再開いたしました。
特設掲示板は『空母戦記2』専用ですので対戦相手募集や通信時のエラー報告などにお使い下さい。

[233] 回線落ちどうもすいません。 投稿者:OJI3 投稿日:2005/11/14(Mon) 22:42
さきほど凡龍さまに何度か接続していただきましたが、毎度回線落ちで途中終了してしまい、申し訳ありませんでした。
落ち方がなんとなく激ソロや八八と違うパターンがある気がするのですが、
まだ対処法がつかめていません。
(回線クローズの表示が出ず、チャットとフェイズ終了のみ実行不可。
スキップを押すと確認のメッセージがでますが、何も起きず、操作可能な状態のままです。)

まことに申し訳ありませんが、今後ともよろしくお願いいたします。

[232] 設定検討中 投稿者: 投稿日:2005/11/14(Mon) 19:05
まつかぜさんのおっしゃるとおりMI2で
裏トーナメントを致します。

現在 足柄さんといろいろ相談中です

対戦数が増えないだろうから
最高戦果と日本海海戦賞の二つにしようかなぁ
と思っています

http://www.geocities.jp/gs_kaisen_club/


[231] これから訓練に入ります 投稿者:まつかぜ 投稿日:2005/11/13(Sun) 11:34
待望の「対戦機能」実戦配備!

ぱそこんの不調等で「空母2」をインストールできずにいたのですが、先日幸いにもインストール成功。
で、こちらを見ると対戦用パッチが。
何か超越的な存在がささやいているようです。
「空母2で戦え。空と海で決断の重さを思い知れ。」と。
早速空き時間を総動員して、ソロプレイから苦戦を続けておりますw。苦戦と言うよりは惨劇かも。(苦笑
なんとか「悪戦」程度にできるように練度を上げなければ。。。

戯れ言はこのくらいにして。

未確認ながら? 嵐様のサイトで「空母2」の裏トーナメントが行われるそうです。来週か再来週、約一週間の開催の模様。
後ほど嵐様から告知があるかと思います。

対戦を楽しみたい、という気持ちだけが参加資格のトーナメントです。詳しくはリンクで御覧下さい。

[230] どうもありがとうございます。 投稿者:OJI3 投稿日:2005/11/12(Sat) 15:30
土曜日にもかかわらず、迅速なご回答をいただき、
どうもありがとうございます。
先の投稿は半ば要望のような形式になってしまっており、
もうしわけありませんでした。
(掲載がまずいようでしたら227,228とこの記事を消していただければと思います)
とりあえず現状でも無事に対戦できるようですし、
プログラマ氏もご退院から間もないとのことですので、
気長にバージョンアップを待つことにします。

[229] Re:[228] すいません 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/12(Sat) 14:34
> さて、対戦時に起きたことなのですが、航空機用爆弾をOFFにしていても(ゲーム中の表示も爆弾個数部分は横線)、
> 爆弾数がカウントされているような現象が起きました。

確認いたしました。
可及的速やかに善処致します。
ご指摘ありがとうございます。

> ただ、ルーターや常駐ソフト等の問題で「ホストが立てられない」方が以前「激ソロの当初」より増えてきているように思います。

ホスト/ゲストによってサイドが限定されるのは通信対戦機能を早期に搭載する為、やむなくとった措置であり弊社としても苦慮していた部分です。
よって上記障害のバージョンアップに際しゲスト、ホストどちらでも両サイドでプレイできるように再検討いたします。
申し訳在りませんが今しばらく御待ち下さい。

なお要望に関しましてはメールにて御送付下さい。

[228] すいません 投稿者:OJI3 投稿日:2005/11/12(Sat) 14:06
私の投稿227についてですが、対戦時のプレイサイドについては、アドバイスに
「対戦の場合はホスト側がサイド1、ゲスト側がサイド2となります。」
と書いてありました。
ただ、ルーターや常駐ソフト等の問題で「ホストが立てられない」方が以前「激ソロの当初」より増えてきているように思います。
何とかなれば嬉しいのですが、今後のバージョンアップの予定などありますでしょうか。

さて、対戦時に起きたことなのですが、航空機用爆弾をOFFにしていても(ゲーム中の表示も爆弾個数部分は横線)、
爆弾数がカウントされているような現象が起きました。
具体的には、ウェーク沖、当方日本側での対戦でした。
まず航空機移動で97艦攻を1隻にまとめてからレキシントンを雷撃(36機)。
これは普通に行えたのですが、レキシントンが大破にとどまったため
再度97艦攻で雷撃しようとしたところ、爆弾は装備できるのですが魚雷は装備できない状況になりました。
ただ、まだ一度だけのことなので確信がもてません。(対戦じたい、まだ2回しかしていないもので)
他の皆様のところでは、いかがでしょうか。

[227] 祝!対戦プレイ実装! 投稿者:OJI3 投稿日:2005/11/11(Fri) 23:48
プログラム担当氏がご退院とのことで、何よりです。
対戦の実装、どうもありがとうございます。
今のところ、ホスト側が日本軍(サイド1)で固定のようです。
できれば、選べるようにしてくだされば、と思います。

さて、対戦の感想ですが、実際でもそうだったように、
敵空母を先に殴ったほうが相当に優勢になりそうです。
索敵と相手の裏を書いた航路がポイントになりそうですね。

#過度の艦隊分割は自粛するとして…(^^;;

皆様と対戦できることを、楽しみにしています。

[226] お祝い 投稿者:ホルテン 投稿日:2005/11/11(Fri) 15:46
> プログラム担当は9月20日に退院いたしました。

退院おめでとうございます。そして、Ver1.4へのアップデートお疲れ様でした。楽しみにしていた通信対戦、まずはローカルで楽しみます。いつかトーナメント開催の際には、ぜひ参加させてくださいませ。

[225] Re:[224] 空母戦記 公式 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/11(Fri) 09:57
> 待ちにまってた対戦機能の追加ですが、今後の公式トーナメントの予定はありますでしょうか?

残念だけど公式トーナメントを開催する余力が全くないので...

> 223を読む限り、このような要望を書くのは非常に心苦しいのですが、御社のゲームでの対人対戦は非常に楽しく、トーナメントの開催期間中は、すべての予定をキャンセルし”ひきこもり”になるぐらい楽しませて頂いております。

どうも有り難う。
大変、嬉しい。

> お時間の確保できた時でかまいませんので、今後の予定の一つとして考えておいて頂ければ幸いです。

あぁ...出来たらいいなあ、トーナメントを開催する余力が。
その時は僕としても是非、開催したいと思ってる。

[224] 空母戦記 公式 投稿者:忍者 投稿日:2005/11/10(Thu) 23:50
御無沙汰してます。
ご多忙の中、空母戦記の対戦機能追加ありがとうございました。
待ちにまってた対戦機能の追加ですが、今後の公式トーナメントの予定はありますでしょうか?
223を読む限り、このような要望を書くのは非常に心苦しいのですが、御社のゲームでの対人対戦は非常に楽しく、トーナメントの開催期間中は、すべての予定をキャンセルし”ひきこもり”になるぐらい楽しませて頂いております。
お時間の確保できた時でかまいませんので、今後の予定の一つとして考えておいて頂ければ幸いです。

[223] 柱島より打電 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/10(Thu) 18:57
現在、嵐氏の所で裏トーナメントが開催されているようだね。
僕も都合がつけばゲストとして参戦したいのでその節は是非、宜しく。
なお裏トーナメトについては本掲示板でも事前通知とURLの記載をして頂けるとありがたい。
なにぶんこっちはなかなかトーナメントを開催する余力が無いので...

[222] 日本軍巡洋艦の爆雷 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/09(Wed) 16:03
まずはちょっと訂正。
「阿賀野型については僅か18発でもデータ化」は「阿賀野型については僅か16発でもデータ化」の間違い。
でないと前の文章がおかしくなっちゃうからね。

>模型でよく見る爆雷投下台は飾りだったのか・・

日本海軍で使用した爆雷を投射/投下する装置には投射機、投下軌条、投下台の3種類がある。
これらのうちもっともちゃんとした兵器は投射機であって投下軌条とペアになり有効な働きをする。
すなわち投下台は投射機や投下軌条を装備していない艦船が暫定的に装備する場合が多い。
よって投下台を装備していると言う事は...
投下台は最初っから飾りみたいな物なのである。

>「艦長たちの太平洋戦争」によれば、陸奥が爆沈した際、敵潜水艦進入の誤報を受けた最上が爆雷を落とした、というエピソードがあるので、重巡も嫌がらせ程度の爆雷は持っていたのかもしれません。

そうか...
最上も爆雷を装備してたって話があるのか。
最上の航空巡改装完了が1943年4月、陸奥の爆沈が同年6月だから搭載したてホヤホヤだったんだな。
それにしても最上が持ってたんなら鈴谷や熊野も搭載していてよさそうな物だしだとすれば利根型や大淀だって積んでいそうな物だ。
多分、事情があって積めなかった艦以外は片っ端から積んだんだろう。
爆雷投下台なら大した手間をかけずに爆雷を搭載できるからね。
どうやら「どの資料でも爆雷を装備したなんて一言も触れられていない艦」であってもちょっと位は爆雷を装備していた可能性があるのかも知れないな。
役に立つかどうかは別として。

ちなみに爆雷投下台は米軍にも存在する。
PTボート(魚雷艇)は通常、魚雷4本を装備するが2本を降ろしてその代わりにMK6爆雷4発を投下台で装備する事もできた。
また港湾防御用の45フィートピケットボート(排水量18t:戦後、海自にも供与された。)もMK6爆雷4発を投下台で装備していた。
いずれも「枯れ木も山の賑わい的装備」である。

[221] Re:[219] 祝・第四次改装完了 投稿者:ジェネラル・サポート社員一同 投稿日:2005/11/09(Wed) 15:14
> プログラマー氏の体調も回復なさっているのでしょう。
> これをきっかけに、GSにもハッピーさが戻ることを心よりお祈りします。

御心配頂き誠に有り難う御座います。
プログラム担当は9月20日に退院いたしました。
その後、なんとか業務を再開したのですが進捗状況が不安定な事もありスケジュールの調整が立たずバージョンアップの事前告知と退院の御報告ができませんでした。
改めてお詫び申し上げます。

[220] Re:[218] [217] [215] [214] [207] 爆雷の話 投稿者:扶桑 投稿日:2005/11/09(Wed) 07:40
「艦長たちの太平洋戦争」によれば、陸奥が爆沈した際、敵潜水艦進入の誤報を受けた最上が爆雷を落とした、というエピソードがあるので、重巡も嫌がらせ程度の爆雷は持っていたのかもしれません。

[219] 祝・第四次改装完了 投稿者:ワルキューレ 投稿日:2005/11/08(Tue) 23:33
プログラマー氏の体調も回復なさっているのでしょう。
これをきっかけに、GSにもハッピーさが戻ることを心よりお祈りします。多忙でできないんですが、また対戦相手を募集したいですね。
 「新型」の投入を祈ります。

[218] Re:[217] [215] [214] [207] 爆雷の話 投稿者:突撃兵 投稿日:2005/11/08(Tue) 19:54
なるほど、16〜18発ではたとえ積んでいても効果は期待できないですねw
模型でよく見る爆雷投下台は飾りだったのか・・
丁寧なご回答ありがとうございました。

[217] Re:[215] [214] [207] 爆雷の話 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/08(Tue) 17:22
> 爆雷と聞いて空母戦記2において気になる点があります。
> ゲーム上では帝国海軍の軽巡洋艦は綾瀬型を除いて爆雷が搭載されていません。
> 実際は搭載されていたのになぜですか?
> 小回りが利かないとか、周辺装備の問題で実際は爆雷戦を行うことができなかったということですか?

日本軍巡洋艦の爆雷装備か...
なにしろ日本海軍は大和型戦艦にすら爆雷を装備(丸エキストラ版20号83頁など)したからねえ...
まあ大和型やらの爆雷をデータ化しなかったのはまさに「小回りが利かないとか、周辺装備の問題で実際は爆雷戦を行うことができなかった」と言う理由によるのだが軽巡レベルの艦でデータ化しなかったのは「本当に搭載されていたのか?されていたとしたらどれだけ?」と言う疑問が払拭できないからなんだ。

世界の艦船「日本巡洋艦史」によると1935年時、日本海軍は「戦時には天龍型と夕張型には爆雷26発、その他の軽巡には16発、古鷹型、青葉型には14発の爆雷を装備する計画」をもっていたと記述されている。
でもこれは計画だけの事だった。

丸「軍艦メカ・日本の重巡」によると144頁で1944年時の高雄型爆雷装備について記述されてるし151頁の図面では1944年の那智に爆雷投下台がついている。
爆雷の搭載数は書いてない。
また154頁では終戦時、青葉は爆雷24〜30発を搭載していたとしている。
1万t近い青葉がまともな対潜戦を行えたとは思えないが...

「軍艦メカニズム図鑑・日本の巡洋艦」には「5500t軽巡も開戦頃から爆雷の搭載を開始し大戦中には多くの艦が投射機や投下軌条を装備したがこれを説明する資料が乏しくその詳細は不明に近い。」とある。

世界の艦船272号によると爆雷18発を搭載した5500t型軽巡として1944年前半の長良、多摩、北上、1945年時の北上が記載されているが開戦時の阿武隈、神通、北上、那珂、名取、1944年時の阿武隈、防空巡としての五十鈴では爆雷装備の記載がない。ないと言う事は未搭載と考えるしかない。
なお同書で練巡香取型は改装後、爆雷300発とある。

丸664号で防空巡五十鈴の爆雷を90発と記述している。
本当だろうか?
だとすれば凄い話だ。

「CONWAY’S」によれば爆雷を装備した巡洋艦として挙げているのは1944年時の高雄(数はSome)と阿賀野型(16発)くらいである。
同書を信じるなら他の艦は全て未搭載と理解すべきなのか?

上記の様に日本軍巡洋艦の爆雷については「軍艦メカニズム図鑑・日本の巡洋艦」の如く「?」の連続なのだ。
よって当初から「有力な対潜艦」を目指して建造された綾瀬型は爆雷装備としたが他の日本軍巡洋艦については「とりあえず無し」としたのである。
「積んだか積まなかった解らない5500t型はともかく竣工時から爆雷を装備した阿賀野型については僅か18発でもデータ化した方がよかったかな?」とも思うが太平洋戦記2で阿賀野型は「爆雷なし」としてデータ化したので空母戦記2でも踏襲するに至った。
太平洋戦記で阿賀野型を爆雷未装備としたのは兵器1〜4までが主砲、魚雷発射管、高角砲、機銃で一杯となり爆雷を増やせなかった為である。
と、言う訳で空母戦記2で日本の巡洋艦が爆雷を搭載していない理由は「本当に積んでたかどうかすこぶる?で数も?」であり太平洋戦記2に於けるデータ構造の難点に由来する理由でもある。

[216] 更新のお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/08(Tue) 15:24
本日、年末発売予定の新製品『鋼鉄の騎士II 廉価版』の紹介ページをアップいたしました。
詳しくは「製品ラインナップ」のページをご覧下さい。
また、通信販売の申込フォームに『空母戦記2』と『鋼鉄の騎士II 廉価版』を追加いたしました。

なおアップ当初に発売日が誤って12月6日となっていましたが、正しくは12月9日です。

[215] Re:[214] [207] 爆雷の話 投稿者:突撃兵 投稿日:2005/11/07(Mon) 16:57
爆雷と聞いて空母戦記2において気になる点があります。
ゲーム上では帝国海軍の軽巡洋艦は綾瀬型を除いて爆雷が搭載されていません。
実際は搭載されていたのになぜですか?
小回りが利かないとか、周辺装備の問題で実際は爆雷戦を行うことができなかったということですか?

[214] Re:[207] 爆雷の話 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/07(Mon) 07:26
> 爆雷って結構重たいものなんですね
> あるいはほかの砲弾もかなり重いものだったのか

秋月型の10センチ高角砲が弾頭重量13キロ、海防艦の主砲だった12センチ高角砲が弾頭重量20.4キロ、駆逐艦の主砲だった12.7センチ砲が弾頭重量23.5キロ、軽巡の主砲だった14センチ砲が38キロ、重巡の主砲だった20.3センチ砲が125.9キロでこれらの砲は1門につき100〜200発くらい搭載する。

> 補助艦艇は条約の制限外でしたっけ?

ワシントン条約では個艦能力(補助艦としての上限)で制限あり、隻数は無制限だった。
ロンドン条約ではともに制限があり補助艦も艦種によって細分化された。

[213] おお 投稿者: 投稿日:2005/11/06(Sun) 13:56
裏のことばかりで空母戦記までは頭が。
裏でも 空母戦記ができるように
なんとかがんばります

[212] 祝、艤装完工!(Re:[211] ) 投稿者:凡龍 投稿日:2005/11/05(Sat) 22:30
ようやく対戦機能が使えるようになりましたね。
阿部様以下スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
今後は対戦プレイに挑まれるユーザーの皆様の為のサーバー管理が忙しくなる事かと思いますが、健康を損ねがちな季節も近い事ですのでどうかお体にお気をつけて、これからももっともっと素晴らしいゲームを開発してください。
拙い文章で失礼しました。本当に有難うございました。

[211] アップデートのお知らせ 投稿者:GSスタッフ(営業担当) 投稿日:2005/11/05(Sat) 19:42
本日『空母戦記2』アップデートプログラムVer1.4をリリースいたしました。
詳しくは「ダウンロードサービス」のページをご覧下さい。

※発言210(投稿者:阿部隆史)は補足説明を追加し、発言214として再アップいたしました。
[209] 1.4パッチ! 投稿者:突撃兵 投稿日:2005/11/05(Sat) 19:31
ようやく対戦機能実装ですねw 待ち遠しかったであります。

[208] 午前零時より裏開催です 投稿者: 投稿日:2005/11/05(Sat) 15:28
以前の発表よりも早く 
この零時より(という表現でいいのかな)
裏を開催します

ただ 今夜九時ごろから十時にかけて
使用艦艇の最終更新を行う予定です
この点だけ御了承ください

たくさんの参加をおまちしております

[207] 爆雷の話 投稿者: 投稿日:2005/11/05(Sat) 14:26
爆雷って結構重たいものなんですね
あるいはほかの砲弾もかなり重いものだったのか

論点はずれますが
排水量の話で砲弾や燃料の搭載状況により
定義を複数おいたというのも
わかるような気がします

補助艦艇は条約の制限外でしたっけ?

[206] Re:[204] そうですね 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/04(Fri) 15:00
> 日本海軍は、少数に多数の仕事をさせようとして
> 破綻したのでしょうか

日米間では組織のどこにシワヨセを与えるかで大きな差がある。
例えばマリアナ沖海戦時、小沢中将は第1機動艦隊司令長官兼、第3艦隊司令長官兼、第1航空戦隊司令官で大忙しだったんだけど米海軍の場合、第1機動艦隊に相当する第5艦隊司令長官にスプルーアンス、第3艦隊に相当する第58機動部隊にミッチャー、第1航空戦隊に相当する第58.3群にリーブスの各提督をすえて指揮を分業させていた。
しかし水雷戦隊レベルで言えば日本が少将クラスの司令官の下に大佐クラスの司令2〜4名を配し、各司令が駆逐艦3〜4隻を指揮していたのに比べ米海軍では2個駆逐隊(駆逐艦4隻:DESTROYER DIVISION:階級は中佐)で駆逐部隊(DESTROYER SQUADRON:階級は大佐)を編成し先任の駆逐隊指揮官が駆逐部隊指揮官を兼任する方式をとっており日本の水雷戦隊司令官に比べ米軍の駆逐部隊指揮官は忙しい立場となっていた。
例を挙げるとルンガ沖夜戦には日本の駆逐艦8隻が参加したが艦長以外の指揮官として少将1名、大佐3名が参加している。
一方、第3次ソロモン海戦時(12日)に米軍は8隻の駆逐艦を参加させたが艦長達以外で駆逐艦に座乗していた指揮官は大佐1名、中佐1名だけであった。
どうやら日本の場合、海軍に限らず偉くなるほど兼任職が増え名刺の裏が活字だらけになるものらしい。

[205] 対潜兵器の弾薬重量 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/11/04(Fri) 07:54
第2次世界大戦で日本海軍が使用した主力爆雷は95式、2式、3式の3種類である。
しかしこれらにはサブタイプが多数あり資料によって記載されているスペックも異なる。
とりあえず世界の艦船「日本海軍護衛艦艇史」でのスペックを以下に記す。
名称    重量   炸薬
95式   160  100
95式改1 210  150
95式改2 170  110
95式1型 160  100
2式    162  100
2式改1  212  150
2式改2  172  110
3式1型  180  100
また戦史叢書「海上護衛戦」では全くサブタイプが記載されておらず95式(重量160キロ、炸薬100キロ)と2式(重量160キロ、炸薬100キロ)、3式(重量180キロ、炸薬150キロ)の3種しか書かれていない。
ところで一部に95式爆雷の炸薬を鋭敏な88式炸薬(カーリット)から安定性の良い1式炸薬に換装したのが2式爆雷だとする文献(丸エキストラ版39号など)が散見されるがこれは誤りである。
95式爆雷、2式爆雷とも88式炸薬充填タイプと1式炸薬充填タイプが存在する。
すなわち95式爆雷の1式炸薬充填タイプは95式改2爆雷、2式爆雷の1式炸薬充填タイプが2式改2爆雷なのである。
つまり各爆雷のサブタイプは充填している炸薬の種別を示しているに過ぎない。
ちなみに両タイプの改1は97式炸薬であった。
97式炸薬がどんな特徴をもっていたのか判らないが同じサイズで炸薬重量が1.5倍近くになっている事から相当、比重の重い炸薬なのであろう。
比重が重いから当然の事ながら沈降速度が少々速い。
なお95式及び2式爆雷が1式炸薬に変更された理由は開戦初頭、敵戦闘機の銃撃などで爆雷が誘爆し轟沈する例が頻発(駆逐艦如月、疾風、東雲、掃海艇10号など)したからに他ならない。
95式爆雷と2式爆雷の差は信管の改良であり95式爆雷では調定深度が30mと60mの2段階(戦史叢書「海上護衛戦」による。ただし同書によると応急改造で90mも可能だったらしい。なお世界の艦船「日本海軍護衛艦艇史」では95式系6タイプのうち基本3タイプを30,60,80m、残りの1型3タイプを30,60,90mと記述している。)だったのが2式爆雷では30,60,90,120,150mの5段階となった。
外形的には双方ともドラム缶型であり寸法は変わらない。
大きな変化を遂げたのは流線型となり全長が長くなった3式爆雷である。
沈降速度もこれまでの95式、2式爆雷が改1で2.6〜2.7m/s、改2で1.9〜2.0m/sだったのに対し一気に5.0m/sになった。
3式爆雷の炸薬については戦史叢書「海上護衛戦」では97式炸薬150キロ、世界の艦船「海軍護衛艦艇史」では88式炸薬100キロとしている。
本当だろうか?
今更、危険をはらむ88式炸薬を使用したとは到底、思えないし流線型化で沈降速度が速くなったんだから比重の重い97式炸薬をあえて使用するとも思えない。
なんとなく1式炸薬が使用されていたんではなかろうかと愚考するが前記2書ではそう書かれてはいない。
世界の艦船217号によると3式爆雷にも基本形の1型に加え改1と改2があり1型の炸薬が88式100キロ、改1が97式150キロ、改2が1式110キロとなっている。
これだと95式爆雷や2式爆雷と同比率であり「3式爆雷の炸薬量は95式や2式と同量であり単に前後を長くし流線型化した物」と考えられる。
ただし世界の艦船217号では2式爆雷の炸薬を改1で88式100キロ、改2で1式100キロと記述しているので今度は2式爆雷の方がチンプンカンプンになってしまう。
さて3式爆雷の長所は沈降速度の増大だけではない。
調定深度も40,80,120,160,200mの5段階に改良されている。
日本海軍海防艦はこれらの爆雷を各艦120発搭載し所狭しと太平洋中に撒き散らした。
まあひとくちに120発と言ってもちょっとピンとこないかも知れないが。

それではこれを空母の搭載機用弾薬と比較してみよう。
ちなみに隼鷹(24140t:搭載機51機)の場合、魚雷27発、80番54発、25番198発、6番348発、千歳(11190t:搭載機30機)の場合は魚雷18発、80番36発、25番72発、6番180発だ。
80番爆弾の重量は必ずしも800キロじゃないし弾種によっても重量が異なるんだけどとりあえず80番800キロ、50番500キロ、25番250キロ、6番60キロ、魚雷838キロ(戦史叢書「ハワイ作戦」の数値)で合計すると隼鷹が136200キロ、千歳が72600キロとなる。
これを排水量で割ると隼鷹が5.6、千歳が6.4。
一方、丙型海防艦(745t)は爆雷120発を搭載しているが1発の重量を160キロとすれば19200キロ、排水量で割ると25.7にもなる。
船型の小さな海防艦にとって爆雷の兵装重量が如何に大きかったかお判り頂けよう。

戦史叢書「海上護衛戦」によると第2次世界大戦中、日本海軍が製造した爆雷は1941年が36000発、1942年が80000発、1943年が60000発、1944年が161000発、1945年が12000発で合計すると349000発になる。
1発160キロとすれば合計55840tだ。
これを海にばらまくのだからいやはや、なんとも...
ちなみに木俣滋郎著「敵潜水艦攻撃」によると日本海軍が撃沈した連合軍潜水艦は56隻。
すなわち1隻の潜水艦を沈めるのに1000tもの爆雷が使用された訳だ。
まあ、撃沈には至らずとも損傷を与えた場合も多いし損傷を与えずとも追っ払えれば対潜戦はそれなりの成果があったと考えられるので一概に「1隻1000t」と言えないが。
いずれにしても対潜戦には膨大な爆雷が必要であり日本の国力に大きな負担を強いた事は間違いない。

それではJ・C・バトラー型(1430t)やカノン型(1253t)などの米護衛駆逐艦はどの程度の対潜弾薬を搭載していたのだろうか?
世界の艦船320号によると米護衛駆逐艦の対潜弾薬保有数を爆雷100発、ヘッジホッグ弾15回分(360発)と記述している。
歴史群像「松型駆逐艦」だと爆雷100〜112発、ヘッジホッグ弾6回分(144発)だ。
ひょっとしたら最初は爆雷112発とヘッジホッグ弾6回分だったのがヘッジホッグ9回分を増備する為、爆雷を12発減らしたのかも知れない。
ヘッジホッグ弾1回分の弾薬重量は708キロだから15回だと10620キロ。
米軍の爆雷にはK砲で発射するMK6爆雷(重量191キロ)と投下軌条で使用するMK7爆雷(重量344キロ)があり25%がMK7だとすると合計22925キロ。
合わせて33545キロなので排水量で割るとJ・C・バトラー型が23.4、カノン型が26.7で日本の丙型海防艦とかなり近い数値となる。
爆雷投射機やヘッジホッグは甲板上で見るとちっちゃな兵器だからあまり勇ましく見えないが対潜戦を任務とする護衛艦は弾薬重量の観点から見ると各国とも思いの外、重兵装だと言えよう。
反対に艦隊型駆逐艦や巡洋艦では弾薬の重量自体はさして重くないものの発射する兵器の重量がかさむ訳だが。

[204] そうですね 投稿者: 投稿日:2005/10/30(Sun) 23:43
私は、対潜水艦の探査装置というと
その「水測室」というものがもとからあるものと
イメージしていました

なんか…すごいですね

水測室のように情報を一元管理する発想はなかったのかなぁ
副長がダメコンもしていたそうですから
日本海軍は、少数に多数の仕事をさせようとして
破綻したのでしょうか

[203] Re:[201] 米軍の水測兵器 投稿者:凡龍 投稿日:2005/10/30(Sun) 20:58
>阿部様

>>米軍では連続した探信データを記録し彼我位置を表示する水測距離記録器(TRR)が開発され対潜戦で大きな役割を果たした。
>>またエコーの方位を精密に読みとるべく方位偏差指示器(BDI)も開発され大戦後期の建造艦はこの装置に対応したソナーが装備されるに至った。
>>更にヘッジホッグ搭載艦にはアタックプロッターが装備された。
この装置は目標と自艦の位置的相関関係から発射タイミングをはじきだす。
こうした周辺機器の充実化が米軍の対潜能力向上に大いに寄与したのである。
>>一方、日本海軍の場合はどうであったか?
>>なんと周辺機器の充実化どころか日本の海防艦では探信儀と聴音機が別室に装備され艦橋からの指示で個別に運用されていたのである。
>>艦橋は電話の交換台やチャットルームじゃないから探信儀室で得た情報は聴音機室じゃ知らないし聴音機室で得た情報も探信儀室じゃ知らない。
>>いくらなんでもそれじゃあんまりだ。
>>そこで日本海軍は探信儀と聴音機の双方を装備する「水測室」を設置する事にした。
>>でも福井静夫技術少佐(丸エキストラ版39号202頁)によると海防艦に水測室が設置される様になったのは1944年末からだそうな...

センサー単体の探知距離の差よりも、「センサーで入手した情報(正確には情報が含まれているセンサーからの感知信号)をどの様に集め、分析し、有用な情報を探し出して統合して、彼我の現状とそこから予想される状況の推移を多角的な視点から導き出して判断する」
と言う概念を軍組織全体の共通したシステムとして確立し運用する事ができたかどうかがアメリカと日本の決定的な違いだったという事ですね。

「日本には政府管轄の諜報機関が無いのだから、偵察衛星なんて持つだけ無駄」という議論にも通じるものがありそうですorz。

[202] Re:[201] 米軍の水測兵器 投稿者:突撃兵 投稿日:2005/10/28(Fri) 17:55
結局電子機器の差ですか・・
日本軍の電子技術は全般的に劣っていたみたいですね。

[201] 米軍の水測兵器 投稿者:阿部隆史 投稿日:2005/10/28(Fri) 16:23
さてそれでは連合軍の水測兵器について述べよう。
ちなみに日本軍の水測兵器は聴音機と探信儀に大別されていたがこれは米軍の場合、パッシブソナー(聴音機)及びアクティブソナー(探信儀)と呼称される。
ただし殆どの米軍水上艦ではアクティブソナーのみが装備された。
えっ、それじゃあ音が聞こえなくって困るって?
御案じめさるな。
パッシブソナーは探信音を発してその反響音を受信して目標を捉える。
よって探信音を発せずマイクを受信のみに使用しグルグル回せば音を拾う事はできる。
多数のマイクを艦底に貼り付けた日本やドイツで使用された本格的聴音機に比べれば能力が限定されるがとりあえず聴音機としても使えるのだ。
それでは米軍のソナーを概括してみよう。
まず純然たるパッシブソナーだがこれはJシリーズと呼ばれ1930年代にJA、JB、JC、JD、JE、JG、JH、JLなどが開発され一部は実験兵器としてクリムソン型の旧式駆逐艦やファラガット型駆逐艦などに装備された。
特筆すべきなのはJLとJPでこれは共に潜水艦用である。
双方は同時に装備されたがJPは近接警戒用のT字型旋回ソナーであり攻撃時の外周護衛艦突破用に使用された。
後に後継兵器としてJPにはJT、JKにはQBE(後述)が開発されている。
次にアクティブソナーだがこれには水晶発振機のQAシリーズ、ロシェル塩発振機のQBシリーズ、磁力発振機のQCシリーズ、QCシリーズの後継であるQGシリーズ、QBシリーズの後継であるQJシリーズ、大戦末期に潜水艦に搭載された機雷探査用FMソナーのQLシリーズなどがある。
いやはや大したラインナップだ。
とりあえず最初はQAシリーズだがこれは少数がクリムソン型や潜水艦、哨戒艇などに装備されたものの実験兵器の域を出ずお蔵入りとなった。
次のQBシリーズで重要なのは1943年からフリゲート全般及び一部の護衛駆逐艦用に量産されたQBFとJKの後継として潜水艦用に量産されたQBEでQBFは1944年から方位偏差指示器(BDI)を使用できるQJAに取って代わられた。
QCシリーズは最初、駆逐艦用のQC2、潜水艦用のQC4、大型艦用のQC6などが開発された。
それではこれらの後継もしくは量産型となるソナーを並べてみよう。
まず大型艦用だがQC6についで登場したのがQCA、更に進化したのがQGBである。
潜水艦用のQCシリーズはもっと数が多い。
QC4の後継となったのはQCCやQCG、QC7などであり更にこれらの後継としてQCMが開発された。
なおこの系列の後継はQCM以降、見あたらないがこれはQBEの登場によって統合化された為であろうか?
(ちょっと手持ちの文献だとはっきりしない。)
駆逐艦用のQC2から発達したのはQCB、QCE、QCS(1942年に量産)、QCJ(APD用1943年まで量産)、QCQ、QCTなどでサムナー型からはBDI装備のQGAに代わった。
またリバモア型改造の掃海駆逐艦にはQJB(1944年量産)が装備されている。
正直言って余りにも種類が多くどこがどう違うのか理解するのが難しい。
それではこれら護衛艦用の対潜ソナーはどの程度の能力を持っていたのであろうか?
様々な文献で様々な数値が記されているがカタログデータを羅列しても水測兵器の能力は自艦速力、自艦ノイズ、兵器装備位置、目標速力、目標サイズ、気象条件、練度などで大きく変化するので何とも言えない。
よって「概ね連合軍のソナーがどの程度の距離で有効か?」を記述してある文献を参考にするのが良いと思う。
例を挙げると世界の艦船217号によれば米海軍の水測能力は1941年9月の時点で最良状態で900〜1400mとある。
また世界の艦船320号では米英のソナーの探知距離を1浬弱としている。
輸送船入門で記述されている米英ソナーの探知距離は800〜1200mだ。
どうも800〜1600m前後らしい。
日本の場合は自艦速力14ノットで93式探信儀が1000m、3式探信儀で1200mだから性能はうつかつと言えよう。
だが米軍と日本海軍の間では対潜戦の戦果に大きな開きがある。
それはなぜだろう?
ヘッジホッグの存在だけであろうか?
そうではない。
米軍では連続した探信データを記録し彼我位置を表示する水測距離記録器(TRR)が開発され対潜戦で大きな役割を果たした。
米国製護衛駆逐艦(海自に譲渡され護衛艦「あさひ」と改名したが。)の水雷長を勤務された目黒の大先生によれば爆雷による攻撃はこの装置に依存する事が多いそうである。
またエコーの方位を精密に読みとるべく方位偏差指示器(BDI)も開発され大戦後期の建造艦はこの装置に対応したソナーが装備されるに至った。
米軍が開発したフリゲート艦用ソナーにはBDI対応のQJAと未対応のQBFがあるが戦後、日本へ譲渡された18隻中、QJA搭載艦は8隻、QBF搭載艦は10隻である。
更にヘッジホッグ搭載艦にはアタックプロッターが装備された。
この装置は目標と自艦の位置的相関関係から発射タイミングをはじきだす。
こうした周辺機器の充実化が米軍の対潜能力向上に大いに寄与したのである。
(だからこんなにソナーの種類が増えちゃったんだがブツブツ...)
一方、日本海軍の場合はどうであったか?
なんと周辺機器の充実化どころか日本の海防艦では探信儀と聴音機が別室に装備され艦橋からの指示で個別に運用されていたのである。
艦橋は電話の交換台やチャットルームじゃないから探信儀室で得た情報は聴音機室じゃ知らないし聴音機室で得た情報も探信儀室じゃ知らない。
いくらなんでもそれじゃあんまりだ。
そこで日本海軍は探信儀と聴音機の双方を装備する「水測室」を設置する事にした。
でも福井静夫技術少佐(丸エキストラ版39号202頁)によると海防艦に水測室が設置される様になったのは1944年末からだそうな...

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